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2024 7月
7月2日 現在の進度状況と、これからの授業予定
現在の授業の進度状況と、これからの授業予定を書いておきます。
令和6年7月2日現在の進度状況
1年生 数学T・・・「2次関数」修了,
数学A・・・「場合の数」の組合せの基本まで修了
2年生 数学U・・・「対数関数」まで修了
数学B・・・「数列」の群数列まで修了
3年生B 「標準問題」・・・150問まで解説済,総合演習4回目まで解説済
3年生V 数学V・・・全分野修了
今後の授業予定は以下のようになっています。
1年生 7月 数学A・・・「場合の数」「確率」
8月 数学A・・・「確率」「図形の性質」,数学T・・・「三角比」
2年生 7月 数学B・・・「漸化式」「数学的帰納法」,数学U・・・「微分法」
8月 数学U・・・「微分法」「積分法」,数学C・・・「平面ベクトル」
3年生B 7月 「総合演習」
8月 「総合演習」「マーク演習」
3年生V 7月 「総合演習」
8月 「総合演習」「マーク演習」
8月の高校3年生の「マーク演習」は時間の使い方の確認をする程度になります。
授業は上記の予定で進めますが、説明が必要な既習分野に関しては空き時間を利用して指導を行います。
個別指導は希望制になっていますが、身につけておいて欲しい内容が抜けている生徒に対しては、こちらから呼びかけることもあります。
高校の数学は一度苦手になってしまうとやり直すのが遅くなるほど負担が大きくなり、出来るようになるまでの時間も長くなります。
入塾をご検討されている方はお早めにご相談下さい。
現在、高校1、2年生は途中入塾が可能ですが、高校3年生の受け入れは状況に応じてとなります。
7月4日 今年もこの季節
現在、生徒には8月の都合の悪い日を申告してもらっています。
家族旅行や帰省などで塾を休むのは構わないのですが、オープンキャンパスに行くので塾を休むのはやめてほしいと思っています。
毎年書いているのですが、オープンキャンパスは大学入試において、行って得る利益よりも行って得る害の方が大きいと考えているので反対しています。
塾を休んで行くということは、大学に合格するためには真逆の行為なのでやめていただきたいのです。
なぜダメなのかを過去の日記から抜粋して掲載しておきます。
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私立大学を指定校推薦などで受験することが決まっている場合は、面接で話す話題にもなるのでオープンキャンパスに行く意味はあるかもしれません。
しかし、国公立大学は共通テストの点数を基に受験する大学を決めるので、オープンキャンパスで見に行った大学を受験しない場合がほとんどです。
オープンキャンパスで自分に合う大学を調べたいと言う人がいますが、それは行っても分かりません。
オープンキャンパスに行っても普段とは様子が違うので、実際の大学の雰囲気は分かりませんし、高校生向けの講義を聞いても、大学に入ってから学ぶ内容を正確に知ることは出来ないからです。
仮に自分に合う合わないを感じ取れたとしても、大学の良し悪しは表面的に分かるものではないので1日だけの出来事で判断するのは危険です。
本当は良い大学なのに、見に行ったときに対応した人の印象が悪かったというような理由で、その大学に行きたくなくなることもあるかもしれません。
2019年に、ある企業が大学1年生を対象に行ったアンケートによると「進学するための情報をどこで得たか」という質問(複数回答可)に対して「オープンキャンパス」と答えた人は全体の0.7%でした。
こうしたデータからも、ほとんどの学生は「オープンキャンパス」で得られる情報を進学するための判断材料としていません。
直接見て確認しなくても、見学に行きたいと思うような大学は全て良い大学です。
国公立大学は行きたいからという理由で進学するところでは無く、学力をつけて選抜試験に勝ち抜いた人が入学する大学です。
オープンキャンパスに行こうとする人は受験に対する根本的な考え方が間違っています。
目標に到達するためには、今どのように行動するべきなのかを考えられるようになってもらいたいと思っています。
7月5日 一番大切なもの
7月に入り急激に暑くなりました。
生徒たちの顔を見ていても疲労しているのを感じますし、体調不良で塾を休んでいる生徒も少なからずいます。
暑さは気温だけではなく湿度とも関係しており、下記のサイトで暑さ指数というのを見ることが出来ます。
松山(愛媛県)の暑さ指数予報|防ごう熱中症|NHK NEWS WEB
明日7月6日の午後は危険(運動は原則中止)という予報になっているので注意が必要です。
本来であれば学校の体育や部活動を中止にした方が良い状況でも、指導者から指示が出ない場合もあります。
実際に、今日の授業で生徒から部活動のときに冷房が聞いておらず、室温が37度になっていたということを聞きました。
私が高校生のとき、そういう状況で命を落とした後輩がいるので毎年生徒には気をつけるように声をかけています。
勉強や部活動を頑張るのは、未来があるからです。
急激に暑くなる時期は特に危険なので、とにかく無理をせず、気分が悪かったり異変を感じた場合は休むようにしてもらいたいです。
7月6日 確認しなくても分かります
今日の高校2年生の授業は漸化式の第2回目でした。
毎年、漸化式の1回目の授業では苦戦をする生徒が少なくありません。
前回の授業では不安に感じる生徒もいたのですが、今日の授業では随分良くなっている様子でした。
授業後にある生徒が「前回の授業でヤバいと思ったので、宿題を頑張ってやりました。」と言ってきました。
宿題の確認をしなくても、授業中の反応を見ればきちんとやって来ているということは分かります。
他の分野にも言えることですが、漸化式はある程度演習量をこなさないと、授業を聞いていても理解が深まりません。
宿題をやれと言われたから解くのではなく、自分の意志で出来るようになるために頑張ってもらいたいです。
7月7日 贅沢
昨日の日記で、漸化式の処理が随分と良くなっていると書きましたが、中には苦戦している生徒もいます。
授業中の様子を見ていると、自分一人で宿題をやろうとしても出来ないように感じます。
勉強は積み重ねなので、目の前のことを一つ一つクリアしていかなければ、いつまで経っても出来るようになりません。
これは漸化式に限らず、自分がそういう状況だと感じたら塾に来て、分からない所を聞きながら宿題をやるように声かけをしています。
ただ、声かけをした後に宿題をやりに来る生徒もいれば、来ない生徒もいます。
お金を払って塾に通わせてもらっているのは贅沢なことで、当たり前ではありません。
恵まれた環境を与えてもらっていることに感謝をして、どのように行動するべきなのかを考えられるようになってもらいたいと思います。
7月9日 勉強の進度
高校3年生理系講座は全分野の授業と復習が終わり、総合演習に入りました。
学校によっては高校3年生の夏休み明けまで数学Vの授業をしているところもあるので、それと比べると早く感じるかもしれませんが、大学受験のことを考えると決して早くはありません。
本来であれば、高校3年生に上がるタイミングで全分野の授業を終えていることが望ましいと考えています。
受験のための勉強だけしていれば良いのならそのペースでも可能でしょうが、学校の授業や行事、部活動など様々なことをやりながら全ての教科の内容を身につけていくのであれば今のペースが限界のように感じます。
大学入試に向けての勉強は、高校1、2年生次には適切に進んでいるのかが実感しにくく、高校3年生になって気づいた頃には、このままでは間に合わないと分かることが多いように思います。
それでも、過去を振り返って、ああしておけば良かったと思っても戻ることは出来ません。
これから大学入試までの期間は7〜8ヵ月程です。
半年後に半年前にもっと頑張っておけば良かったと思わなくても良いように、今を必死で頑張ってもらいたいです。
7月11日 流行り病
先日からコロナ感染で塾を休む生徒が増えています。
現在でも何日かは外出してはいけないようなので、感染した生徒は来られるようになったら個別に対応していきます。
ニュースを見ると溶連菌や手足口病などの感染症も急増しているようです。
感染をしないために誰とも会わない生活をするわけにもいかないので、食事や睡眠など基本的な生活習慣を整えて自己免疫力を高めるしか対策はないように思います。
高校3年生は大学受験当日に感染してしまうと、大学側の対応がどうなるのか不透明なため受験への影響が大きくなります。
感染しないに越したことはありませんが、今の時期はそれほど影響が大きくないので、過度に対策をするよりも、普通に生活をしたので良いと思います。
7月12日 土砂災害
今日の午前4時頃に松山城周辺の山が崩れ、緊急安全確保が発令されました。
その影響で、松山市内の高校は全て休校になったようです。
ニュースを見ると二次災害の恐れもあり、被災地域は復旧に時間がかかりそうです。
当塾は被災地域から離れているので通常通り授業を行いますが、テスト日程がズレた学校があるため、スケジュールの変更が必要になりました。
該当生徒には追って連絡をします。
7月13日 勉強の仕方
現在、定期考査中の学校があるのと授業内容がキリの良いところまで進んだので復習をしています。
当塾の復習の形式は2時間問題を解き、分からないところがあれば質問するというものです。
基礎的な内容の復習はノートを見れば解き方が分かる問題にしているので、答だけ配布して出来る限り自分で解き方を調べるようにしています。
普段の勉強でも分からないところがあるときに、どのように調べれば良いのか、ノートや参考書を見て一人で解決出来るようになってもらいたいと考えています。
一人で解決出来ない場合、ノートのどこを見れば良いのか分からないときや、ノートを見ても分からない場合に質問をするようにしています。
基礎内容の復習後に行う標準レベルの問題演習では、答えの他に解答を配布しています。
標準レベルの問題には初見のものも含まれているので、暫く考えて分からなければ解答で解き方を確認するようにしています。
ただし、解答を書き写すのではなく、分からない部分を読み理解をしたら、解答を伏せて続きを自分で解いていくように指示しています。
解答を読んでも理解が出来ないときは質問をして、理解をしてから解き進めるようにしています。
塾で復習をするときだけでなく、普段からこのように取り組んでもらいと考えています。
復習などで問題を解くだけであれば塾に来なくても出来ると思われるかもしれませんが、こうした勉強の基本が出来ていない生徒は少なからずいます。
正しい勉強の仕方を身につけるために、また2時間集中して勉強をする習慣をつけるために、授業時間を用いて復習を行っています。
7月14日 国公立大学の過去問題について
志望校の過去問題(赤本)を解くことを夏休みの課題にする学校があります。
例年書いていることなのですが、私は「ほとんどの高校3年生は夏休みに志望校(国公立大学)の過去問題を解くべきではない」と考えています。
現在、高校3年生は入試に向けての総合演習を行っていますが、頻出問題に苦戦していたり、入試に必須の考え方がまだ身についていないような段階です。
このような状況で志望校の問題を解いても意味がありませんし、出願校の選択を誤る危険性もあります。
どうしても課題としてやらないといけないのであれば、現在の学力にあった私立大学の過去問題を解けばいいと思います。
何故そう考えるのか、理由を再編集して載せておきます。
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「高校3年生の夏休みに志望校(国公立大学)の赤本を解くべき人」は、志望校が東京大学または京都大学で、先取りで勉強を進めていて、どの教科もある程度仕上がっている状態の人です。
※ 以下、志望校は国公立大学として書きます。
上記以外の人は、高校3年生の夏休みに志望校の過去問題を解く意味はありません。
むしろ、後のことを考えると、解くことによるデメリットの方が大きいです。
まず、高校3年生の夏休みに志望校の過去問題を解く意味が無いのは、一般的な受験生は大学入試問題を解くために必要なことが身についていないからです。
半年後の入試本番で解けるようになるため、夏休みにやるべきことは「大学入試に頻出の考え方に慣れる」「各分野の知識の整理」「各分野の繋がりの確認」です。
これは、志望校の過去問題を解いて身につくものではなく、段階を追って演習して身につけるものです。
多くの高校3年生にとって、夏休みはそういうことに時間を使うべきで、過去問題を解く時期ではありません。
もう一つ、過去問題を解くデメリットとして、出願校の選択を誤る可能性があります。
国公立大学への出願は共通テストの点数が確定してから行います。
共通テストで取った点数と、2次試験で自分が取れるであろう点数を合わせて、合格最低点を超えられるかどうかで出願校を決定します。
2次試験で自分が取れるであろう点数は、大学の過去問題を解いて確認します。
このとき、事前に過去問題を解いていると、問題を知っているから解けるのか、自分の実力で解けるのか判断がつかなくなります。
こうしたことから、赤本(過去問題)は共通テスト後まで解かない方が良いと考えています。
7月16日 積分の計算
高校3年生の理系講座は総合演習と並行して復習もするようにしています。
本当は総合演習をガンガンやりたいのですが、基礎的な内容で抜けている部分があるので、復習もやらないと危ういと感じます。
特に数学Vの積分の計算は重要で、理系の生徒は安定して出来るようにならないと2次試験の数学で合格点を取ることは出来ません。
聞いた話では、ある予備校の浪人生(理系)は毎朝、積分の計算をしてから1日が始まるそうです。
受験が終わった後、毎朝積分の計算をしなくても良いように頑張ってもらいたいと思います。
7月18日 コーチの経歴と素質
昨日、メジャーリーグのコーチングや組織運営についてのテレビ番組を見ました。
その中で興味深かったのが、近年メジャーリーグでの選手経験や野球の経験の無いコーチが増えているというものです。
選手としての実績があれば言葉に説得力はあるけれど、コーチをするときに自分の成功体験を押しつけることが多く、選手一人一人に合った指導が出来るとは限りません。
選手としての実績が無くても、動作解析などの最新理論を学び、それをどのように伝えるのかを勉強している人がコーチとして活躍しているようです。
これは大学入試の教科指導にそのまま当てはまるわけではありませんが、共通するところはあると思います。
大学入試の指導をするときには専門性が必要で、大学入試問題が解けなくてはいけません。
ただし、自分が解けるのと、生徒を解けるようにするのは同じことではありません。
また、指導者の経歴で言うと、東京大学を目指している生徒を指導するのに、指導者が東京大学に合格している必要はありません。
東京大学に合格するためには、どのような能力を身につける必要があるのかを理解して、生徒がその能力を身につけるための指導が実行できれば良いのです。
更に言うと、東京大学を目指している生徒を指導出来たとしても、学力が標準レベルの生徒や勉強が苦手な生徒の指導が適切に出来るとも限りません。
生徒がどこでつまずいているのかを見つけて、それを改善する手助けをするのは、難しい問題の解説が出来るのとは別の能力だったりします。
私自身がそういうことを完璧に出来るのかと問われると、絶対に大丈夫なので任せて下さいとは言い切れません。
それでも、どうすれば出来るようになるかを考えて、生徒が前向きに取り組めるように指導をしたいと思っています。
7月19日 明日から夏休み
今日で1学期が終わり明日から夏休みになります。
学校の補習はありますが、部活が無い生徒は午後から時間があると思います。
苦手分野がある生徒は早めに克服出来るように個別指導を利用するなどしてもらいたいです。
また、質問が無くても家で勉強が出来ないという生徒は自習室を利用してください。
これから8月中旬まで個別対応と教材作成、授業準備が忙しくなるので、日記は不定期更新になります。
お問い合わせの対応は可能なので、ご用の方は電話かメールでご連絡下さい。
7月25日 結婚式
7月27日に教え子の結婚式に参列するため鳥取に行くので、明日から2日間お休みをいただきます。
10年以上前の学校時代に関わった生徒なのですが、卒業後も関係が続いているのは指導者冥利に尽きます。
コロナ禍で出来なかった結婚式がようやく行えるということで、随分コロナ前の生活に戻ってきたと感じます。
他の教え子や大学時代の友人にも会えそうなので、息抜きをしてきます。
7月31日 現在の進度状況
今日の授業のときに、高校3年生に夏休みに入ってから1日どれくらい勉強しているのか聞いてみると全員10時間以上はしていました。
今の時期であればそれくらいやるのは当然なのですが、実際にやり切れる生徒はそれほど多いと思いません。
頑張っている高校生を見ているとこちらも負けていられないと感じます。
8月は忙しくなりますが、生徒のためにこちらも頑張ります。
令和6年7月31日現在の進度状況
1年生 数学A・・・「場合の数」「確率」修了
2年生 数学U・・・「微分法」の極値から係数を求める まで修了
3年生B 総合演習14回目まで解説済
3年生V 総合演習8回目まで解説済