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2021 2月


2月1日 選択肢は1つ

2月になりました。

国公立大学を受験する生徒は2月25日の前期試験まで残り3週間余りとなりました。

大学入試は定員内に自分が入れるかという勝負なので、現時点でのA判定とかB判定だけで合格が決まるわけではありません。

合格を決めるのは入試本番で点数が取れるかどうかです。

共通テストが上手くいかなかった生徒は逆転のためにここから必死で頑張るしかありません。

共通テストが上手くいった生徒は油断をして逆転されないよう必死で頑張るしかありません。

結局、自分がどういう状況であっても必死でやるしかありません。

ここまで頑張らないといけないことが明らかな状況は、人生の中でそれほど無いかもしれません。

是非、この経験をその後の人生にいかしてもらいたいと思います。



令和3年2月1日現在の進度状況

1年生   数学U・・・「座標平面」点と直線の距離まで修了
2年生B   数学TAUB修了, 「標準問題」・・・51問まで解説済
2年生V  数学V・・・「2次曲線」「関数」修了,「極限」無限等比級数まで修了


2月3日 基礎の重要性

現在、私立大学の入試が行われています。

今日、塾に来た高校3年生は入試問題を解き直して分からなかった内容の質問をしてきました。

多くの私立大学を受験する生徒は試験を受けるだけで精一杯かもしれませんが、もし余裕があるのなら試験を受けて出来なかったところを復習して、次の試験にいかすべきです。

さて、今日聞かれた質問内容は、あまり解いたことの無い形の式の処理を求められる問題でした。

解説をすると「その計算を本当にやっていいのか迷って、手が止まってしまいました。」と言っていました。

私は基礎的な内容が完璧に身に付いているので、何をやっていいか、何をしてはいけないかが明確になっています。

しかし、多くの生徒は理解を曖昧なままにしていることがあるので、入試本番で迷いが生じて、それが焦りに繋り出来るはずのことが出来なくなってしまいます。

こうしたことを防ぐには、やはり基礎を完璧にするしかありません。

高校1、2年生が現時点で基礎的な内容の練習をするのは当然ですが、高校3年生の今の時期でも、曖昧になっていることはもう一度復習するべきです。

昔の話ですが、私が教員採用試験を受けていたとき、苦手だなとか、理解が曖昧だなと思っているところに限って出題されて、それで焦って不合格になっていました。

受験生は出て欲しくないと思っている内容が、入試本番で出題されると思って演習をしましょう。


2月6日 教材を作り続けています

現在、やることが多すぎて日記まで手が回っていません。

書かないといけないことがあるときは更新しますが、余裕が出るまでは細切れの更新になると思います。

何がそんなに忙しいのかというと
・高校3年生の国公立大学毎の傾向に合わせた対策プリントの作成 (進捗75%)
・高校2年生のTAUB全分野の復習プリントの改訂         (進捗60%)
・高校2年生(中高一貫校生)の演習2周目のプリント作成    (進捗50%)
を同時に行っています。

教材作成は、それを使って生徒の学力を上げることが目的なので、実際に使ってみて生徒の反応を確認しながら微調整することが必要です。

高校2年生のTAUBの全分野の復習プリントの改訂は、解かせてみると更に改訂が必要と感じて何度も作り直しているので実際には60%も出来ていないかもしれません。 

高校3年生の大学毎のプリントは前年までのものがありますが、昨年出題された問題を見たり、作成したものを見返してみると、こうした方が良いなと感じて結局ほとんどが作り直しになっています。

時間に限りはあるのですが、大学入試に向かっていく生徒のために現時点で出来る限りのことはしてあげたいと思います。


2月11日 最も効率的な学習方法

現在、高校3年生は国公立大学の入試に向けて最後の詰めを行っている段階です。

今からの本番までの学力の伸びは、これからどのように取り組むかではなく、これまでどのように取り組んできたのかで決まると思っています。

最も効率的な勉強方法は、自分で問題を解き、自分で解説を読んで理解し、自分の答案を添削出来るようになることです。

当たり前のように感じるかもしれませんが、このレベルに到達できる生徒は多くありません。

特に高校の数学は、ある段階に達するまでは自分の解答が本当に正しいのかを判断することも困難です。

当塾では現在、高校3年生の生徒に解答を配布して自分の答案を確認させた後、訂正して提出させていますが、添削をすると表現に誤りがあったり、解答の内容を正確に読み取れていないこともあります。

入試直前の高校3年生でもこの状態なので、高校1、2年生は自分の答案を正確に判断出来ていない場合が少なくありません。

当塾が復習のために塾に来て問題を解いて自分で答え合わせをさせるのは、それがきちんと出来ているのかを確認するためです。

高校1、2年生は演習をするときに問題が解ければいいというだけではなく、自分の解答が正確に書けているのかを意識して取り組むことが大切です。

毎回、確認するのは面倒臭く感じるかもしれませんが、その手間が後に大きな財産になると思います。


2月13日 復習をするときに確認すること

現在、高校2年生の理系講座では数学Vの授業を行っています。

授業は予定通り進んでいて今日「極限」の授業が終わり、残すは「微分法」と「積分法」だけになりました。

ただ、今週から3月前半まで学校毎にテストが続くので、ここで進めるのをストップして、定期考査前の生徒はテスト勉強を、そうではない生徒は、ここまでの復習をしようと思っています。

大学入試に間に合わせるために、数学Vの授業進度はこれまで以上に早いペースで進めています。

そのため、授業中に問題を解かせてみると2週間位前に習ったことを忘れている生徒が多いように感じます。

一度習ったからといって、それが出来るようになるわけではありません。

更に言えば、以前出来ていたことが、その後もずっと出来るわけではありません。

これは当たり前のことなので、学習したことは学んでから少し時間が経ったら復習をして、内容の定着をしなくてはなりません。

そして、身に付いたと感じることも定期的にメンテナンスを行い、常に使える状態にしておくことが大切です。

このときに意識してほしいのは、ただ問題の答が合えばいいとか、解き方を思い出すというような取り組み方ではなく、理解の確認を行うことです。

覚えたことを忘れることは普通なのですが、理解が伴っていることは忘れにくくなります。

前回の日記の内容と重なりますが、本物の実力を身につけるためには面倒臭いことを実直に繰り返すのが、最も早いと思います。

最終到達点がどうであれ、こういう経験を積んでおくことが、今後の人生にいかされるのではないでしょうか。


2月15日 解決しない言葉

高校数学の習得が難しい理由の一つに、各分野の関連性があります。

例えば、数学Tで学習する「2次関数」の内容を理解していないと数学Uの全分野で内容の理解に不都合が生じます。

そして、数学Uで学習する内容が理解出来ていないと数学Vや、数学Bで学習する内容の理解が難しくなります。

これは分野毎のテストで満点を取る必要は無く、各分野を学習するときに勘所を身についてさえいれば、その次の内容も理解することができます。

初めて学習する段階では計算などの処理を正確に出来るようにして、各分野の全体的な意味を理解出来ていれば、難しい問題を解けなくても構いません。

ただ、ここ最近の日記にも書いていたのですが、授業をしたときに理解をして問題が解けるようになっていても、その状態をキープ出来るわけではありません。

また、途中入塾の生徒は勘所が分かっていないということがあるので、復習をするにしても何処を勉強すれば良いのか分かっていません。

授業をするときは以前習ったことは出来ているという前提で進めたいのですが、上記のようなことがあるために、説明をしても理解出来ていないと感じることがあります。

そういう時に「各自で復習しておいて」と言いたくなるというか、実際に言うこともあるのですが、それで事態が解決したことはありません。

出来ないことが分かれば自分で解決するように動くというのが理想なのですが、ほとんどの生徒にとってそれは難しいので、復習に付き合うしかないという結論に至って個別指導をしています。

「やっておいて」と言うだけで生徒が動いてくれれば良いのですが「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば」生徒は動いてくれないと思って、指導をしていきます。


2月17日 あと少し

国公立大学の前期試験まで残り一週間程となり、高校3年生の指導も佳境に入ってきました。

現在は前期試験の教材を作り終えて、答案の添削をしています。

また、それと並行して3月にある中期試験、後期試験の対策問題を作成しています。

高校3年生のために私が出来ることは、あと少しとなりました。

生徒自身の戦いは全ての試験が終わるか、進学先が決まるまで続きます。

気持ちを切らずに頑張り続けた人には、幸運が訪れることもあります。

最後までやり切ってもらいたいと思います。


2月19日 3月の予定表

3月の予定をTOPページにアップしました。

現在、定期考査中の学校が多く、生徒によっては考査期間中に塾に来ないこともあるので少し早めに掲載しておきます。

普通?の塾は定期考査中に力を入れて指導をするのかもしれませんが、当塾では定期考査の範囲で質問が無ければ塾に来なくてもよいと言っています。

定期考査の内容に不安がある生徒は、対応可能であれば授業時間外にいくら来ても良い(料金は発生しない)としていますが、定期考査のための勉強を直前にやらなくても良い状態に仕上げることが理想です。

大切なことは生徒にとって何が一番良いかなので、状況によって対応を変えています。


TOPページに掲載している通り、新高校1年生の授業は3月27日(土)から始まります。

これに伴って3月からは講座名が変わり、学年が一つ上がります。

こうして肩書が変わると気持ちが変わる人もいるでしょう。

特に新高校3年生は、これから気合を入れて頑張ってもらいたいと思います。


2月21日 門出

今日が高校3年生の最後の授業でした。

国公立大学は2月25日に前期試験があり、3月8日以降に中期、後期試験があるので、これから指導が必要な生徒に対しては個別で対応をしていきます。

まだ指導をする生徒もいるかもしれませんが、目標に向かって一緒に勉強をすることはもう無いのかと思うと、最後に教室を出ていくときは少し寂しい気持ちになりました。

塾生とは基本的に数学を通じて関わるので、私が見ているのは生徒のほんの一面だけです。

それでも、生徒と日々接していると勉強以外の部分の成長を感じることがあります。

勉強でも部活でも、それ以外のことでも、必死に何かに取り組むことで人は大人になるように思います。

受験の結果に関わらず、目標に向かって努力した経験が後の人生の財産になることを願っています。


2月23日 怪我が続いています

最近、塾の生徒が立て続けに怪我をしています。

運動をしていて腕の骨にヒビが入ったり、スキーで転倒して足の骨を折ったり、交通事故にあって裂傷を負ったりといったことが、ここのところ10日程の間にありました。

いずれも命に別条が無かったのが幸いですが、一歩間違えば危なかったと思います。

どのように気をつけていても怪我をするときはしますし、怪我を恐れて何の活動をしないというのもダメですが、怪我をしないように最大限注意を払ってもらいたいです。

私は長期間生徒と会わなくなるときには必ず「死なないように気をつけて」と言います。

これは冗談ではなく、これまでに友人や教え子が事故で命を落としたことがあるからです。

塾に通ってまで勉強をしているのは、将来、幸せになるためです。

そのためには健康で毎日を過ごすというのが大前提なので、とにかく体には気をつけてもらいたいと思います。


2月24日 良い知らせ

ここの所、生徒の怪我が続くなど良い話が無かったのですが、先日素晴らしい知らせがありました。

高校時代に関わっていた生徒が応募総数9318点から6点の中に選ばれて坊っちゃん文学賞に入賞しました。

愛媛県の自治体が開催していますが、募集は全国からで倍率は1553倍ですから、とてつもなく凄いことだと思います。

その生徒が高校時代に書いた小説や戯曲を読んで、絶対に才能があると言い続けてきたので、今回の受賞は本当に嬉しいです。

どのような分野でも自分が興味のあることを一生懸命頑張れることは素晴らしく、そういう人生が幸せだと思います。


2月26日 確率として捉える

昨日は国公立大学の前期試験がありました。

何度も書いていますが、大学入試は全ての試験が終わるか、進学先が確定するまで終了しません。

中期試験、後期試験を受験予定の人は、前期試験の出来に関わらず受験をする気で準備をしておきましょう。

大学入試の結果は、自分の試験の出来具合の感覚と必ずしも一致するわけではありません。

これまでに、出来ましたと自信満々に報告に来た生徒が落ちていることもありましたし、全然できなかったと泣きながら報告に来た生徒が受かっていたこともありました。

発表されていない結果を自分で判断することはせずに、今やるべきことを実行しましょう。

中期試験、後期試験は前期試験が不合格にも関わらず受験に来ない人もいます。

大学受験のために勉強を頑張ってきたはずなのに、試験を受けるという段階で心が折れる人が少なくありません。

オープンキャンパスに行ってはいけないとよく言うのは、実はこういうことに繋がっていて、目標を達成するためにどうするべきなのかを考える習慣をつけてもらいたいからです。

大学入試は、勉強の内容だけではなく全ての行動の集大成を問われる試験です。

結果は運の要素が絡むので、全て正しい行動を取っても不合格になることもあれば、間違った選択肢を選んでいても合格になることもあります。

大切なのはどちらの方が上手くいく確率が高いのかという考え方が出来て、一時の感情に流されず、正しい行動を実行できるのかだと思います。



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