日記・予定表


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塾の情報

2023 5月


5月2日 明日からGW

明日からGWということで、学校や祝日に従っている塾は休みになります。

当塾は、祝日はチャンスと考えて授業を行うことがほとんどなので、GW中も休まず授業を行います。

数学に苦手意識を持っている生徒は、休みの時間を利用して努力しないと、いつまで経っても出来るようになりません。

周りよりも遅れていると感じているのであれば、周りよりも努力することでしか状況は好転しません。

そのような意識でGW中は頑張ってもらいたいと思います。


5月3日 GW中は日記更新できないです

GW中は個別指導が多く入るので、日記の更新が出来なさそうです。

毎日塾に来ようとしている生徒もいて、頑張りたい気持ちには出来る限り応えます。

余裕があれば更新しますが、生徒の指導を優先したいと思います。

お問い合わせには対応していますので、何かあれば電話かメールでご連絡ください。


5月11日 長期間、更新できませんでした

GW中に連日長時間授業をしていたからか、体調を崩しました。

GW前から体調不良で休む生徒も徐々に増えてきています。

季節の変わり目や、新しい環境での緊張感で疲れが溜まり、体調を崩しやすい時期なのかもしれません。

書きたいことは色々とあるのですが、回復を優先させるために、こちらの更新はもう暫く不定期になると思います。


5月14日 受験科目について

現在、高校3年生は面談をしています。

今後、本格的な大学入試演習に入るので現時点の志望校や2次試験の受験科目を確認しています。

話を聞いていると、大学入試の受験科目は学校の授業で受けているものでなくてはならないと思い込んでいる生徒がいます。

学校で授業がある科目をそのまま受験で用いれば、時間効率は良いです。

しかし、理系に所属していて文系学部の受験を考えている生徒などは、学校の授業と大学入試の科目は別物と考えなくてはなりません。

学校の授業では理科を発展分野まで学習することになるでしょうが、大学入試では理科基礎科目2つで構いませんし、社会は1科目しか授業が無いので、もう1科目は自分で勉強する必要があります。

また、理系の生徒で「地歴」が苦手であれば「公民」を自分で勉強した方が点数が取りやすい場合もあります。

学校のカリキュラムは卒業単位を認定するためのもので、全ての生徒の大学入試に適するように組まれているわけではありません。

与えられた環境が自分に適しているのかを見極めて、利用する部分と見切りをつける部分を明確にするのが、大学入試では大切です。


5月15日 与えられた環境を考える

昨日の日記に書いたように、通っている学校のカリキュラムが、自分の大学入試の科目と噛み合っていないことがあります。

これはカリキュラムだけではなくて、学校の授業のレベルが自分の学力と合っていない場合もあります。

また、自分の学力と授業が合っていても、志望校に合格するためには適していない場合もあります。

大学入試は、受験する大学によって問題の難易度や傾向が異なるので、各生徒でやるべきことが違います。

ですから、自分の思い通りの環境が揃うことはほとんどありません。

これは学校が悪いわけではなく、そういうものなのです。

大学入試やその後の人生は、自分以外の人が責任を負ってくれることはありません。

その前提を基に、自分に与えられた環境が適している場合はそれに感謝をして、適していないと感じる場合は、どのように行動するべきか考えなくてはなりません。


5月16日 少しずつ

高校の数学では、本質的な意味を理解して問題を解いていくことが大切です。

ただ、理解をする以前に、この形はこのように変形をするのが当然というような部分もあり、覚えるしかないことも少なからずあります。

そういう基本のキという部分で変な癖がついてしまっていて、正しいやり方に修正をしても、少し時間が経つと間違ったやり方に戻ってしまう生徒がいます。

1回練習で出来ても、次も正確に出来るわけではないので、反射的に正しくできるようになるまで何度も反復練習をするしかありません。

こちらは直ぐに安定して出来るようにならないと思っているので、何度も同じことを伝えます。

高校数学が分からなくなるのはあっという間なのに、出来るようになるのは一朝一夕ではいきません。

少しずつ良くなっていくのだと信じて、日々の努力を継続していきましょう。


5月17日 本当は家でやってほしい

高校1年生は次回の授業で2次関数の場合分けを取り扱う予定です。

初めて解く生徒は苦戦をすることが多く、まずはここを乗り越えられるかが高校数学がモノになるかの試金石になる非常に重要な内容です。

前提の知識が抜けている状態では太刀打ちが出来ないので、少しでもスムーズに授業が聞けるように高校1年生は塾に来て2次関数の復習をしてもらっています。

塾で復習をすれば、生徒は分からない所を質問出来ますし、こちらも確実に復習をしていることが確認できるので、安心して次の授業に進むことが出来ます。

復習後、ある生徒に「コレ家で自分で出来る?」と聞くと「出来ません!」とハッキリ言っていました。

本当は家でやってほしいんですけど、それが出来る生徒ばかりではないと思っているので、今後も塾で復習をするようにしたいと思います。


5月18日 合わせることと合わせないこと

生徒を指導していると、生徒をこちらに合わさせるべきなのか、こちらが生徒に合わせるべきなのかを考えることがあります。

指導者が生徒に合わせるべきだという意見が多いように思いますが、目指しているものや、状況によってどちらが正しいのかは変わると思います。

当塾の指導は「大学入試で数学が使える状態にする」というのが前提で、そのために残り時間から逆算して、何をやるべきかを考えています。

やる気が無くダラダラしている生徒に合わせていては目標に間に合わないので、そういう生徒はこちらに合わせられないのなら塾を去ってもらわないと仕方がありません。

当塾では、高校の数学を理解するための内容は集団で指導をするので、それを理解して定着させる努力は生徒に合わせてもらいたいです。

ただし、やる気はあるけれど内容を理解したり定着するのが遅い生徒や、余裕のある生徒に関しては、個別指導で対応します。

こちらが生徒に合わせる点は生徒の能力に応じて個別の指導時間を設けることで、生徒に合わせない点は集団授業で必要な内容を全て取り扱う(レベルを下げない)ということです。

これが全ての生徒に合っている方法だとは思っていないので、自分に合っていると感じた生徒に通塾をしてもらいたいと考えています。


5月20日 思考の流れ

授業中に生徒がノートに板書を書くところを見ていると、正しく書けていないことがあります。

解答の補足として「何故そのように考えるのか」を書いてあるのに、そこを一切写していない場合があります。

解答だけを写すのであれば教科書や参考書を見れば良く、それらに書かれていない説明をしているので、後で復習をするときのために書き写してもらいたいです。

また、板書を説明したのと順不同で、文字だけを写している場合があります。

解答が「A→B→C」の順に書かれていたとしても、問題を解くときは「A→C→B」の順に考えるべき場合もあり、解説をするときはどうしてそのように考えているのかも説明しています。

そのように説明を受けたのであれば「A→C→B」の順に板書を書くべきです。

そうしなければ、次に自分1人で問題を解くときに、そういう思考の流れにならないからです。

私が授業をするときは、その問題の答えの出し方のみを伝えているのではなく、何故そのように考えるのかを伝えるように意識しています。

高校数学が教科書や参考書などで自学自習をするだけでは身につきにくいのは、上記の思考の流れが書かれていないからです。

授業を聞くときやノートを取る時には、そのことを意識して取り組んでもらいたいと伝えています。


5月21日 自分の意思

新年度が始まってから2か月弱が経ち、生徒の状況なども理解が出来てきて、授業をしていると色々なことを感じます。

1年間毎日のように授業をしていると、上手く出来たと感じるときもあれば、上手くいかなかったと感じることもあり、目の前の生徒の指導方法をどうすればいいのか日々思い悩みます。

これまでの経験から、この生徒にはこうすれば上手くいく可能性が高いということはあっても、それが全員に当てはまるわけではありません。

そいういうときは新しい方法を試したり、試行錯誤をしているのですが、直ぐに結果が出ることはなく、スッキリしない日々を送ることもあります。

こういう悩みは、自分の仕事に納得がいくのかということだと思います。

これは勉強にも言えることで、どういう状態になれば自分は納得が行くのかで、取り組み方が変わります。

誰かに言われたからやる勉強や仕事と、自分の意思で行う勉強や仕事では、最終的な到達点が大きく変わると思います。

切欠は何であっても、生徒達には自分の意思で大学受験に向かって行って欲しいです。


5月23日 6月の予定表

6月の予定表をTOPページにアップしました。

6月は祝日が無く、また後半は定期考査があるので、授業時間の確保のため変則日程になっています。

高校3年生のB講座は早い時間帯で日程を組んでいく予定ですが、部活動が終わらない生徒は、空き時間などを利用して個別に対応していこうと思います。

出来る限り授業時間を確保するためなので、ご迷惑をかけることもあるかもしれませんが、ご理解いただければと思います。


5月25日 リスクとリターン

高校2年生の講座は対数関数まで授業が終わったので「三角関数」「指数関数」「対数関数」の復習を行いました。

そこで、基礎的な復習が早く終わった生徒には難しめの応用プリントを配布しました。

解いていた生徒は、少し進めては行き詰ってヒントを聞くというような感じで、1時間半で2、3問しか進みませんでした。

問題の難易度を上げていくときは、徐々に段階を上げていく方が良い場合と、2〜3段階位一気に上げてしまう方が良い場合があり、生徒や分野によって異なります。

前者の方法は、時間はかかっても着実に学力がつきやすく、生徒1人でも実行し易いです。

後者の方法は、空回りをして学力が全く上がらない危険性があります。

また、一人で行うことは難しく、指導者がついて、理由や思考の流れを説明してもらう必要があります。

その代わり、成果が出るときは学力が一気に上がります。

どちらの指導も一長一短があるので、生徒の状況を見て使い分けています。


5月26日 場合分け

今日の高校1年生の授業は「2次関数の最大値・最小値の場合分け」の復習を行いました。

これを苦手にする高校1年生は非常に多いように思います。

苦手にする理由は、中学までのように答が一つに定まるのではなく、複数の状況を全て答えなくてはならないからでしょうか。

また、解き方を覚えるだけでは対処が出来ず、文字の値が変化するとどうなるのかをイメージしないといけないのも難しく感じるところかもしれません。

大学入試の数学は、思い込みで解いてはダメで、起こりうる状況を全て検証して、理由を説明する必要があります。

このトレーニングは、数学の問題を解くだけではなく、日々の生活で問題に対処するときの思考を鍛えることにもなるので、難しくても頑張って立ち向かってもらいたいです。


5月28日 言葉で理解する

当塾は、映像媒体を利用せずに生徒に直接指導することにこだわっています。

その理由の一つが、生徒が本当に理解しているのかを確認するためです。

授業中、生徒にこれはどういう意味なのかと尋ねることがあります。

理解が出来ていない場合は、数式や単語を答えるので、会話が噛み合いません。

今日の授業でもそういうことがあり、小手先で切り抜けようとするのではなく、何を聞かれているのかを考えてきちんと会話をするように伝えました。

多くの生徒が勘違いしているのですが、数学の力をつけるために大切なことは、記号や数式を並べることではなく、自分の言葉で内容が説明できるようになることです。

問題を解いて練習しているのに、テストで点数が取れない、応用問題が解けないと感じる人は、解いている問題の式の意味を、自分は日本語で説明できるのかを意識しながら取り組んでみると良いと思います。


5月30日 イメージで理解する

高校3年生の理系講座は、数学Vの積分法、体積の授業に入りました。

数学Vの定積分による面積、体積の求め方は、厳密な証明をしようとすると大学の学習範囲を含みます。

いきなり証明から入るのはハードルが高いので、まずはイメージで理解して問題が解けるようになり、その後より深く学ぶ余裕があれば証明に触れるので構わないと考えています。

イメージで理解するというのは何となくで良いということではなく、イメージと式を一致させるために、正しくイメージして、正しく式に表すという練習が必要になります。

指導者と生徒で、イメージが共有できていないと説明を聞いても意味が分からなくなるので、特にこれからの授業では、どのように考えて問題を解いているのかを意識して伝えていきます。


5月31日 個別指導の活用

当塾では、授業の空き時間を利用して個別指導を行っています。

料金はかからないので、数学が苦手で時間が合う人は積極的に個別指導を利用してもらいたいと思っています。

最近、入塾したある生徒は、塾の宿題や、学校の課題、復習で分からないところがあると質問をしに来ています。

あまり数学が得意ではないようなので、以前に説明したことと同じことを繰り返し説明しています。

それでも、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目の方が反応は良いですし、問題を解くために必要な説明の量は減少しています。

どの勉強にも言えることで、身につくまでに練習を繰り返さないといけない量は人によって異なります。

特に数学はその個人差が大きい科目であるように感じます。

しかし、これまでの経験から、ある瞬間から身につくまでに繰り返さないといけない量が減る生徒もいます。

メカニズムは不明ですが、おそらく、各分野で本質的な理解をしながら勉強を進めることで、何が大切なのかを掴む力が備わるのでは無いかと思います。

塾に来て納得が行くまで質問を繰り返すことが、そうなるための手助けになると思っているので、個別指導を活用してもらいたいです。



松山数学塾
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