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2019 7月


7月2日 現在の進度状況と今後の予定

現在の進度状況とこれからの夏季講習の授業予定を書いておきます。

令和元年7月2日現在の進度状況

1年生   数学T・・・「2次関数」まで修了
2年生   数学U・・・「対数関数」まで修了
      数学B・・・「ベクトルの内積」まで修了
3年生B  「標準問題」・・・135問まで解説済
3年生V  数学V・・・「積分法の斜体回転の体積」のみ残して修了


今後の予定は以下のようになっています。

1年生  7月 数学A・・・「場合の数」「確率」
     8月 数学A・・・「確率」「図形の性質」,数学T・・・「三角比」

2年生  7月 数学B・・・「平面ベクトル」「空間ベクトル」
     8月 数学B・・・「空間ベクトル」「数列」

3年生B  7月 「標準問題」・・・150問まで解説,「総合演習」「マーク演習」
     8月 「総合演習」「マーク演習」

3年生V 7月 数学V修了,「積分法」の復習,「総合演習」
     8月 「総合演習」「マーク演習」

高校3年生の「マーク演習」は、現時点ではそれほど多くは行いません。時間の使い方の確認をする程度になります。

センター試験は穴埋め式の問題で解法の誘導をされるため解き易いと思われがちですが、近年は出題の仕方を工夫していて、誘導に乗ることが難しい問題も見受けられます。

文系では数学の点数が取れることが有利に働く場合が多いので、数学はセンター試験までしか必要が無いという生徒も、穴埋め式の練習だけをするのではなく、誘導なしで問題を解く練習をして地力をつけることが大切だと思います。

理系の生徒は2次試験で数学を用いるのであれば、とにかく数学Vの微積分を身につけることが大切です。センター試験が近づくと数学Vの演習が出来なくなるので、今のうちに出来る限り演習をしてセンター試験後に復元が出来る状態にしておかなくてはなりません。数学Vの演習はTAUBの範囲を含むことが多いので、全分野の復習を兼ねて演習をしていきます。


授業は上記の予定で進めますが、学校の課題で分からないところの質問なども空き時間に受け付けます。また、苦手な単元などがあれば個別指導で出来る限り対応します。

有意義な夏になるように、一生懸命頑張りましょう。


7月4日 7月の授業予定の改訂

7月の授業予定が大幅に変更となったので改訂版を出しました。

該当の講座の生徒には新しく改訂版の予定表を配布します。

当塾では状況に応じて講座を設けていて、学校毎に分けたりはしていないので授業予定は学校行事などの影響を受けることがあります。

また、夏季休暇中は家庭の事情などもあるので、決まった曜日の授業とならないことがあります。

出来る限り全員が負担なく来られる予定を組みたいと考えているので、配布後に授業予定の変更をする場合があります。


講座のことで、例年夏休み前にご相談を受けることがあるので、少し書いておこうと思います。

当塾では、学校と塾の授業がずれていて既存の講座のいずれにも適していない場合は講座を増やして対応することがあります。具体的に言えば
・ 愛光学園の高校1年生E組の生徒
・ 中高一貫校の生徒
・ 通信制や高卒認定試験で大学入試を目指す生徒
などです。

可能な範囲で対応しますので、ご相談下さい。


7月6日 混迷

日記を更新できなかった、ここ数日の間に大学入試関連で色々と動きがありました。

大きなニュースとして、TOEICが2020年からの大学入試英語民間試験への不参加を表明したというものがありました。

理由は、実施、運営、結果提供の過程が複雑になることが判明して、責任を持って対応が出来ないというものでした。

普通は参加企業を募る前に、どのような過程で実施するのかを委託する側が説明するものだと思います。この理由が事実であれば、制度が見切り発車だったということが分かります。


また、もう一つ気になることとして英検の予約の話題がありました。

大学入試に対応した来年の英検を確実に受けるためには予約が必要になるそうです。予約をした場合は座席が確保されますが、予約をしなかった場合は受験が出来ない可能性があります。詳細は以下のようになっています。

2020年4〜7月実施分は、2019年9月に予約、2020年2月に申し込み
2020年8〜11月実施分は、2020年1月に予約、2020年6月に申し込み
予約は3000円で返金不可
申し込みの時に残金を支払い、先着順で受験日時、受験会場を選択する

現在の高校2年生で英検を受けようと思っている人は良いかもしれませんが、現在の高校3年生は浪人した場合、受験自体が不可能になるかもしれません。

どうしても英検を受けたいのであれば浪人を前提として予約しておかないといけなくなります。この方式が続くのであれば今年だけの話ではなく、これから先の受験生は予約のために余計な負担が増えることになります。

また、先着順で受験日時が決まるということですが、当然、学力がついているだろう11月を希望する生徒が多いでしょう。11月に受験をした生徒と、申し込みが遅かったために8月にしか受験が出来なかった生徒が存在してしまうことは不公平ではないのでしょうか。

受験の申し込みをするというようなことですら問題があるのですから、大学入試の英語民間試験利用は中止をしない限り混乱することは目に見えています。

せめて初年度に関しては、英語民間試験を利用しないことを表明する大学が増えて、生徒の金銭的負担、精神的負担が少しでも軽くなることを望んでいます。


7月7日 混迷2

昨日の日記と関連して、大学入試に関してもう一つ大きなニュースがありました。

2020年度入試からセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが実施される予定ですが、その目玉となっているのが国語と数学の記述問題の導入です。

以前も書きましたが、50万人が受験する試験において記述問題を導入するのは愚策です。

その懸念が更に大きくなる話として、採点者にアルバイトの大学生も想定していることが文部科学省への取材で分かりました。

全ての大学生が能力的にダメということではありませんが、どのような人を採用するのであっても、多少の研修を受けさせる程度で任せるのであれば、やめてもらいたいと思います。

私は高校で働いていたときに入試の採点を行ったことがありますが、採点する内容が中学校の範囲であっても簡単ではありませんでした。

若い先生は証明問題の採点は任せてもらえず経験のある先生が担当していましたし、それ以外の作図や文章題の立式などでも模範解答と違っているから直ぐに間違いとはせず、その間違いの意味を読み取って採点をしていました。

また、部分点の与え方も規定を読み込んだ上で、採点者によって齟齬が無いように常にすり合わせを行っていました。

このような作業を全ての問題において3回、別の先生が採点をして、誰が担当したのかを記名します。

2回目、3回目で採点ミスが見つかる場合もありますし、その後、無作為抽出を行い確認したときに採点ミスが発覚する場合もあります。ちなみに無作為抽出で発覚した場合は、全ての答案の採点のやり直しとなります。

高校入試では多くても400枚程度ですからやり直しが可能ですが、大学入試共通テストでは50万枚ですからおそらくやり直しは出来ないでしょう。

普段から指導や採点を行っている高等学校の教員が、細心の注意を払い責任感を持って中学校の内容の採点を行った場合でも完璧には出来ない業務を、より内容の難しくなる大学入試において大学生に担当させるというのは、様々な観点から不安があります。

それと、そもそも論なのですが、1月後半から2月前半にかけて大学生は自分たちの試験期間なのですが1週間も拘束されるようなアルバイトが出来るのでしょうか。

こうして詳細を詰めるほど矛盾が現れるのですから、制度変更ありきではなく、一度白紙に戻して再検討するべきだと思います。


7月9日 議論

私は色々な話題について議論をすることが好きなのですが、議論をしても大丈夫だと信頼できる相手としか出来ません。というのは、自分と意見が違う人は敵だと認識する人が多いように感じるからです。

よほど反社会的な思想である場合を除いて、個人の思想・信条は自由であるべきだと思います。

ですから、お互いの意見が異なっていても、人格や人間性とは別問題であるはずなのですが、議論をして人間関係が悪くなる例を多く見てきました。


何故このようなことを書いているかというと、先日、友人から電話がかかってきて、参議院選挙についての意見を求められたからです。

私の考えと友人の考えは異なるものでしたが、だからと言ってその友人と不仲になることはありません。おそらく、向こうもそのように感じているので連絡をしてきたのだと思います。


私は高校時代の登下校のときに、議論好きでどんなに意見が違っても仲が悪くならない友人がいました。

振り返ってみると、自分の意見をまとめたり、他人の話を聞いて論点を考えるという素地はそこで培われたように思います。

これからの時代は自分の意見を伝えられるようになることが今まで以上に大切になってきます。

そうした力を伸ばすには知識を得るだけではなく、議論ができる友人に出会うことも必要なのかもしれません。


7月10日 合否を分ける問題

大学入試の問題を見ていると、ほとんどの生徒が解けないであろう問題に出会うことがあります。

天才的な生徒は入試本番でそのような問題も解けるのかもしれませんが、仮に天才的な生徒しか解けないのであれば、その問題は入試の合否には影響しません。

大学入試で合格するために、全ての問題が解けなければならないわけではありません。

入試の合否を左右するのは、数学では「全員が解ける問題をミスしない」ことと「解ける人と解けない人がいる問題を解く」ことです。

「全員が解ける問題をミスしない」ためには、基礎的な演習を反復して行い、仮にミスをした場合でも気がついて修正出来るようになることが必要です。

「解ける人と解けない人がいる問題を解く」ためには、大学入試に頻出の知識を身につけた上で、初めて見た問題にも対応できるように、覚えるのではなく、考えて解答を作成出来るようになることが必要です。


当塾の高校3年生は、ようやく基礎的な内容の演習が終わりそうです。

これからの演習は、近年の大学入試に頻出の内容や、知識だけでは解けない問題を取り扱う予定です。本物の数学の力を身につけられる夏にしたいと思っています。


7月11日 錯綜

大学入試センターが、大学入試共通試験について新たな発表を行いました。

数学については、以下のように書かれています。

「数学Tの内容に関わる問題において、マーク式問題と混在させる形で数式等を記述する小問を3題出題する。試行調査では、数式を記述する問題、または問題解決のための方略を端的な短い文で記述する問題を出題していたが、試行調査の結果を踏まえ、問題解決のための方略を端的な短い文で記述する問題は出題しないこととした。

これは、言葉を用いて説明させる問題は出題せずに、数式のみ、または答えのみを書かせることを意味しています。

答が合っているかどうかだけを問うのであれば、マーク式問題のみで良いのではないかと思うのですが、おそらく記述式の問題を出題することが国語と数学でセットになっているため、数学だけやめることは出来ないのだと思います。

現在の高校2年生と高校1年生の定期考査を見ていると、試行調査で出題されていたからだと思いますが、言葉で説明をさせるような問題を出題する高校が増えています。

そのような勉強が無駄になったとは思いませんが、入試本番で出題されないのであれば、何のために定期考査で出題したのかということになってしまいます。

現在の高校2年生は新制度の大学入試まで1年半を切っています。この時期でも、未だ確定していないことや変更も多く、情報が錯綜しています。

こうした状況だからこそ、目先の点数を取るような勉強をせずに、本物の力をつける勉強をすることが大切だと思います。


7月13日 納涼祭

昨日の休みは近所の大学の納涼祭に行ってきました。

大学には幼稚園が併設されているので、大学生の他に園児や保護者がたくさん来ていました。

当たり前かもしれませんが3歳位の子供でも個性がハッキリしていて、大人しい子もいればやんちゃな子もいます。

同じことを経験しても子供によってリアクションが違っていて、見ていると面白かったです。

小学校や中学校、高校と進学していくと、良いか悪いかは別として、同じカリキュラムで学び、同じようなリアクションを求められてしまいます。

カリキュラムの中で得意なことを見つけるのも大事ですが、学校の授業では学ばないことに興味、関心を持つことも人生を豊かにするために大切なことだと思います。

小さいころから様々なことを経験して、自分の好きなことや、自信が持てることを見つけられると良いですね。


7月14日 頑張りたいけど、頑張れない人

当塾は、大学進学に向けて勉強を頑張りたいと考えている人であれば、現状を問わず入塾を受け付けています。

現在、通塾している生徒には難関大学や医学部を志望している人もいれば、国公立大学の2次試験で数学を使えるようにしたい人、センター試験の数学を何とかしたい人、学校の授業についていけないので何とかして欲しいという人もいます。

私が塾を始めた最大の理由は、頑張りたいと考えていても、どのように頑張ればいいのか分からない人の手助けをしたいというものでした。

学校で働いているときもそのように考えて、出来る限り生徒に関わっていましたが、教科指導以外の仕事が多く納得のいく対応が出来ませんでした。

今は時間の許す限り指導が出来るようになったので、その点では満足しています。

数学(特に高校の内容)は、一度分からなくなってしまうと、自分一人で解決することが非常に困難です。頑張りたいけど、頑張れないという人はご相談下さい。


7月16日 8月の予定(仮)改訂版

8月の予定(仮)の改訂版をトップページにアップしました。

6月末に配布した予定表は生徒の予定が不明の状況で作っていましたが、今回は生徒の予定を聞いて作成しているので特に問題が無ければこれで授業を行おうと思います。

予定表は教室の後方に貼りだして、生徒には不都合が無いか確認をしてもらおうと思います。保護者の方はホームページでご確認ください。

現時点では変更が可能なので、ご要望があればお早めにご連絡ください。また、ご不明な点や、質問があれば、お問い合わせ下さい。


7月18日 宿題じゃない勉強

先日実家に帰ったときのこと、高校1年生の甥が勉強をしていたので、覗いてみると2次関数の問題を解いていました。

「宿題してるの?」と聞くと「宿題じゃないけど復習してる」という返答でした。

身内ですが、こういう姿勢は素晴らしいなと思いました。

人間は忘れてしまう生き物なので、時間が経つと出来ていたことも出来なくなってしまいます。

覚えておきたいことを忘れないためには何度も復習をして定着させるしかありません。

与えられた宿題をやることも大事ですが、自分で考えて自分に必要な課題をクリアすることが本当の勉強ではないでしょうか。

毎日少しずつでもそうした勉強が出来るかどうかで、最終的に大きな差がつくのだと思います。

夏休みは長いようで、あっという間です。一日一日を大切に過ごしましょう。


7月19日 幸せだったのに

私は塾を経営して数学を教えていますが、勉強をすることだけが大切だとは思っていません。

何か特別な才能や人よりも優れたものを持っていれば、それを伸ばして社会に貢献をすれば良いと考えています。

しかし、ほとんどの人は特別な才能を持っていないので、勉強を頑張って進学をして、自分の能力がいかせるのは何処なのかを探すべきです。

特別なものではなくても、自己分析をして努力を継続すれば自分の能力をいかせる仕事が見つかると思います。そうした仕事を見つけることが幸福な人生に繋がるのではないでしょうか。


ニュースで大きく取り上げられていますが、京都アニメーションの放火で亡くなった人たちは、自分の能力をいかせる職場で働くことが出来ていた幸せな人達だったと思います。

そのような人達の命が奪われてしまったことは本当に残念です。


7月20日 更新が減ります

8月は授業が多く準備の時間が必要になるので、これから日記の更新頻度が減ります。

余裕があったり、書かないといけないことがある場合のみ更新することになりそうです。

生徒と関わる時間を出来るだけ多く持ちたいと考えているのですが、1年間のうち、こちらの都合と生徒の都合が合う時期はそれほど多くありません。

7月後半と8月後半は個別の時間も多く取れるので、苦手分野を克服したい人は有効に利用してもらいたいと思います。

目の前の生徒のために出来る限りのことをしていきたいと思います。


7月24日 8月の予定表

TOPページに8月の予定表をアップしました。8月の予定表を(仮)で掲載していましたが、確定したものを載せました。

8月は、塾の授業は普段より増えますが、学校が休みになるので自由に使える時間は増えるはずです。

時間を自由に使えるということは、行動の責任を自分で負わなければいけないということでもあります。

人生で大切なことは、自分で考えて自主的に行動が出来るようになることだと思います。今やるべきことを考えて、実行する夏休みにしましょう。



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