日記・予定表


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2017 3月


3月4日 大幅変更

早いもので、もう3月に入って4日経ちました。卒業式の時期は授業を入れづらいので少しお休みをいただいていましたが、所用を少しこなしただけであっという間に3日間の休みが終わってしまいました。


先日、生徒に予定表を配ったのですが、部活動や家庭の事情など様々な用事で来れない日があるという生徒が多かったので、3月後半の予定を大幅に組み替えることにしました。

長期休暇のある月はは授業予定を組んでいるときに分からないような用事が入ることがあるので、予定表を配布した後に大きな変更をすることがあります。1つ2つの変更であれば口頭で伝えますが、口頭で伝えるには多過ぎる場合には予定表を再配布します。

当塾では可能であれば予定を変更するので、塾がある日と部活の大会が被ったら塾を休めばいいと思わずに早めに連絡をして下さい。また、遊びに行くなどの私的な用事はダメですが、冠婚葬祭の場合は可能であれば予定を変更しますので早めに連絡をして下さい。

変更が不可能な場合もありますが、出来る限り全員が通塾できる予定を組みますので、塾に来れない日は分かり次第教えてもらえると助かります。


3月5日 愛媛県の高校入試

愛媛県の公立高校の入試志願者数が確定しました。今年は学校毎の倍率を見ていると少し気になる傾向がありました。

愛媛県の各地域の最上位の進学校が軒並み定員割れをしています。具体的には、新居浜西、今治西、松山東なのですが、それぞれの地域で偏差値が最も高いと言われている公立高校にも関わらず志願者数が定員に届いていません。逆に、地域で2番手3番手の進学校の倍率が若干高めになっています。

これは、愛媛県の公立高校入試は中学校での内申点で受験校がある程度決まってしまうことに原因があるのかもしれません。学力が高い生徒でも、内申点が足りないという判断で志望校を下げている可能性があります。

以下、昨年の日記からの引用です。

中学1、2年生の生徒と保護者の方に知っておいてもらいたいことがあります。

愛媛県では、公立高校の受験において内申点の比率が大きなウェイトを占めているので、入試本番でボーダーと言われる点数を取ったとしても、内申点との合計点数で不合格になる可能性があります。特に難易度の高い公立高校への進学を考えている場合、中学1年生から受験は始まっていると思って、定期考査の勉強もしっかり行うようにしてください。

また、平常点を取りこぼさないように、提出物なども期日を守ってしっかりと出す習慣をつけましょう。そういう当たり前の積み重ねが高校入試の際には評価されます。媚びる必要はありませんが、日々の行動を意識して過ごすことが大切です。


高校入試でも大学入試でも、日々積み上げて来た者が有利になるのは変わりません。

当塾には高校入試を受験する生徒はいませんが、志望校を目指して頑張っている中学生の皆さんを応援しています。試験まで残された時間はあと少し、頑張ってください。


3月6日 面白い間違い

先日、生徒を指導していたときのことです。

この問題の答がどうしても合わないので見てもらっても良いですか、と言うので答案を見てみると分母が0になるところを「存在しない」とせずに「0」として処理をしていました。

数学では「0/1=0」,「1/0=存在しない」となります。生徒は勘違いしやすく良くある間違いです。

そこで、きちんと理解させるために、どのように考えたのかを聞いてみました。

「1/0ってどうなるの?」

「存在しない、ですよね」

(あれ?それが理解できているのに何故間違っているんだろう・・・。)
「でも解答に存在しないって書いてないよね」

「いや、存在しないんで0ですよね」


はっとさせられましたが、この生徒は「存在しないということは0である」と考えていたんですね。確かに「りんごが存在しない」というのは「りんごが0個」だと言ってもおかしくはありません。

ただ、数学では「0というのは0という数が存在している」ということで「存在しないというのは数そのものが存在しない」という意味になります。

日常の言葉と数学の言葉は似ているけれど違う意味で用いられることがあります。今回の勘違いの仕方は今までに経験が無かったのでとても面白く、こちらの勉強になりました。


3月7日 合格発表

国公立大学の合格発表の報告が少しずつ届き始めています。その中には、合格している人もいれば、不合格だった人もいます。

指導する身として生徒が合格することはもちろん嬉しいのですが、全員の受験が全て終わるまでは受験が終わったという気持ちにはなれません。

受験から解放される生徒が出る一方で、最後まで戦い切らないといけない生徒は肉体的にも精神的にもこれからが一番辛い時期になってきます。だからこそ、最後まで頑張る生徒は報われる可能性があります。

何度も書いていますが、正しいと信じる行動を最後までやりきることが受験でも人生でも大切です。そのような行動を貫ける人は、その瞬間に良い結果が出なかったとしても、長い目で見ればきっと良い結果に繋がるはずです。


3月9日 合う人、合わない人

最近、入塾のお問い合わせをいただくことが増えています。

途中入塾のお問い合わせをいただいて面談をしてると「成績が悪いのですが入塾できますか」と質問をされることが多いです。

当塾は集団授業を行なっていますが、ある程度レベル差があっても授業が成立するように工夫をしていますので、数学が苦手という方でも大抵は問題ありません。

ただし、基本的な計算もままならないというような場合は入塾をしない方が良いと思います。そういう状況になっている生徒は集団で授業を受けるよりも完全に個別で指導をしてもらえる塾に通った方が効率よく学力が付く可能性が高いからです。今まで数名しかいませんが、こちらがそのように感じた場合は、体験授業を受けていただいた後に伝えるようにしています。

学力でお断りすることはほとんどありませんが、人間性でお断りすることはあります。当塾では、現時点での学力よりも人間性を重視しています。面談で生徒自身から「全くやる気はありません」と聞いた場合はその場で入塾をお断りしています(今までに何名かいます)。そのような生徒が入塾しても成績は上がりませんし、周りの迷惑になるだけです。

また、過度に周りの気分を害するような言動を繰り返す方の入塾もお断りしています。態度面の指導も行いますが、指示に従えない場合は辞めてもらいます。

当塾では、関わっている生徒をなんとかしたいという気持ちで指導します。しかし、生徒本人に頑張る気持ちが無い場合や、人間関係が築けない(築く気が無い)場合は、なんとかしたいという気持ちが起きないので一緒に勉強していくことができません(内気だったらダメということではありません)。

そういうことも含めて当塾に合っているという生徒を募集しています。


3月12日 お疲れ様でした

本日、国公立大学の後期日程がありました。これで国公立大学を目指して受験をしてきた生徒は、全ての日程を終えることになります。

当塾でも後期日程を受験している生徒がいますが、後は結果発表を待つだけですから少しの間ゆっくりと休んでもらいたいと思います。結果が出るまで落ち着かないかもしれませんが、合否はどうであれ、最後まで一生懸命頑張った生徒は心の中に堆積していくものがあったのではないでしょうか。

次は今の高校2年生の番です。これからの一年間は人生の中でも大変な日々になりますが、だからこそ成長が出来ると思って頑張りましょう。

こちらも大変な思いをしますが、高校生から大人に変わっていく時期を一緒に過ごせることを楽しみにしています。


3月15日 春期講習のご案内

TOPページにも載せていますが、新高校1年生は下記の要領で春季講習を行ないます。

新高校1年生は3月27,29,31日に「春季講習」兼「体験授業」を行います。
第1回目の授業は3月27日(月)13:30〜15:30です。この3回は無料になります。
体験授業を受ける前には面談が必要になりますので、お早めにご連絡ください。

4月の日程はまだ未定ですが、入塾する生徒は学校が始まるまでに後3〜4回は授業を行ないます。

新1年生の春季講習の内容は以下を予定しています。

『新高校1年生春季講習内容』
数学Tの第1章「数と式」の「始めから1次不等式まで」
(数研出版の教科書で43ページまでの授業を行ないます。)
※ 学校の課題範囲がそれ以上の場合は更に進めます。

備考として
各高校から出ている数学の課題の内容は例年「教科書のP1〜30の問題を解いて提出する」というようなものになっていますが教科書には答が付いていません。ですから、答が合っているかどうか分からないまま勉強をすることになります。入学式の3日後には課題内容を範囲としたテストが行われる学校もありますが、答合わせが出来ないままテストを受けるのでつまづく生徒も少なくありません。そのようなことが無いように、教科書の問題を解いて答が合っているのか確認をしていきます。また、教科書の問題だけでは練習量が足りないので追加の演習を行います。

数学Tの始めの内容はそれほど難易度は高くないのですが、例年5〜6月頃に入塾してくる生徒は、答が合うからといって問題の解き方だけを覚えたり、自己流の間違った解き方をしていて基礎が身に付いていないことが多いです。

始めだからこそ、適切な指導を受けて高校生として良いスタートを切ってもらいたいと思います。


3月17日 メールの返信

メールでのお問い合わせをいただくことがあるのですが、携帯電話からメールを送ってこられる場合、こちらからの返信が届かないことがあります。

携帯電話の設定をパソコンからのメールを受信拒否にしているのだと思いますが、メールで問い合わせをされる方は、アドレスを登録するなどして受信出来るようにしておいてください。

そのような事情で、先日あった問い合わせの返信が出来ないのでここに返信を書いておきます。

<お問い合わせの内容>
中学生(中学校の数学)の指導はしていただけないのでしょうか?

<解答>
大変申し訳ないのですが、当塾では基本的に中学校の範囲の授業は行なっておりません。高校数学を勉強して行く中で中学数学の復習が必要であると判断した場合には、個別指導で復習させることもありますが、定期的な授業はしていません。(高校生の授業で時間が埋まるので、中学生の授業の時間が取れないのです。)

現状を見ていないので一般的なアドバイスしか出来ませんが、中学数学は学習内容の量はそれほど多くないので現時点で苦手であっても焦らずに基礎基本の反復練習をすることが大切だと思います。直ぐに点数が伸びなくても色々と手を出すのではなく、毎日復習をすることが大切です。現在、塾に通われているようなので、復習のためにどのような教材を使えばよいか尋ねてみてはいかがでしょうか。

現時点ではお力になれずに申し訳ないです。これから受験までに成長されることをお祈りしています。


3月18日 「予防」と「修復」

先日の休みの時に健康診断と車の点検に行ってきました。

年度変わりというのは意識をするもので、これからの1年間を無事に過ごせるように身の回りのことを今のうちに色々と済ませています。

体も車も異常が無いのが一番良いのですが、もし異常があった場合は放っておくと大きな病気や事故に繋がります。面倒くさくても、定期点検とメンテナンスを行なうことで「予防」をすることが大切だと考えています。

そういった点では、塾の存在も「予防」としての意味合いが大きいと思います。例年、年度初めから入塾する生徒もいますが、年度の途中から入塾してくる生徒の方が多いです。こういう言い方をするとアレですが、色々なところに不備が出て大きな異常に気づいてから入塾を考える人が多いようです。

勉強が分からなくなってから分かる状態にするのは、病気や故障を「修復」するのと同じです。一般的に「修復」には「予防」よりも多くの手間がかかります。そうならないように「予防」として始めから通塾をしていただくことをお勧めしています。


3月20日 「暗記」と「思考」

高校数学をどのように勉強をするかを議論するときに「問題の解法を暗記するんだ」という意見と「解き方を覚えるのではなく考えて解くんだ」という意見があります。

生徒を指導している身からするとどちらの言い分も分かります。個人的には「暗記」と「思考」の片方だけではなくバランスよく両方を取り入れることが良いと思っています。

この「暗記」と「思考」をバランスよく両立させるのは簡単ではありません。それは「公式は暗記」「解法は思考」といった単純なものではないからです。例えば、数学Uの三角関数の分野では「三角関数の公式は意味を考えて作る」ことが大切ですし「三角関数の最大値・最小値の問題は分類化して解き方を覚える」ことが有用です。

ただ、暗記をするときに気をつけなくてはいけないのは、解答の書き方だけを暗記をしても意味が無いということです。歴史の年号の暗記とは違って、数学の解法の暗記というのは「理解を伴った暗記」でなくてはなりません。

最近入塾してきた生徒の中には「理解があまり伴わない暗記」に頼った数学の勉強の仕方が癖になっている人もいるようです。時間はかかりますが、根本的な数学の勉強の仕方から伝えないといけないなと感じています。


3月21日 浪人生

今日は、昨年度まで塾に通っていた浪人生が大学合格の挨拶に来てくれました。

当塾では浪人生は受け入れておらず、今年度は他塾に通っていたのですが無事に大学に合格したようで良かったです。

現役時に納得がいかなくて浪人を選択する生徒はいますが、浪人はとても苦しいものです。今日来てくれた生徒も日々の勉強のモチベーションを1年間保つのが辛かったと言っていました。

地力がある生徒だったので、浪人をして順調に成績が伸びていっているという報告を定期的に受けていたのですが、成績が伸びたとしてもモチベーションを保つのは難しいものなのです。浪人をすれば必ず成績は伸びるという保証はなく、浪人をしても中々成績が伸びない生徒もいます。

今年も浪人を選択する生徒はいるでしょうが、覚悟を持ってこれからの1年間を頑張ってもらいたいと思います。


3月24日 今年度が終わりました

本日全ての生徒から入試結果の報告があり、塾にとって今年度の受験が終わりました。

今年度は前期で挑戦をする生徒が多かったので、後期まで受験する生徒が半数いました。そこで合格した生徒もいれば、残念ながら後期試験もダメだった生徒もいました。

国公立大学の入試に絶対は無く、センター試験の点数も取れていて、実力も十分ある生徒であっても不合格になることがあります。指導をしている身としては、合格に導いてあげられなかったのは悔しい思いがありますが、本人はそれ以上に悔しい思いをしていることだと思います。

結果よりも過程が大切だと思っているので、最後まで頑張った生徒は自分の目標とする大学に合格できずに他の大学に入学したとしても、浪人することになったとしても、この経験が後の人生に活かされると信じています。

生きている限り目の前にはやるべきことが現れて、乗り越えようとする気持ちがあれば成長をしていけると思います。どのような進路を選んだとしても、常に前向きに生きていけることを祈っています。


3月25日 4月の予定表

4月の予定表をTOPページにアップしました。

4月当初は、学校が始まるまでに全ての講座で4回ずつ授業を行います。最大で3日連続で授業がある講座があるので、日程の確認をしておいてもらいたいと思います。

春休みは補習がある学校も少なく、生徒もゆっくり出来る時期だと思いますが、頑張れる生徒と頑張らない生徒で差が付きやすいときでもあります。

新学期に良いスタートが切れるように、ただ休むだけの春休みにせず、頑張る春休みにしましょう。


3月26日 自立をするために

2月から3月にかけて新規入塾の生徒が多く、春休みということもあり個別で生徒を指導をすることが多くなっています。当塾のウリの一つとして空き時間であれば個別指導を無料で受けられるというものがあります。

途中入塾をしてくる生徒の中には勉強のやり方が分かっていなかったり、根本的なところが理解出来ていないという人もいて、一人で数学の勉強をすることが難しくなっています。そのような状況の生徒には出来る限り個別指導を行っていきます。そして、最終的には一人でも勉強が出来るようになってもらいたいと思っています。

困った時には遠慮せずに頼ってもらいたいのですが、塾に依存せず、自立して勉強が出来るようになる指導を心がけていきたいと考えています。


3月27日 新高校1年生

今日から新高校1年生の授業が始まりました。

数学Tの始めは内容的にはそれほど難しくないのですが、高校数学への取り組み方や考え方を養うという点では最も重要な授業かもしれません。

今日の授業では、問題の解き方だけではなく、答合わせの仕方や間違っていたときの取り組み方、授業の聞き方など、今後のベースとなる部分に気をつけて指導をしていきました。

当塾では本物の学力を伸ばすためには、数学の内容を教えること以上に取り組み方や姿勢が重要なことだと考えて指導していきます。

塾に通い始めても急には変わりませんが、これから少しずつ成長していってもらいたいと思います。


3月29日 文字のバランス

今日は複数のクラスで「文字のバランス(速度と丁寧)」についての話をしました。

受験では書く速度が早いというのはそれだけで得をします。普段の勉強でも試験でも、早く書けるということは他の人よりも使える時間が増えることになります。

こう言うと、速さばかりを気にして汚い字で早く書く人がいますが、それはダメです。大切なのはバランスで「すごく早いけど汚くて読めない」も「すごくキレイだけど人の3倍時間がかかる」もどちらも良くありません。

受験での具体例で言うと、センター試験の数学UBでは内容に加えて問題を解くスピードが遅いと高得点が取れない傾向にあります(書く速度も重要になります)。また、記述の試験では字が汚いと、それだけで採点する気が失せます(どれだけ点数に影響するかは分かりませんが不利になることは確かです)。

「字が汚い」「書くのが遅い」と指摘されたときは意識をして少しずつでも直すようにしましょう。受験のためだけではなく、社会人になったときのことを考えて自分の最も良いバランスを身に付けることが大切です。


3月31日 映像授業が合わない人

高校1年生の体験授業は今日まででしたが、途中入塾の生徒も募集しています。例年4月に入ってから他塾の体験(特に映像授業)が合わなかったと問い合わせをされる方がいます。

大手予備校が配信する映像授業はここ数年で種類も増えていますし、質も上がってきています。また、youtubeなど無料で見られるものでも、探せば興味深い内容を取り扱っているものもあります。そういったものが自分に合っていると思えば、それで学習していくのは選択肢の一つだとは思います。

ただ、高校の数学では論理的な思考を問われるため、中途半端な理解や公式を覚えるだけでは太刀打ちできず、完全な理解を目指して勉強をしなくてはなりません。映像では本当に理解しているのかどうか確認することが出来ないため、習熟は難しいと個人的には思っています。

体験に行って映像授業が合わない、直接指導をしてほしい、と思った人は直感的にそういうことを感じているのかもしれません。当塾は数学を直接指導してほしいという人には応えられる塾だと自負しています。



松山数学塾
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