日記・予定表
基本情報
塾の情報
2020 3月
3月1日 授業をします
高校3年生の指導は一段落しましたが、色々とありまして更新が滞っていました。
さて、マスコミは世の中が新型コロナウィルスでパニックになっていると煽っていますが、当塾は現時点ではこれまで通り授業を行う予定です。
愛媛県松山市で大人数の感染が確認されるなど状況が変われば停止することも考えますが、今のところはそうではありません。
大切なのは、どのような特徴を持った病気で、どのような対策を行い、どのような行動を取るべきかを科学的に考えることだと思います。
テレビではパニックになっている様子を映して、不安感を増長させるようなことばかり言っていますが、実際には状況を冷静に見られている人も多いのかなと感じます。
昨日と今日は授業がありましたが、生徒や保護者から塾をやるんですかという問い合わせは1件もありませんでした。
授業をするにあたって念のため予防はしますが、厚生労働省の発表によると空気感染は無く、飛沫感染、接触感染のみということなので、通常の風邪やインフルエンザの対策としてこれまで行っていたことと、あまり変わりはありません。
これまでも
・ 机、いすを消毒液で除菌する。
・ 教室に出入りするときは、消毒液で手指を除菌する。
・ 乾燥していれば加湿器を使用し、適度に換気を行う。
このようにしていましたが、追加して
・ 授業中はマスクを着用する。
と、しようと思っています。
当塾は不特定多数が出入りするわけではなく、生徒全員の様子が常時確認できます。また、生徒同士が近づくこともなく黙って勉強をしているだけです。
現時点では、焦って特別なことを行うというわけではなく、これまでと変わらず、きちんとした姿勢で運営していくという方針です。
ただし、これはあくまでも当塾の考え方です。各家庭の判断で、どうしても気になって塾に来られないという場合は連絡をしていただければと思います。
3月4日 授業数を増やします
本日から愛媛県内の高等学校は休校となります。
学校が休みになるのは仕方のないことだと思いますが、勉強をしなくて良いわけではありません。
むしろ、学校が休みだからこそしっかりと勉強をする必要があります。
学校の休暇中は、生徒間の学力差は縮まらず開く傾向にあります。
勉強が苦手な生徒が自分なりに頑張っていると思っても、成績の良い生徒はそれよりも多く、質の高い努力をしています。
休暇中は学校に時間を取られない分、その差がより顕著に現れます。
当塾では学校が休みであることを利用して、途中入塾で基礎的な内容が抜けている生徒に対して補講をしようと思います。
3月は最大で19日間、塾に来ることになる生徒もいますが、追加料金はありません。
この機会をただ休むだけにするか、本気で頑張るきっかけにするかで、人生が大きく変わるかもしれません。
3月5日 勉強の軸
休校措置で気になる点として、学校の授業進行がどのようになるのかというものがありました。
生徒に聞いてみると、数学に関しては大きく分けて2つあるようです。
・ 復習の課題のみを与えて、4月から3月にするはずだった授業を行う
・ 3月にするはずだった授業は生徒各自で勉強をして、4月はその続きから授業を行う
いずれにしても、勉強を学校の授業に依存している生徒には影響があると思います。
これを機に確認しておきたいのですが、大学入試に向けて勉強を進めていくためには、勉強の軸を複数作っておくことが有効です。
勉強の軸とは「学校の授業や課題」「塾の授業や課題」「自分で決めた課題」など継続して勉強に取り組むときの柱とでも言えばいいでしょうか。
その中で最も大切にしてもらいたいのは、学校の授業でも塾の授業でもなく、自分自身で内容を決めて行う勉強です。
中学校までは、学力の上位層の生徒はそれ以上やることが無いという状態になるので、あまり学力差が見えなくなります。
高等学校では中学校と比較して、勉強の量が大幅に増え、質も格段に上がります。
そのため、やることが無いという状態にほぼならないので、いくら勉強しても上がいるという状況になります。
また、授業進度が早くなるので、それについていけずに行き詰まるということも起こります。
中学校のときよりも個人差が大きくなるので、自分で勉強を進める姿勢を身につけることが高校では大切になります。
その中で数学は、科目の特性上、一人で進めるのが困難な場合が多いので、塾などで別の軸を作っておくと安定するのです。
先日、そのような話を生徒にすると「勉強を自分で進めたことが無いから出来るか分からない」という意見も出てきました。
中学校までは塾で全科目を教えてもらうことが多いので、そのような発想をすることが無かったかもしれません。
今回の長期休みを機会に、是非自分で勉強を進めることに挑戦してもらいたいと思います。
3月7日 いつ伸びるのかは分からない
昨日から国公立大学の前期試験の合格発表が出ています。
今日報告に来てくれた生徒の1人は、高校1年生の3月、高校2年生になる直前に入塾したのですが、当初は正直、大学受験で数学Ⅲまで使えるようになるには厳しいかなと感じていました。
それから1年間通塾して基礎学力はついてきていると感じましたが、模試の点数などには表れませんでした。
ただ、真面目にコツコツと頑張っていましたし、分からないことは質問をして解決するという姿勢で取り組んでいたので、ものになって欲しいと思っていました。
総合演習に入っても1、2か月はあまり問題が解けていなかったのですが、高校3年生の10月頃に変化がありました。
明らかに答案の質が変わってきて、間違えていたとしても、目指すべき方向性が読み取れるようになってきました。
そこから入試に頻出の問題に反応が出来るようになってきたので、11月には数学Ⅲまで大学入試で使えるだろうと確信出来ました。
実際に、大学入試では数学Ⅲを用いて受験をして、見事合格することが出来ました。
本人曰く、本番では他教科でミスをしたものの、数学で何とか粘れて合格出来たと思うということでした。
個人差はありますが、このようにある瞬間急激に伸びる生徒というのがいます。
以前も書きましたが、数学の力をつけるための勉強は、コップに入れた水に塩を溶かすようなものです。
変化がないように見えても、中身は変わっていて、ある瞬間を境に見えるようになります。
この生徒は、目に見える成果が出るまでに1年半かかりました。
目に見える成果が現れる前に諦めてしまう生徒や、時間が足りずに受験を迎えてしまう生徒もいます。
そうならないために、大学受験に向けた取り組みは出来る限り早く始めるべきです。
令和2年3月7日現在の進度状況
1年生 数学Ⅱ・・・「領域」積の式の表す領域まで修了
2年生B 数学ⅠAⅡB修了, 「標準問題」・・・63問まで解説済
2年生Ⅲ 数学Ⅲ・・・「極限」まで修了
3月8日 最終目標
先月の2月11日に野村克也さんがお亡くなりになりました。
亡くなってからの特番で落合博満さんとの対談を放送していて、それがとても興味深い内容でした。
落合さん曰く、野村さんの指導方法は理解出来るが自分は実践しない、とのことです。
私なりの理解ですが、2人の指導方針は以下のような違いがあると思います。
野村さん ・・・ 先に理解をさせて、練習をする意味を考えさせる。
落合さん ・・・ 先に練習をしてから、なぜそれをするのかを理解させる。
ただし、2人とも、最終的な目標は自分で考えて行動できる人間に育てるということでした。
これは野球選手に対しての指導の話ですが、高校生に対しての指導でも非常に似ているところがあります。
数学の指導に置き換えると
野村さんの場合は、定義などの意味をきっちり理解させてから問題演習をさせるのに対して
落合さんの場合は、理解が曖昧でも問題演習をさせながら意味を理解させる
というような感じでしょうか。
高校生を指導する場合は、2つの手法を生徒の学力や教える内容によって使い分けることになりますが、最終目標は自分が何をするべきか、自分で考えて行動が出来るようになることです。
何を対象に努力するにしても、自立して生きていけるようになるのが、最終目標だと思います。
3月10日 前期試験の合否
国公立大学の前期試験の結果が今日で出揃いました。
当塾でも合格した生徒もいれば、残念ながら不合格だった生徒もいます。
直接指導をしているからこそ感じますが、大学の合否は運の要素があります。
見ていて尊敬をするくらい努力をしていても、それが結果に結びつかないこともあります。
そのような生徒の姿を見ると、心が苦しくなります。
目標としていた大学に合格することには価値があります。
しかし、それ以上に、どのように努力して、どう成長したのかの方が、その後の人生では重要だと思っています。
だからこそ、私が結果で評価をされたとしても、私は生徒を結果だけで評価したくありません。
前期試験がダメだった生徒は、苦しいと思いますが、最後までやり切りましょう。
その努力が必ず将来の幸せに繋がるはずです。
3月11日 3.11
毎年、この日がやってきます。
そして、変更が無ければ3月12日はこれからも毎年国公立大学の後期試験があります。
以下は、昨年の日記を引用しますが、この気持ちはこれからも続いていくものだと思います。
明日3月12日は、毎年国公立大学の後期試験があります。
後期試験を受けに行く人は、前期試験を落ちた人ということになります。
周りが合格している中で、進路が決まらず勉強をすることは辛いと感じるかもしれません。
しかし、それは未来に向けた行動なので幸せなことだと思います。
仮に受験が上手く行かなくて浪人することになったとしても、そこで人生が終わるわけではありません。来年、もう一度受験すればいいだけです。
入試直前に亡くなってしまった生徒は、入試を受けることも出来なければ、それから先の全ての未来も無くなってしまいました。
時間が経つと忘れてしまうことが多いですが「3.11」に何があったのか、この日が来るたびに思いを馳せて記憶に留めていかなければならないと思います。
3月14日 指導者としての喜び
今日は大学に合格した生徒が2人、あいさつに来てくれました。
2人で相談をして選んでくれたようで、記念にペンをいただきました。
こうして記念に何かをいただくことはあるのですが、何かをもらうことよりも会いに来てくれることが嬉しかったりします。
学校の教員や塾の講師など、生徒を指導する立場にある人は、喜びを感じる点がそれぞれ異なると思います。
少し考えてみたのですが、私が最も嬉しいのは、関わっている生徒が明るく元気に前向きな生き方をしていることです。
その次に嬉しいのが、勉強以外の会話が出来るようになることで、その次に指導をして学力が上がることでしょうか。
塾である限り学力を上げることは求められるのですが、それのみを優先して人間性を否定するようなことがあってはならないと思っています。
人間としての幸せが最優先で、日々の幸せを感じられるからこそ勉強も頑張っていけるのではないでしょうか。
3月15日 勉強のペース
昨日の新高校2年生の授業で、数学Ⅱ「図形と方程式」の全範囲を修了しました。
今後3回の授業で復習と演習を行い、3月24日(火)から数学Ⅱ「三角関数」の授業に入る予定です。
これは松山市内の全ての公立高校より早い授業進度ですが、大学入試のことを考えると決して早いわけではありません。
当塾のカリキュラムでは、文系、理系とも高校2年生の11月末に数学ⅡBまで修了して、文系はそれから大学入試演習に入ります。
理系はその後、高校3年生の6月末に数学Ⅲまで修了して、それから大学入試演習に入ります。
文系は良いのですが、理系は大学入試で通用する実力をつけるためにはギリギリだと感じます。
本当はもっと速度を上げたいのですが、これ以上授業時間を増やすと他教科に影響が出るでしょうし、これ以上早く進めると内容の定着が不十分になると思います。
月に20時間の授業で、今の私の指導力では、このペースが限界です。
ちなみに、公立の進学校だと数学Ⅲの授業を修了するのが9月~10月で、遅い学校だと11月位までかかります。
流石にこれでは2次試験で数学が使えるようにはなるのは厳しいと言わざるを得ません。
数学以外の教科にも言えることですが、大学入試に対応した勉強は、学校のペースで勉強をしていては間に合わないことがあります。
高校は大学を受験するための資格を得る単位認定の場であって、大学入試対策のためにあるわけではありません。
現在は学校が休みですが、学校があっても無くても、勉強は自分で前に進めて人生は自分で切り開くという気持ちが大切です。
3月17日 進路指導について
2月の日記で進路指導について書いたことが多かったので、専用のページを作りました。
左の「塾の情報」からも見れますが、以下にリンクを貼っておきます。
進路指導
日記を編集、加筆をしたものに新たに文章を加えて、考えをまとめました。
学校で働いていた時や、塾を始めた頃には分からなかったことが、最近は随分と分かるようになってきました。
これからも進路指導の勉強を継続して、生徒のために頑張りたいと思います。
3月20日 生徒の集め方
今日、新高校1年生の面談に来られた方が
「兄のときは某衛星予備校に通っていたのですが、数学が途中から全く分からなくなってしまったので、弟は直接数学を教えてもらえる塾を探していました。」
と、おっしゃっていました。
毎年、途中入塾をしてくる生徒がいますが、転塾で最も多い理由は映像授業の塾で分からなくなったという理由です。
大きな塾やフランチャイズの塾は広告、宣伝にお金を使って大量に生徒を集めるという営業スタイルですから、目につきやすく深く考えずに入塾してしまう生徒が多いのかもしれません。
身内に上手くいかない経験をした人がいる場合は、その後は通わせようとしなくなるかもしれませんが、それ以上に新規顧客が来てくれれば良いという発想なのだと思います。
当塾とは全く逆の考え方だと思います。
老婆心ながら書いておきますが、多くの映像授業の塾は、初めに半年や1年間などの長期契約を求めます。
その理由は、高校1年生の初めは内容的にそれほど難しくなく、またやる気がある状態なので、体験授業で分かった気になることが多いからです。
本格的に難しくなる7、8月以降に分からなくなって、辞めたくてもお金を払っているのでやめられなくなります(本当は辞めてもいいんですけど)。
仕方が無いから取りあえず行くけれど、やる気も無いのでビデオの前で寝ているだけで、お金も時間も失うという人が少なからずいます。
責任を持って生徒を指導するためにも塾を存続させないといけないので、お金は稼がなくてはなりません。
ただ、物を売るのではなく、教育をするという仕事である以上、お金より上に信頼を置いておかなければ必ずどこかで破綻します。
当塾は必要以上の宣伝をしていないので、新規顧客はそれほど多く来ません。
塾に来られる方の理由の第1位は知人の紹介で、第2位は兄弟です。
生徒がこのような集まり方をしているのが、塾をやっていて最も誇らしいと思えることです。
3月21日 忘れていました
昨日の日記で偉そうに能書きを垂れていましたが、塾生の兄弟ではなくても、知人の紹介ではなくても、チラシやHPを見て、塾に問い合わせをしていただく方も大切に思っています。
私以外の誰かから当塾の話を聞いた場合、客観的で正確な情報の可能性が高いと感じられるでしょう。
しかし、こちらから発信している情報は、不都合なことは載せていないかもしれないため、営業トークで不確かなものだと感じられるかもしれません。
その中で何か引っかかるところがあり、お問い合わせをいただいているわけで、そういう方は当塾との相性が良いのかもしれません。
昨日は書きませんでしたが、塾に来られる方の理由の第3位はHPの日記を読んで興味を持っていただいたというものです。
長文や、ややこしいことを書いていることもありますし、感情が抑えきれていないこともあるので大変お恥ずかしいのですが、これからも出来る限り更新をしていきたいと思っています。
さて、このようにHPは大切な情報発信源なのですが、あろうことか新高校1年生の体験授業の日程と内容を載せ忘れていました。
というわけで、TOPページに載せていますが、ここにも載せておきます。
新高校1年生の第1回目の授業は
3月27日(金) 13:30~15:30 です。
授業を受ける前に面談が必要ですので、それまでにご連絡下さい。
新高校1年生の3月の日程は
3月27日(金) 13:30~15:30
3月29日(日) 13:30~15:30
3月31日(火) 13:30~15:30
です。
内容は「数学Ⅰ」の授業を学校に先行して進めていきます。
4月は入学式までに4回授業を行い、教科書の50P位まで進める予定です。
3月22日 運命
私は特定の宗教を信仰しているわけではありませんし、占いなどにも興味があるわけではないのですが、運命はあるのではないかと感じることがあります。
確率的に考えてあり得ないと感じたり、何故そのように行動したのか振り返ると理解が出来ないことがあると、それは運命ではないのかと考えてしまいます。
例えば、私は色々な事情で大学4年生のときに留年したのですが、留年して大学に残っているときに妻と出会いました。
成績不振での留年ではないので、そのまま卒業していても不思議では無かったのですが、それが無ければ出会っていなかったでしょうし、そうなれば子供も産まれていなかったことになります。
また、私が塾を始めようと思ったのも、理由を突き詰めて考えていくと、中学生や高校生のときからの伏線が何重にも絡み合っていて、何か一つが欠けていても塾をやっていなかったと思います。
もし、塾をやっていなければ、塾で指導をしてきた生徒たちとも出会っていませんし、そうすれば、多少なりとも進路が変わった生徒もいるかもしれません。
そういう風に考えると、それらは本当に全て偶然でこうなっているのだろうか、などと考えてしまうのです。
どうしてこのような事を書いているのかというと、国公立大学の合格発表が後期まで終わり、全ての生徒の進路が確定したのですが、その中には運命の糸に引っ張られていると感じるような進路選択をしている生徒も存在するからです。
もちろん、本当に全てのことが運命の筋書き通りに進んでいるとは思っていません。
しかし、そのように考えれば、思いもよらない道に進んだ人も、その先で素晴らしい出会いや人生が待っているのだと思えます。
日々、前向きに頑張って生きてさえいれば、きっと幸せになれます。
今年の卒塾生全員の前途が明るい未来であることを、心から祈っています。
3月24日 ありがとうございます
数日前の日記で、当塾に通っている生徒の問い合わせの理由で
1位が「兄弟」、2位が「知人の紹介」と書いていたのですが、正しくは
1位が「知人の紹介」で、2位が「兄弟」でした。
どうでもいいようなことなのですが、間違ったままだと気持ちが悪いので訂正をしておきます。
今日、新高校1年生になる方が面談に来られたのですが、問い合わせの理由が少し特殊でした。
子供や知り合いが塾には通っていないけれど、塾のことを知っているという人から紹介されたというものでした。
お名前を聞いたのですが、失礼ながら存じ上げなかったので、HPを見て下さっている方なのかもしれません。
お礼を伝える場が無いので見られているかどうか分かりませんが、ここに書かせていただきたいと思います。
紹介をしていただき、ありがとうございました。
当塾は、派手さは無いですし、革新的なところもありません。
昔ながらの実直な塾を求められている方は、良いと感じていただけるかもしれません。
3月25日 家では出来ない計算練習
今日の新高校3年生の授業では数学Ⅲの微分法の計算練習を行いました。
初めに30分ほど解説を入れたので1時間30分程でしたが、ただひたすら計算練習です。
さすが高校3年生ともなると計算練習をすると言っても嫌そうな顔をする生徒は1人もいませんでしたし(本当は嫌なのかもしれませんが)、質問以外で言葉を発する生徒も1人もいませんでした。
全員、非常に集中して取り組めていましたが、じゃあ、これを家でやってきてと言われたらほとんどの生徒が実行できないと思います。
実際、生徒に「これ家でやってこれる?」と聞くと「無理です。」と答えていました(ホントはやって欲しいんですけど)。
生徒も保護者も指導者も計算練習くらい一人で出来ると思っている人が多いですが、学力が上がるように計算練習をするのは、生徒一人では難しいです。
当塾に在籍している生徒は平均的な高校生と比較するとかなり数学の実力があると思いますが、
それでも、今日の計算練習で全員が計算規則を無視して進めていることがありました。
基礎的な計算は100%の精度で正確に処理できるようにしておかなければいけないと考えているので、計算練習をさせるときは全員の解答を確認してその場で指摘します。
もうすぐ新高校1年生の授業が始まりますが、このような指導に価値があると考えていただける方の入塾をお待ちしています。
3月26日 若者の力
ここ最近、卒塾をした生徒たちがチラホラとあいさつに来てくれたのですが、今年は不思議に感じることがありました。
というのは、学校が違う生徒が示し合わせて2人セットで来ることが多かったからです。
当塾は授業中に生徒同士が私語をすることがほとんどないので、誰と誰が仲が良いというのを把握していなかったのですが、いつの間にか仲良くなっていたようです。
松山市の片隅にある、ちょっと癖の強い個人塾を選んで来ているという時点で、何かしら通じるところがあって仲良くなれるのでしょうか。
なんにしろ、若者は放っておいても勝手に仲良くなって、若者の世界を作っていくのだなと思いました。
大人が何でもかんでも指示をしなくても、若者は成長する力を持っています。
勉強も強制するのではなく、困っている部分を支えてあげる位の方が伸びていくのかもしれません。
3月27日 集団授業の最適化
今日は新高校1年生の初めての授業でした。
毎年のことなのですが、初めての授業はメチャクチャ疲れます。
中学数学に毛が生えた程度のことしかやっていないので、内容的には全然難しくはありません。
私が疲れるのは学習内容はあまり関係が無く、生徒たちがどのような性格で、何が出来て、何に困るのか、どの位丁寧に説明をしないと伝わらないのかなど、あらゆることを観察しながら授業をする場合です。
複数の生徒を同時に教える場合、学力差があるのが普通なので、全員が理解をして且つ退屈しないようにするためにはどうすればいいのか、最適化を意識しながら授業をしなくてはなりません。
これが高校2年生や高校3年生だと性格や能力も把握していて、授業をどのように進めていけば良いのか分かっているので事前の準備がし易くなります。
また、人間関係も出来ているので、クラスの雰囲気を明るくするためには誰に話を振ればいいのかなど、そういうことが分かっているのも授業のし易さに関わってきます。
新高校1年生の初めは生徒のことが何も分からない状況で授業を進めていくことになるので、納得いく授業になるまではもう少し時間がかかります。
今日は新高校1年生の授業で1日に使うエネルギーのうち、85%位消費しました。
生徒たちも初めての授業で緊張して疲れたと思います。
お互いに早く慣れて、気持ちよく、伸び伸びと勉強が出来るようになれば良いなと思います。
3月28日 4月の予定表
4月の予定表をTOPページにアップしました。
色々と書きたいことがあって予定表をアップするのを忘れていました。
春休み中は8時間授業を行う日が多いので忙しいですが、まだまだ書きたいことがあるので時間を見つけて更新していこうと思います。
それにしても、政府発表だと状況によっては春休みが延長される可能性もあるのでしょうか。
そうなった場合、生徒の学力向上のために授業回数を増やすかもしれません。
先行きが不透明ですが、どのような状況でも、今、自分がやるべきことを考えて最善を尽くしていきましょう。
3月29日 追加合格
3月22日の日記で今年の生徒の進学先が全て決まったと書いたのですが、ここにきて、ある生徒の進路が変わりました。
国公立大学の後期試験で不合格だった生徒が、追加合格したということで、報告に来てくれました。
そういう制度があることは知っていたのですが、今まで指導している生徒が追加合格になったことは無かったので、驚くと共に嬉しかったです。
嬉しかったのは、単に国公立大学に合格したということではなくて、その生徒が最後まで努力していたことが、何らかの形になって表れたということです。
大学受験はどれだけ頑張っても結果が出ないこともあります。
それが分かっているので、結果だけが大切なのではないと良く言っています。
結果が出なくても、日々、努力をすれば心の中に堆積していくものが必ずあります。
生きていく上でそういう姿勢を身につけることにこそ本当の価値があると考えて、生徒と関わっていきたいと思っています。
3月31日 人生で最も嬉しい日
今日は、今まで生きてきて最も嬉しい日になりました。
正確に言うと、最も嬉しい日1位タイでしょうか。
これまでの人生で最も嬉しい日は長男が生まれた日でしたが、今日、長女が生まれたので最も嬉しい日が1日増えました。
午後12時20分誕生,3386g,51.5cm でした。
元気に生まれてくれて、母子ともに健康であったので、それが何よりでした。
じっくり考えると、生まれた瞬間の喜びは長男のときより大きかったかもしれません。
というのは、長男が生まれたときは初めての子供だったので、我が子にどのような感情を抱くのか、本当に愛せるのか、少し不安に思う気持ちもあったからです。
それが、一緒に過ごしていて何より可愛いと感じるようになったので、長女も可愛いと感じて愛することが出来ると確信しています。
これから成長をしていく姿を見るのが本当に楽しみです。