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2020 5月


5月1日 今、やるべきこと

先日の日記で9月入学は無理ということを書きました。

今、行政がやるべきことは、そんな非現実的な議論ではなく、現実的に目の前の生徒たちの指導をどうするかという議論です。

私が考える今やるべきことは何かを述べたいと思います。

報道によると緊急事態宣言が全国一律で5月末まで延長されることが決まりそうです。

その中で、初めにやるべき議論は各自治体における学校の再開をどうするのかだと思います。(既にやっているとは思いますが。)

緊急事態宣言は全国一律だとしても、学校の再開は全国一律にしなくても構わないと思います。

愛媛県では4月21日以降、新規感染者は0件です。検査をしていないわけではなく、検査を200件以上していて0件です。

愛媛県の公立学校の休校は5月6日までの予定でしたが、全国と歩調を合わせるように5月10日までに延長されました。

感染者が出ないに越したことは無いですが、これではいつまでも休校を解除することが出来ないように思います。その辺りをどう考えるのかを話し合ってもらいたいと思います。

とは言え、再開して公立学校で感染者がでれば責任を問われるので、再開を決断するのは難しいとも感じます。

ですから、今、学校がやるべきことは6月以降も休校措置が続くことを前提に、どのようにして生徒に学力をつけるかを考えることだと思います。

これだけ休校をして単位認定は大丈夫なのかとも思いましたが、文部科学省の発表で単位認定は課題でも出来るということでした。

しかし、単位認定は出来たとしても、生徒に学力がつかなければ、ただ認定しただけになってしまいます。

オンラインで授業をしようという動きもあり、それに力を入れろという人がいますが、早急に日本の全ての学校や家庭に導入することは、恐らく不可能です。

以前から準備を進めていて既に導入されている県もあるようですが、全てとなると難しいでしょう。

また、ハードである機材の問題が解決したとしてもソフトの問題もあります。

愛媛県内のある学校ではオンライン授業が出来る環境があるにも関わらず、現場の先生がやりたくないと言って実施していないところもあります。

また、オンラインではなく学校の先生の授業を録画して配信しているところもありますが、内容的には賛否が分かれるようです。

学校の先生は対面授業の経験はありますが、オンライン授業や映像授業の経験は無いので、準備期間が少ない中で行っても必ずしも良いものになるとは限らないと思います。

こうした状況を解決するには、実績のある民間の映像授業を学校で利用すればいいのではないかと思います。

生徒に聞いてみると、愛媛県内では既に、休校中の課題に民間の映像授業を取り入れている学校もあるようです。

民間の映像授業を取り入れるのに抵抗がある学校の先生もいるでしょうが、今、生徒のために何が出来るかを考えれば仕方の無いことではないでしょうか。

それに、直接授業をしなくても、学習指導に映像授業を組み込むことで学校の先生の価値は再確認されると思います。

民間の映像授業は膨大な数があり、それに適切な課題が必ずセットになっているわけではありません。

生徒に何を見せてどのような課題をさせれば効果が高いのかを研究して、添削と課題の進度の確認を全生徒に対して行うことは、ものすごく価値のある仕事だと思います。

そのような指導をウリにしている塾もありますが、学校の先生が本気で行えば、塾よりも添削の精度や課題の質は高くなるのではないでしょうか。

また、このような指導を実施するためには教材研究が必要なので、その過程で学校の先生の指導力が高まり、授業が再開された時にはプラスになるかもしれません。


こうしたことを実現するためには、協力してくれる民間企業と条件の話し合いをしたり、予算を新たに組まなければなりません。

9月入学を検討する前に、現場の先生の意見や専門家の意見を聞いて、今、目の前にいる生徒のために現実的に何をするのがベストなのかを考えることが、政治家のやるべきことではないのかと思います。


5月2日 今、やるべきことA

昨日の日記では、行政や学校が今やるべきことを書きました。

今日は生徒(高校生)が今やるべきことを書きたいと思います。

生徒が今やるべきことは「学びを止めないこと」「自分で勉強をする覚悟を持つこと」だと思います。

愛媛県の公立学校は5月10日まで休校の予定ですが、そこで休校が終わるとは限りません。

少なくとも5月末までは休校が続くかもしれない、もしかしたら6月以降も休校が続くかもしれないという前提で、自分で勉強を進めていくべきです。

そのように考えて勉強を進めた結果、学校が早期に再開されるのであればそれで構いません。

行動をするときはどのようなことが起きても対応できるようにしておくべきで、来年1月に共通テストが実施されて、2月25日に国立大学の前期試験があると考えるべきです。

9月入学になると思い込んで、勉強をするのはそこからでいいやなどと考えてはいけません。

これまで学校の対応を見ていると、後手後手の対応になっているところが多いように思います。

仕方の無いことではあるのですが、学校は国や県の発表を受けてから動くので、これまではGW明けに学校が再開されることを前提に行動してきたように感じます。

4月に休校になった段階で、GW明けに再開できないことを想定していた学校は少ないのではないかと思います。

今回の緊急事態宣言の延長を受けて、ほとんどの学校がこの先も再開できないことを想定すると思われますが、もしかしたら想定をしない学校があるかもしれません。

休校がこの先も続くことを想定しない学校に通っている生徒は、自分で考えて行動しなければ、時間がただ流れてしまうことになります。

自分の行動に自分で責任を持たなくてはならない状況になったと考えれば、平常時よりも大きく成長をする機会が与えられたと言えるかもしれません。

学生は一刻も早く覚悟を決めて、自分がやるべきことを始めましょう。


5月3日 現在の進度状況

当塾では例年GW中に授業を行うのですが、今年はなんだか生徒の元気が無いように感じます。

やはり、若者は勉強ばかりしていてはダメで、どこかに出かけたり、外で活動をすることが必要だと思います。

それを禁止されているというのは、本当に苦しいですね。

この状況が打破された時に心の底から楽しめるように、今は勉強など、やれることをやっておきましょう。

当塾も生徒のために出来ることをやっていきます。


令和2年5月3日現在の進度状況

1年生   数学T・・・「2次関数」の平行移動・対称移動まで修了
2年生   数学U・・・「三角関数」修了
3年生B  「標準問題」・・・117問まで解説済
3年生V  数学V・・・「積分法」の不定積分(分数関数)まで修了


5月5日 塾に通うということ

当塾では、通塾する生徒には親に感謝をしてもらいたいと思っています。

塾に通うというのは、非常に贅沢な行為です。

現在、世の中にはコロナによって職を失うかもしれないという人が多くいます。

職を失えばどのように生活をしていくのかという話になり、当然、衣食住が優先されますから、塾に通う費用などは後回しになります。

コロナによる不況ではなくても、親がお金を出して勉強をしていいよと言ってくれるのは、本当にありがたいことだと思わなくてはなりません。

例えお金があったとしても、子供の塾に使うことに価値を見出せないのであれば、塾に通うことは出来ません。

親が頑張って稼いできてくれたお金を使わせてもらっているという気持ちを忘れて欲しくないので、当塾では月謝を振込みでいただく場合も、生徒に月謝袋を持ってくるように言っています。

そのような感謝の気持ちを持っていれば、塾に通っているのに勉強をやらないという考えになるはずがないからです。

当塾は、親に感謝の気持ちを持たず、ただお金を運んでくるような生徒には来てもらいたくありません。

塾に通って成績が上がるかどうかはやってみないと分かりませんが、一生懸命取り組むことは学力に関係なく出来るはずで、それが親に対しての誠意です。

そういう人間として根本的に大切な部分をきちんと身につけてもらいたいと考えています。


5月6日 一緒に勉強しよう

youtubeを見ていると「一緒に勉強しよう」という動画がお勧めに出てきました。

内容は1時間から2時間ほど、ただ勉強している人を映しているだけというものです。

調べてみると現在そのような内容の動画が人気で、ものすごい再生回数になっているようです。

自宅で浪人をする生徒はモチベーションの管理が難しいと言いますが、誰でも一人で勉強をし続けることは厳しいのだと思います。

このような動画が人気があるのは、誰かが頑張っている姿が視界に入ると、自分も頑張らないといけない気持ちが沸いてくるからなのかもしれません。

今日の高校2、3年生の講座は復習で、2時間ひたすら問題を解くというものでしたが、生徒は言葉を発することなく黙々と解き続けていました。

家で勉強をする気がおきない生徒用に、その様子を録画しておけば良かったです。


5月9日 分散登校

昨日、愛媛県知事から5月11日以降の県立学校の対応が発表され、当面は分散登校を行い5月25日からの再開を目指すことになりました。

分散登校をどのように行うのか気になったので各高校のHPを見てみました。

細かい点は異なりますが週に3日か4日程度、午前か午後のどちらかに登校をして授業を行う学校が多いようです。

仕方の無いことですが、この授業時間数では例年と同じ授業を行って同じ速さで進めることは出来ません。

分散登校を行う目的を家庭学習の支援として学校で課題の確認等を行うと書いている学校があったのですが、生徒のことを考えて正直に発信してくれていると感じました。

学校の先生は例年とは違った形式で、生徒が授業をあまり受けられなくても学習を進めていくことが出来る方法を考えなくてはならないので大変だと思います。

学校の先生も手探り状態で進めていくことになるでしょうから、生徒は勉強のことを学校にだけ任せるのではなく自分自身で進めていく意識が大切になります。

3月や4月と比べると状況は幾分か落ち着いてきたようにも思います。

以前のような日常を早く取り戻したいですが、日常は戻ってきても過ぎた時間は戻ってきません。

1日1日を無駄にしないように過ごしましょう。


5月10日 数学だけ出来るようになっても

5月3日の日記に「なんだか生徒の元気が無い気がする」と書いたのですが、それは精神的なもので、体力には余裕があるようです。

5月に入ってからGW明けまでで、生徒の授業への集中力が例年とは違うように感じました。

当塾に通うのは真面目な生徒ですから基本的に授業中は集中しているのですが、昨年までは5月の前半頃になると疲れが溜まってきて集中が続かなくなることがありました。

ところが今年はそのような傾向が全く無く、目に見えて学力が伸びているのを感じます。

結果が出てくるのはもう少し先になるでしょうが、このまま勉強を続けていくことが出来れば、期待が持てると思います。


しかし、学校に行かなくて体力が余って勉強がはかどったとしても、それが良いことだとは思っていません。

1日も早く学校が再開されることを望んでいます。

数学だけ出来るようになっても、大学受験は数学だけで合格出来るわけではありません。

数学だけ出来るようになっても、人間的に成長をしなくては意味がありません。

塾というのは、生徒の成長を偏った方向から、ほんの少し支える程度のものです。

生徒たちが人間性も学力もバランスよく成長していくことを願っています。


5月12日 授業の進め方

一般的な公立中学校の数学の授業は、中学1年生、2年生、3年生で使用する教科書に沿って進めていくことになるので、学校間での差がほとんどありません。

高校の数学は学習内容の分類が学年で区切られているわけではなく
「数学T」「数学U」「数学V」「数学A」「数学B」
という分類になり、このTやUは学年では無いので、ほとんどの進学校が高校1年生のうちに数学Uを学び始めます。

高校では学校によって授業の進め方が違っていて、例えば高校1年生では
@ 数学T → 数学A T、Aをそれぞれまとめて教える学校
A 数学T → 数学A → 数学T → 数学A 分野毎に交互に教える学校
B 数学Tと数学Aを同時進行で教える学校
というように、様々な進め方があります。

とはいえ、高校1年生は多少の順番の前後はあっても、ほとんどの学校は数学TAを同じような進め方で教えます。

ところが、高校2年生になると学校や現場の先生の感覚の違いで進め方が変わり、教科書に載っている順に授業が進むとは限りません。

どのように進めても全ての内容を学習することにはなるので、当塾としては出来るだけ生徒に負担がかからない方が良いと考えて、ある程度は学校に合わせます。

しかし、複数の学校の生徒が混在する場合は学校の授業に合わせることは出来ませんし、学校が明らかにおかしな順で授業をしている場合は合わせることはしません。

上記のような場合は、この順で学習するのが全体の見通しが良くなるだろうと考えて授業を進めていきます。

各学校のシラバスは常に確認していますが、特に今年は学校の授業がシラバス通りに行われないでしょうから、学校と違う順番で授業を進めることが多くなると思います。

塾に通うのは学校の考査で点数を取ることが目的ではなく、大学入試に対応する力をつけることが目的なので、その点はご理解をいただきたいです。


5月13日 高校数学で最も重要なこと

現在、高校1年生の授業は、高校数学で最も重要な内容である2次関数に入りました。

この分野では高校数学の関数全般の基本的な考えを学ぶので、理解が出来ていないことがあると、これから先の勉強全てに影響を及ぼします。

私は大学入試で数学が使えるかどうかは高校1年生の夏までに決まると言っていますが、それはこの分野での本質的な理解が非常に重要だと考えているからです。

勘違いしてほしくないのは、この分野を学習したときに分からないことがあったら高校数学が出来るようにならないということではありません。

学習直後に完璧な理解をすることは難しいので、意味を考えながら反復練習をして、時間がかかっても理解をするのが大切だということです。

理解出来ないからといって、問題の解き方だけを覚えるような取り組み方をしてしまうと、これから先の高校数学は身につかなくなります。

内容的な理解もそうですが、この分野でごまかさずに実直に取り組む姿勢を身につけることが今後の明暗を分けることになります。


5月16日 これからの塾

最近、時間があるときは教育系のyoutubeを見ることが多いです。

数学以外の教科も見るのですが興味深い内容のものも多く、これが無料で見られる今の学生は恵まれていると感じると同時に、塾としては恐ろしいなと感じることもあります。

このような動画を見ていると、これから先の時代、学習塾は知識を教えるだけでは生き残っていくのが難しいと思います。

知識や情報はインターネットの普及によって昔よりも価値が下がっていて、これからもその傾向が続いていくでしょう。

その結果、自分の意志で学びを先に進められる人は、小学校や中学校、高校、大学という枠組みに捉われることなく、どんどん成長していくことができます。

そのような人たちには、勉強という面では現在の学校や塾という形式は必要が無くなるでしょう。

上記の反面、現場で高校生と関わっていると、些細なことで行き詰まっていたり、勉強時間を管理できない生徒も多く、直接関わることでしか解決が出来ないこともあるように感じます。


新型コロナウィルスを契機に、これまで以上に社会のオンライン化やIT化は加速していくと思います。

将来、学習やその他のオンライン化が進んでいったとして、社会はその方向に進み切ってしまうのでしょうか、それとも揺り戻しで人と人との繋がりを求める逆流現象が起きるのでしょうか。

私は古い考え方の人間なので、どれだけオンライン化が進んだとしても、直接的な繋がりを求める人が一定数はいるのではないかと思ってしまいます。


5月17日 正しいことを身につける

現在、高校1年生は関数の基礎的な内容を取り扱っているのですが、基礎だから簡単だということは無く、本質的なことを正しく身につけるのが非常に難しいです。

例年、途中入塾で入ってくる生徒はこの部分が身についていないことが多いので、補講や個別指導で説明しないといけなくなります。

こんなに大切なことが何故身に付きにくいのかというと、内的要因と外的要因があると思います。

内的要因は、高校数学の序盤で学ぶので、中学校までの勉強の癖が抜けておらず、取りあえず公式を覚えて答が合えば良いという取り組みをする生徒が多いからです。

そのような取り組み方では、高校数学は必ず行き詰まります。

それに気づいてから勉強の取り組み方が変わる生徒もいるのですが、序盤ではそのような壁にぶつかっていないので中々やり方を変えられないのだと思います。


次に外的要因ですが、教科書や参考書に理解するべきことを書いていない場合があります。

どうしてそのようなことが書いていないのか、大体の理由は分かります。

学習指導要領の範囲外であったり、数学的に正しく書こうとすると記述が長くなるため、書かずに済ませているのだと思います。

その結果、問題は解けるけれども、理解は出来ていない生徒を増やしてしまっています。


当塾では、生徒が答えられるようになるまで、本質的な内容をしつこく聞きます。

「また同じことを言ってるな」と感じると思いますが、大学入試問題の演習を始めた時にしつこく聞いていた理由に気づいてもらえると信じています。


5月18日 数学の自学自習(社会人ver)

以前の日記で、高校数学を自学自習するのは難しいということを書きました。

それからどうすれば良いのかを考えていたのですが、社会人に限定した話を書いていきたいと思います。

私の経験則ですが、高校生のときよりも教員を目指して勉強をしていたときの方が、1つ1つの内容を深く理解出来ました。

その理由は、他人に教えないといけない気持ちで勉強をしていたからだと思います。

ただ問題を解くだけで良いのであれば、どのように解いても良いですし、理解の深さをそれほど意識しなくても構いません。

しかし、教えることが前提になると、なんとなくこうすれば解けるというのではダメで、理由を説明できなければなりません。

1つの問題に対して様々な解法が考えられる場合には、その全ての解法の説明が出来るようになる必要がありますし、どの解法を選択して解くことが、どのような理由で良いのかを説明できなければなりません。

勉強をするとき、実際には他人に教えることはなくても、そのような意識を持って勉強をすると細かい点をごまかさずに進めていけるので理解が深まります。

もちろん、高校生でもこのような意識を持って取り組むことが出来ればいいのですが、実行するのは難しいと思います。

このような勉強の仕方は、精神年齢の高い人や、友人以外とコミュニケーションを取ることの多い社会人に向いています。

年齢を重ねると若い時のような勢いはなくなりますが、様々な経験積むことで、学習効率を上げたり、感情をコントロール出来るようになります。

社会人が再受験をするときには、その辺りを上手く利用することが重要だと思います。


5月20日 受験勉強をしない覚悟

先日、友人が次のようなことを言っていました。

元々勉強をするのが好きだから今でも自分が興味のあることは本を読んだり調べたりしているけど、高校生の時は大学に行く気が無かったから学校の勉強は途中でやめた。自分が生きていくために必要だと思ったら受験勉強を頑張っていたとは思うけど、そっちの道には行かないって決めたなら、学校の勉強をやらないっていうのは有りじゃないのかな。

彼は勉強が出来なかったわけではなく、中学時代は私よりも良い成績でした。

大学受験をする気が無かったので、高校では学校の勉強を途中でやめたようですが、自分の将来のための勉強や活動はしていたようです。

このような生き方は選択肢の一つとして有りだと思います。

大学へ進学することだけが正解ではありませんし、自立して生きていけるのであれば、興味のある方向へ進む方が幸せではないかとも思います。

ただ、受験のための勉強をしないのは構いませんが、将来のことを考えずに何の努力もしないのは間違っていると思います。

また、大学へは行きたいけど、誰かが何とかしてくれるというような考えで、勉強をする覚悟も勉強をしない覚悟も無く過ごしていることも良いとは思えません。

自分の人生の責任は自分にしか取れないので、高校生にもなれば、生き方は自分で決めなくてはなりません。

当塾に通うことを決めた生徒に対しては、勉強する覚悟を持っている前提で対応をします。

入塾時の学力や能力は問いませんが、覚悟だけは持っておいて欲しいと思っています。


5月23日 オンライン

高校の教員時代に関わった生徒が結婚をするということで、当時の生徒たちとオンラインで話をすることになりました。

生徒たちは日本各地に散らばっているので、このような形でなければ参加が出来なかったと思います。

こうしてオンラインで集まってみようとなるのも、現在の日本の状況でこうした手段に触れることが多いからで、これからの世代は更にこうした経験を経て成長していくことになるでしょう。

しかし、こうしてオンラインの技術が発達すればするほど、現実の経験が大切だと感じます。

人はオンライン上で生活をするわけでは無く、オンライン上で生まれてくるわけでもありません。

技術の良いところは受け入れた上で、特に子供は、実際に見たり触れたりする経験を大切にするべきだと思います。


5月24日 6月の予定表

6月の予定表をTOPページにアップしました。

愛媛県の公立高校は明日から学校が完全再開となります。

これで全てが以前と同じになるかというとそんなことは無く、これまでに学校で過ごせなかった分を取り戻すための活動や、行動が制限される中での再開になると思われます。

定期考査なども例年とは違った時期に行われるでしょうし、長期休暇もどうなるのか分かりません。

当塾としては、大学入試がどのような形になったとしても生徒が対応できるように、少しでも力になりたいと考えています。

そのためにも、6月は祝日が無いので塾の授業を少しだけ平日に追加で行わせていただきたいと思います。

予定は出していますが、学校の状況を見て塾の授業は柔軟に対応をしていきます。

まずは、学校が再開されて本当に良かったです。


5月26日 田舎の生活

最近、息子は虫に興味があるらしく虫の観察をしています。

主にアリやダンゴムシなどを観察しているのですが、先日、実家においてあるプランターで孵化したばかりのカマキリを発見しました。

小さいカマキリが大量に発生していたのですが、生まれたばかりのカマキリを見る機会はあまり無いと思うので、とてもいい経験が出来ました。

松山はそれほど都会というわけでも無いですが、街中を少し離れれば、山や海など豊かな自然が広がっています。

子供にはそうした環境で伸び伸びと過ごしてもらいたいです。

 


5月27日 大幅改訂

学校が再開されたので面談をして生徒の部活動や補習などのスケジュールを聞きました。

そうすると事前に渡していた塾の予定では不具合が多かったため、6月の予定表を大幅に改訂しました。

予定の変更で影響を受ける生徒には、改訂版を印刷して配布します。

松山市内の高等学校、中等教育学校は当面の間、登下校のピークをずらすために隔週で始業時間を30分ずらす時程にするようです。

今後も学校毎の取組みなどによって塾の授業時間を変更する必要が出てくると思います。

出来る限り全員が通塾出来るように予定を組みたいと思っていますので、ご協力をお願いします。


5月30日 実はそんなに変わらない?

面談をした生徒から聞いた話ですが、松山市内のある高校は今年度の1学期の終業式が8月前半にあり、そこから2週間程度の夏休みになるそうです。

他の高校がどのようになるのかは分かりませんが、公立高校はそのような日程になるところが多いのではないかと思います。

愛媛県の高等学校の教育に関わる人は分かると思うのですが、これだと進学校は例年とあまり変わらない日程になります。

愛媛県の多くの進学校は補習という名目で「1学期の終業式から7月31日まで」と「8月17日以降」に授業を行っています。

この補習は、高校1、2年生は「国数英」、高校3年生は文理によって「理社」が加わる学校が多いようです。

おそらく、補習で行っていた分の授業を出席日数としてカウントして、更に体育なども行うということでしょう。

ということは、出席日数は例年と変わらなかったとしても、トータルの授業時間は少なくなります。

これは今年に限ったことではありませんが、特に高校生は学校に受験勉強を全て任せるのは危険です。

もちろん、塾だけに任せていてもダメです。

何が必要で、どのように行動するべきか、自分で考えることが大切です。


5月31日 やらない方が簡単

生徒たちの話を聞いていると、本来なら9月や10月に行われる運動会や文化祭を今年度はやらない方向で進めている学校があるようです。

もちろん、まだ決定というわけではないでしょうが、今の時期にやらないことを決めなくても良いのではないかと思ってしまいます。

それよりは、どうすればやれるだろうかと考える方が建設的です。

学校は人間形成の場であるというのが大前提で、勉強をするためだけに通うところではありません。

今年度は4月5月と本来集団で過ごすはずだった時間が失われているので、運動会や文化祭などの行事は是非開催してもらいたいと思います。

新型コロナウィルスについて情報が少なかった3月4月とは違って、科学的な分析が進み、どのような特性を持っているのか、どのように対処するべきなのか随分と分かってきました。

いつまでも盲目的に恐れるのではなく、適切な対処をした上で、可能な限り行事などをやる方向で進めるべきではないでしょうか。



松山数学塾
住所 愛媛県松山市小坂3丁目4−32 ホワイト岡田ビル1F
TEL 089-948-8908