日記・予定表


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2018 7月


7月2日 復旧作業中

パソコンを買い替えたのですが、思った以上に使えなくなっているソフトやデータの不具合が多く、復旧に時間がかかっています。

授業に影響が出るほどではないのですが、これから先の準備をするために日記の更新は不定期になると思います。

授業や個別指導は変わらず行っていますので塾の運営自体には問題はありません。入塾や体験授業のお問い合わせなど、何かありましたらご連絡ください。


7月4日 フォント

パソコンの復旧作業を引き続き行っているのですが、その中で最も困っているのが「フォント」の問題です。

このHPの日記の文字は「メイリオ」というものを用いています。どうやら、windows7では存在した文字のフォントがwindows10には存在しない、または、同じような名前でも現れる文字が違う場合があるようです。このフォントも標準的な設定には含まれていませんでした。

今までそれほどフォントにこだわっていたわけではないのですが、生徒に配布するプリントや月謝袋に使用する文字が今までのものと異なると、ものすごく違和感を覚えます。文字の形や見易さで、様々な印象が変わるのでフォントは非常に重要なものだと感じます。



話を勉強に置き換えると、生徒の答案を採点していると生徒は一人ずつ独自のフォントを使っています。

見やすいフォントもあれば、見にくいフォントもあります。また、フォント以外にも、左端が揃っていなかったり、改行がおかしなものもあります。

記述の解答を作成するというのは、問題を解くということだけではなく、相手に伝わるように書くということも含んでいます。

勉強をするときはできるだけ読みやすい、きれいなフォントを使うように心がけてもらいたいと思います。


7月5日 入塾について

公立高校ではほとんどの学校で定期考査が終わりました。例年この時期はお問い合わせが増えるのですが、今年もお問い合わせをいただいています。

例年、それほど多くはありませんが高校3年生の7月以降も入塾のお問い合わせをいただくことがあります。その多くは数学が苦手で何とかしてほしいということなのですが、高校3年生の7月以降に指導を開始した場合、受験までに成果を出すには個別指導で多くの時間をかけなければならず、他の生徒の指導に影響が出てしまいます。

以前から通っている生徒と、新たに引き受けた生徒の両方に対して満足な指導ができない状況になるのを避けるため、今月以降は特別な事情が無い限り高校3年生の入塾はお断りします。

当塾は一人で指導をしているので対応できる生徒の人数に限界があります。引き受けたからには責任をもって指導したいと考えていますので、このようにさせていただきます。

この時期から引き受けるとすれば、ある程度基礎的なことが仕上がっている状態で、記述の指導をしてもらいたいというような場合に限ります。


それに対して高校1、2年生は受験までに時間がありますから、現時点では数学が苦手であっても長期的な計画で指導ができるため途中入塾が可能です。

特に高校1年生は、今の時期に数学TAをきちんと仕上げておかないと、その後の勉強が非常に厳しいものになります。

高校1年生はまだ空席がありますが、高校2年生は空席が少なくなってきていますので、塾の検討をなさっている方はお早めにご連絡ください。


7月6日 「役不足」と「力不足」

「役不足」という言葉は誤用されることが多いのですが、意味は「実力よりも役目が軽いこと」を表します。つまり「実力>役目」です。これに対して「実力<役目」であるのが「力不足」です。

人によって考え方は違うかもしれませんが、私は「役不足」よりも「力不足」の方が嫌だと感じます。実力が伴っていないのに肩書きが立派になってしまうと、自分で処理できなくなることが多くなってしまうので、その状態のまま仕事を続けることを恥ずかしいと感じるからです。


最近、東京医科大学に文部科学省の口利きで裏口入学をした学生がいるという報道がされています。医者になれば高収入や社会的な地位を得られると考えてそうしたのだと思いますが、私とは根本的に物事の捉え方が違うと感じました。

例えば、勉強が全然できないのに「東京大学卒」の肩書きを買ったとしましょう。書類に書いたり、表面的な会話で東大卒というのはいいかもしれませんが、社会に出て実務的な東大卒の能力が期待される場面では、肩書きとの差に苦しむことになると思います。

たとえ高収入を得ることが出来たとしても、毎日、自分も他人もごまかしながら生きていくのは、幸せであるとは考えられません。


受験生は大学入試のために勉強をして、思い通りの結果が出ることもあれば上手くいかないこともあります。しかし、その過程で身につけた実力は表面的な肩書きよりも価値があるのではないでしょうか。

生徒には目の前の点数だけでなく本物の実力が付くような勉強を心がけてもらいたいと思っていますし、そのような指導をしていきたいと思っています。


7月8日 警報について

西日本各地で大雨の被害が出ています。愛媛県においても多数の被害が出ているようで、大変心配な事態となっています。

愛媛県の中予にも大雨警報などが出ていたため、複数の方から授業はあるのか問い合わせをいただきました。

以前にも書いてあるのですが、当塾の考え方として警報が出ている場合でも基本的には授業を行います。周辺の様子を見て、塾に安全に来られる交通手段がある場合は塾に来てください。

ただし、何が何でも塾に来ないといけないということではないので、雨や風が強いときに自転車しか交通手段が無いという場合は危険なので休んで下さい。

また、車で送迎ができる場合でも、川が氾濫しているとか、風が尋常ではないくらい強いとか、危険を感じる場合は休んで下さい。

最も大切なのは命ですから、勉強を何よりも優先しないといけないわけではありませんが、警報が出ているからと一律に判断せず、出来る限り学習の機会を失わないようにしてもらいと思っています。


7月9日 幸せの総量

私が学生時代に先生から言われて印象に残っている言葉に「人生の幸せの総量は決まっている」というものがあります。

この言葉が本当に正しいかどうかは別として、私は聞いたときにそう信じて生きようと思いました。

人は楽な方に流れたり、その瞬間だけ楽しければ良いと考えてしまうことがあります。特に、若ければ自分を律することが難しいですし、自分にとって有益なものであっても優先できないことがあります。

しかし、それは全て将来の幸せの前借りをしているのだと考えるのです。今、楽しいことをやればやるほど、将来の楽しいことが減ってしまうわけです。逆に、今我慢をして頑張れば、将来の幸せを得ることができるのです。

もちろん、全てがその通りになるわけでは無いでしょうが、人生とはそういうものだと信じれば、目の前の辛いことでも頑張れることがあります。

受験勉強は辛く苦しい瞬間が多くあります。それに打ち勝つためには、どのように生きるかという信念を持つことが大切なのかもしれません。


7月11日 意思が大切

昨日、塾が休みだったので久しぶりに子どもの寝かしつけをしていました。すると、最近は寝るときに何かを歌って欲しいようで「うた、うた」とお願いをしてきたので、どうせなら知っている歌がいいだろうと考えて、よく見ているテレビの歌を歌うことにしました。

今まで歌ったことはありませんでしたが、子どもが繰り返し見ているので私もそれに付き合って100回以上は聞いているため覚えているだろうと思ったら、歌詞を7割位しか覚えていませんでした。

そのときに感じたのですが、覚えようという意思が無く、何となく見たり聞いたりしていることは、どれだけ繰り返しても正確に覚えることはできません。

それとは逆に、覚えようと思って覚えた歌はしばらく歌っていなくても、曲が流れれば自然と歌詞が出てくるように思います。

歌の記憶も勉強の記憶もメカニズムは同じはずなので、暗記が苦手と感じている人は、好きな歌を覚えるときに自分がどのようにして覚えたかを思い出してみるといいかもしれません。

ちなみに私の場合ですが、
1.全体を聞いて流れを把握する。
2.全体を通して、お手本と一緒に歌ってみる。
3.歌詞を見ないで、お手本と一緒に歌ってみる。
4.歌詞を見ないで、一人で歌ってみる。
5.歌詞を覚えていないところを確認して、その箇所を繰り返し歌って覚える。
6.歌詞を見ないで、一人で通して歌ってみる。
以下、5,6の繰り返しで、時間をおいて覚えているか確認する。というような手順になります。

適当に聞いていてもなんとなく覚えることは出来るかもしれませんが、完璧に覚えようと思ったらこれだけの手順を踏まなければなりません。

勉強でも歌でも完璧に覚えるためには、まずは覚えようという意思がなければ、いつのまにか勝手に覚えていることは無いように思います。


7月12日 出来なくていい問題

当塾では基本的に定期考査の対策(テストの予想プリントなどの作成)は行いませんが、テスト前に生徒からの質問は受け付けています。

生徒が質問に来るときは一通り勉強をした後なので、それなりに難しいことを聞いてくるのですが、その中には出来なくてもいいだろうという問題も含まれています。

生徒にとってはテスト範囲になっているところは全て勉強をしておきたいという気持ちがあるでしょうし、重要な問題と不要な問題の判断は難しいと思います。

こういう問題を出題範囲にしてしまうと、そればかりに時間を取られてしまう生徒もいるので本質的ではない問題の出題は避けてほしいというのが正直なところです。


また、テスト前に学校の授業の板書を見ても分からないと言って質問に来る生徒も多いのですが、ノートを見てみると普通は使わないテクニックを使ったり、解き方だけを箇条書きにして覚えるようにしていたりして、意味が分かりづらい解答になってることがあります。

数学が出来るようになるために、ややこしい問題ばかり解いたり、高度なテクニックを用いたり、問題の解き方を全て覚えたりする必要はありません。

試験範囲だからと普段やっている勉強とやり方を変えずに、本質的な理解を心がけて、汎用的に用いることが出来る考えを身に付けることを重視してもらいたいと思います。


7月14日 子どもの通うところ

最近、子どもの通う幼稚園や保育所について調べているのですが、選択肢がすごく多く、何を基準にするのかが難しいと感じます。

愛媛県松山市に居住している場合、愛媛大学付属小学校に通う場合を除いて、小学校は基本的に校区内の学校に通うことになります。
※ 基本的にとしたのは、選択制があるため校区外の学校でも通えるからです。

中学校は受験をして愛媛大学付属中学校または中高一貫校に通うか、校区内の学校に通うかとなります。つまり、中学校の選択肢としては学力にもよるでしょうが、まず、受験をするのかしないのかということがあります。

高等学校は国立、県立、私立、中高一貫校の選択肢があります。高校の選び方は、基本的には学力が基準となります。もちろん、部活動などそれ以外に考えることもあるでしょうが、入試の点数で合否が決められるため、学力をつけなければ希望していても入学することが出来ません。

大学となると選択肢が全国に増えるので、愛媛県松山市に居住しているからというのは理由ではなくなります。大学選択の基準は人それぞれで、近年は推薦入試やAO入試などの増加で学力以外の評価で入学が出来る大学も増えています。ただし、難関大学や医学部には学力が無ければ入学できません(裏口入学できる位のコネがあれば別かもしれませんが)。


話を元に戻すと、幼稚園や保育所を選択するときに家庭の事情(親の仕事の関係など)よりも、子どものことを優先的に考えた場合、何を基準に考えればいいのでしょうか。

幼稚園(保育所)にはそれぞれ特色があり、それが将来どのように影響してくるのかが明確ではありません。また、学力のような指標があるわけではなく、定員内であれば入園できるため、自分が希望するところを選択できるというのが、逆に難しくさせています。

希望をすれば入れて、そこで学んだことが将来どのように影響するのかが明確ではないという点で見れば、学習塾と幼稚園(保育所)は似ているかもしれません。

そのように考えれば、パンフレットや宣伝文句で選ぶのではなく、園内の様子を確認して信頼できる環境であると感じるところを探すしかないのかなと思っています。


7月15日 募集のご連絡

夏休み前だからなのか、お問い合わせの件数が増えているので、生徒の募集についてご連絡しておきます。


当塾は入塾に際して入塾試験など能力を問うことはありませんが、大学を目指して受験のために努力をする意志がある人を募集しています。

「親に言われたから来たくないけれど仕方なく来ました」というようなやる気がない人に関しては、お互いに不幸になるのでお断りをしています。

当塾に向いている生徒は、現時点では数学が苦手だけれど頑張りたい気持ちがあり、何とか手助けをしてほしいという人だと思います。


基本的には集団で指導をしますが、集団で指導をしていても生徒の能力に応じて与える課題が変わることがあります。また、数学が特に苦手な生徒や、逆に数学が得意な生徒には、個別で指導をすることがあります。

出来る限り一人一人の状況に応じた指導をしてあげたいと考えています。そうすると、一人で指導をしているため受け入れの人数はそれほど多く出来ません。

以前の日記にも書きましたが、高校3年生は今から受け入れても責任が持てないので現在は募集を停止しています。

高校2年生は残りの枠があと僅か(2席)となっています。11月末で「数学V」と「数学UBまで」に講座を分ける予定なので、それ以降は受け入れが出来ますが埋まった時点で募集停止となります。

高校1年生は、まだ空きがあるので受け入れが可能です。


不明な点や質問などがあれば、気軽にご連絡ください。


7月17日 更新が不定期になります

例年、7月後半から8月は忙しくなります。予定表を見ていただくと分かるのですが7月はすでに個別指導の予定が多く入っています。ただ、まだ空きがあるのでこれから更に入れていくつもりです。

生徒と関わる時間を出来るだけ多く持ちたいと考えているのですが、1年間のうち、こちらの都合と生徒の都合がかみ合う時期はそれほど多くありません。7月後半から8月にかけては直接関わる機会が多く取れるので、生徒の指導を出来る限り優先して行いたいと考えています。

直接指導をしていると授業準備の時間がどうしても減ってしまうので、時間を確保するために日記の更新頻度がこれから不定期になると思います。

どれだけのことが出来るか分かりませんが、目の前の生徒のためにやれることをしていきたいと思います。


7月22日 指導者の目標

昨日今日の2日間とも、10時間連続で授業があったので疲れました。

ただ、誰かに命令されてやっているわけではなく自分で望んでやっていることなので、疲労を感じたとしても嫌ではありません。

勉強も仕事も同じで、誰かに強要されて嫌々やっていると心も体も病んでいってしまいます。


長年指導をしていると、様々な考え方の生徒に出会います。将来のことを考えて勉強をするというのは分かりやすいのですが、それだけを理由に頑張り続けるのは実は難しいことではないのかと思うようになりました。

勉強をするときの動機として直接的な利益も大切かもしれませんが、それよりも学問に触れる楽しさを感じることが出来るようになることの方が大きな意欲となるように思います。

生徒がそのように感じられるような指導をすることを目標に、今年の夏も頑張ります。


7月26日 8月の予定表

TOPページに8月の予定表をアップしました。

毎年のことなのですが8月の予定は6月末に暫定版を出して、それから大幅に変更して正式なものを配布します。

というのも、部活動の予定や家庭の事情、また途中入塾の生徒がいる場合は予定を変えざるを得ないからです。

指導する私のスケジュールは今年度もかなりハードになっていますが、体調管理に気を付けて頑張りたいと思います。


生徒は塾で授業を受けるのは1日あたり多くても2〜3時間です。

それ以外の時間をハードに過ごすのか、ソフトに過ごすのかは各自の判断に任せられます。

誰かに指示をされたわけではない自分で考えて過ごす時間こそが人生を大きく左右します。

有意義な8月になるように行動してもらいたいと思います。



松山数学塾
住所 愛媛県松山市小坂3丁目4−32 ホワイト岡田ビル1F
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