日記・予定表


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2023 11月


11月2日 現在の進度状況

現在、高校2年生は旧課程で言うところの数学UBの内容が修了しました。

例年よりも1ヵ月弱早く進めることが出来ています。

授業が早く進められている明確な理由は分かりませんが、生徒たちが板書を取るのが速いような気もするので、少しずつの積み重ねで早くなっているのかもしれません。

これだけ早いと復習をする余裕もあるので、授業が終わってから3回ほど「ベクトル」の復習と演習の時間が取れました。

これが終わったら、数学Vが必要な生徒は「複素数平面」の授業に入り、数学Vが不要な生徒は「統計的な推測」の授業に入ります。

準備はしてきましたが「統計的な推測」の授業をするのは初めてなので、少々緊張しています。

やれるだけの準備をして臨みたいと思います。


令和5年11月1日現在の進度状況

1年生   数学T・・・「整数の性質」の求値問題まで修了
2年生   数学B・・・「ベクトル」まで修了
3年生B  総合演習40回目まで解説済
3年生V  総合演習30回目まで解説済


11月6日 忙しいのは嫌ではないです

11月から高校2年生の講座が2つに分かれたため、忙しくて日記が更新できませんでした。

現在、高校1年生の授業準備と、高校2年生の授業準備(2講座)、高校3年生の授業準備(3講座)に加えて途中入塾の生徒の個別指導をしています。

平日は多少余裕があるのですが、土日祝は昼から夜にかけてずっと授業をしています。

忙しい状況が続きますが、授業の質を落とさないように何とか頑張りたいと思います。


11月8日 教養

何年か前から、高校3年生が卒塾するタイミングで本をプレゼントするようにしています。

高校までの勉強はどちらかと言うと受験対策という面があるので、勉強をする内容が偏ってしまいがちです。

大学以降は試験勉強に捉われず、興味のあることを勉強する機会が増えるように思います。

自分のことを振り返ると、社会人になってからは本を読んだり勉強する機会が増えましたが、大学時代はあまり勉強をしませんでした。

あの時代にこうしたことを勉強しておけば、大学での過ごし方や、人生の選択肢が変わったかもしれないなと思いながら、生徒に読んでほしい本を選んでいます。

先日、推薦入試で大学に合格した生徒が挨拶に来てくれたときに、保護者の方がその本について喜んでくれていたのが嬉しかったです。

大学生は就職のためにとか、読むと得になるからではなく、教養を高めて豊かな人生が送れるように、色々な本を読んだり経験を積んでもらいたいと思います。


11月11日 裏付け

現在、高校2年生は「数学V」の講座と「数学TAUB」までの講座に分かれて授業をしています。

「数学V」はこれまでに何度も授業をしてきたので、内容を身につけるためにはどういうことが大切か、どういう流れで授業をしていくべきか分かっています。

それに対して「数学TAUB」の「統計的な推測」の授業をするのは初めてなので、事前に準備をしていても、生徒がどこで引っかかるのか、どういった流れで授業をするとスムーズに行くのかはやってみないと分かりません。

「統計的な推測」を勉強をしていると、こういう結論になるからこれを覚えるという内容が少なからずあるので、そういう点がイマイチ好きになれません。

しかし、定義から始まって証明をしていけば論理の裏付けを与えられる部分もあるので、そういう所を大切に授業を行いたいと考えています。

他の分野でもそうですが、高校の数学では意味を理解せずに公式を覚えて問題を解こうとしても、上手くいかなかったり、難しい問題には歯が立たなかったりします。

一見遠回りに見えても、何故そうなるのか導出を考えたり、数式の意味を理解することが、問題を解けるようになるための最短距離を進むことになると考えて指導をしていきます。


11月12日 こんなものがあったのか

教室に生徒が入っていると室温が上がるので、11月でも授業中に冷房を入れていることがあるのですが、最近エアコンから滝のように水が溢れ出ることが頻発しています。

原因は外のホースが詰まっているからというのは分かっているので、掃除機で吸ってみたり、つまりが解消されるように掃除をしていたのですが、一週間ほどで元通りになることを繰り返していました。

先日そんな話を生徒にしたところ、こんなものがありますよと家から↓を持ってきてくれました。



こんなものがあるとは知りませんでした。

ありがたく使わせていただきます。

今後のことも考えて、これは応急処置として清掃業者に本格的な掃除を頼もうと思います。


11月14日 引越し

様々な要因で引越しをすることになりました。

心配される方がいるかもしれないので一応書いておきますが、悪いことがあったわけではありません。

授業には影響が無いとは思いますが、引越しの準備などで忙しいので、こちらの更新は止まると思います。

お問い合わせなどには対応しますので、何かあれば電話かメールでご連絡ください。


11月16日 釣り方だけで足りるのか

格言で「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」というものがあります。

「人に魚を与えると1日で食べてしまうので、飢えた人には釣り方を教えなければならない。そうすると生涯食べていくことが出来る。」という意味の言葉ですが、ふと思いました。

本当に釣り方だけで足りるのでしょうか。

釣り竿の作り方や、壊れた時の直し方、エサの取り方は教えなくていいのでしょうか(これも釣り方に含まれますか?)。

更に言えば、魚の生態を教えなくても良いのでしょうか。

魚が釣れるからと言って乱獲していては、翌年以降は魚がいなくなってしまいます。

生涯食べていくためには、そういうところまで理解する必要があるのではないでしょうか。

何かを教えるときは、表面的なことだけではなく、根本や本質的なことから教えていないと、何かあったときに対処することが出来ないように思います。

データの分析の授業をしているときに、ある生徒が
「学校で、この公式を覚えておけば解けると言われて、確かに解けるんですけど、意味が全く分かりません。」
と言っているのを聞いてそんなことを感じました。

当塾では、覚えるだけなら5分で済む内容を1時間以上かけて根本から説明することがあります。

テストの点数を取ることだけを考えれば効率が悪く感じるでしょうが、長い目で見た時にこういう部分が大切だと考えています。


11月23日 落ち着かない毎日

忙しくて日記の更新が出来ませんでした。

引越し自体は終わったのですが、荷物の片付けや必要な買い物、住所変更の手続きなど、やらないといけないことに追われています。

そして、明日は以前から決まっていた七五三のお参りに行ったりと、せわしない毎日になっています。


ほとんどの学校で週明けから定期考査があるので、塾の授業を進めるのは一旦ストップして、来週は考査範囲の復習をします。

定期考査後は、高校1、2年生は新しい分野の授業を、高校3年生は本番の形式に慣れるために時間を測ってマーク演習を行う予定です。

毎年、本格的な入試の時期になると浮足立つ生徒が現れます。

どれだけ入試が近づいてもやるべきことは同じで、出来ないことを出来るようにするだけです。

大切なのは、焦って表面的な勉強をするのではなく、理解を重視して内容を定着させることを意識して取り組むことです。

心がそわそわしているときこそ、今何をやるべきなのかを考えて行動するようにしましょう。


11月25日 12月の予定表

12月の予定表をTOPページにアップしました。

高校3年生はマークタイプの演習が主となりますが、少しだけ記述の演習も行います。

これは共通テストの数学はTAUBまでなので、数学Vを用いる予定の生徒が1ヵ月以上その分野に触れなくなるのを防ぐためです。

また、記述では出題される内容で、マークタイプでは出題されにくい問題に対する勘を鈍らせないようにする目的もあります。

共通テストで出題されにくいとはいっても、出題されないわけではないので、反応出来るように練習をしておくべきだと考えています。

高校3年生が大学入試までに残された時間はそれほど多くありません。

漠然と勉強をするのではなく、何のためにこの勉強をするのかという目的意識を持って取り組みましょう。


11月28日 同じ問題を何回も解く

ほとんどの生徒は、説明をした後に類題を解かせると解くことが出来ます。

しかし、その後復習をせずにその状態をずっと維持できる生徒はほぼいません。

これは、生徒だけではなく私も同じです。

今年から数学Bの「統計的な推測」の授業をしなければならなくなったので、半年ほど前からこの分野の問題を解いてきました。

1周目は解説を見ながら、何とか解いたという感じでした。

2周目は解き方や公式を忘れていることがあったので、そこを確認しながら解き直しました。

3周目は解けない問題は無くなりましたが、公式がどうして成り立つのか直ぐには説明出来ないと感じたので、公式の導出を行いながら解いていきました。

4周目は理解が深まることで、これまでの解き方に勘違いが含まれていることに気づきました。

5周目は問題を見た瞬間に何をするのかを把握出来るようになり、安定して早く解けるようになりました。

これで、ようやく問題を解くことに対しての心配は無くなってきましたが、何を聞かれても何も見ずに瞬時に答えられるかというと自信は無く、あと2〜3周繰り返して、実際に生徒から質問を受けてみないと、この分野が仕上がっているとは言い切れません。

色々な意見があると思いますが、私は「同じ問題を何回も解く」ことが、学力をつけるためには最短の方法だと考えています。

ただ、生徒は全教科の勉強をしないといけないので、数学の全ての分野を気が済むまで繰り返し勉強するのは難しいです。

そこは問題を抽出して反復練習をしたり、定期考査の期間を利用したり、生徒各自の状況から、取り組み方を考えないといけません。

ただ、根底にあるのは、こうすれば簡単に出来るようになるというような裏ワザは無く、何かを身につけるためには同じことを愚直に繰り返す必要があるのを理解することです。


11月29日 出来ると楽しい

昨日の日記にも書いたように、半年前から新しい分野の勉強をやってきました。

数学の指導をしている位なので、数学の勉強をしたり説明をするのは楽しいと感じます。

それでも、新しい内容を勉強してすぐには出来るようになりませんし、すぐに楽しさを感じることもありません。

身につけようと努力している段階では、出来るようになるんだろうかとか、本当にこれを覚えないといけないのかなどと考えたりもします。

そう思いながらも勉強を続けて問題が解けるようになり、理解が進んでくると楽しいと感じる部分が増えてきます。

更に興味を持って、内容の背景を調べると、疑問に思っていたことが腑に落ちたり、感動することがあったりします。


人は出来ないことや分からないことを楽しいとは感じません。

数学に苦手意識を持っている生徒はその段階なので、勉強を自主的にやれと言われても、継続することは難しいでしょう。

そういう生徒に対して理解の手助けをしたり、強制的に練習量をこなさせたりして、問題が解けるようになることで、数学を楽しいと感じるようになってもらいたいです。

その状態になれば、自主的に勉強を行うことが苦痛では無くなって、学力を一人で伸ばしていけるはずだと考えています。



松山数学塾
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