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2015 12月


12月4日 再開

今日から授業を再開しました。
こちらも休む暇なしなどと書いていましたが、昨日までの休みで1日だけ広島に行ってきました。

立ち寄ったところの近くで、学問の神様が奉られているというので参拝しました。



これから先、やるだけのことをやったら最後は神に祈るしかありません。

祈るというのは、必要以上の幸運を求めたり、投げやりな行為ではなくて、心を落ち着かせたり、覚悟を決めるための行為だと思っています。

一生懸命やれるだけの努力をして、後は神に祈るしかやることがないという状況にして、試験に臨むことが出来るように頑張りましょう。


12月5日 2年生B講座

2年生の生徒で数学UBまでを受験で使う生徒は、全範囲を学習し終えたので演習を行っています。

高校2年生は、センター試験まで残り1年1ヶ月ありますが、全分野を仕上げるとなると今から復習に入っても決して早くはありません。苦手な分野などがあれば、1からやり直す必要もありますし、安定して点数が取れるようになる為には根気のいる作業になります。

現在、この講座では2時間の授業のうち、始めの1時間は標準的な問題の解説をして、残りの1時間は基礎的な計算や公式の確認などをしています。

基礎的な計算や公式の確認などは一人でも出来そうに思いますが、自分で継続的に行える生徒は中々いません。ほとんどの生徒は、これくらいは出来るということに時間を使って練習しないからです。

しかし、出来るというのは思い込みで、やってみると出来ないこと、出来なくなっていることがたくさんあるのです。また、出来ることでも確実に定着させて、正確性を向上させて、時間を短縮できるようになることが、最終的に大切になってきます。

予定では、来年の3月までは基礎的な練習を中心に反復練習を繰り返して、本格的な演習の前の下地作りをしていきます。全分野を習って終わりではなく、ここからが始まりになります。


12月6日 出来ないとは言うけれど

高校3年生は、学校によっては今週末と来週末に連続で模試があります。

マーク模試を受験した後に自己採点を提出してもらっているのですが「失敗しました」とか「時間が足りなくて出来ませんでした」と言う生徒が多いです。

センター試験本番でも、そのようなことは往々にして起こります。そういうことも含めての現時点での実力です。特に時間配分に関しては、今回は上手くいかなかったで済ませることなく、どのように努力すれば良いかを考えて取り組んでもらいたいと思います。

「この科目が今回は出来ませんでした」と生徒はよく言いますが、模試でも本番でも全ての科目で自己最高点が揃うことはほとんどありません。何かが良ければ、何かが悪いということが普通です。

こういうことを心構えとして持っておかなければ、本番で1教科出来なかっただけで浮き足立ってしまいます。また、出来たかどうかというのは、あくまでも全体と比較してみなければ評価はできないので、思い込みで焦ることの無いようにしなくてはなりません。

今日も3人の生徒が「失敗しました」「出来ませんでした」と言いながら自己採点を提出していましたが、確認すると3人とも合計点では過去最高点を取っていました。努力の方向性は間違っていないので、本番までしっかりと継続して臨んでもらいたいと思います。


12月7日 取捨選択は自分で

この日記ではよくセンター試験まであと何日と書いていますが、塾生の高校3年生の中には私立大学を志望していてセンター試験は受験するものの、利用はしない(出来ない)という生徒がいます。

これからの時期、進学校であれば、学校の授業はセンター試験を受験する生徒を対象に行われることがほとんどだと思います。授業の枠組みは全体を想定して組んでいるので、そのこと自体は自然なことですし、そうあるべきだと思います。

ただ、受験が差し迫った今、自分がその枠組みに入っていないと思った場合は、自分に必要な行動を取りましょう。

周りと違うことをすることになったとしても、自分の人生は自分で責任を持つという自覚を持って行動すればよいのです。


12月8日 誕生日でした

あまり大々的に書くのも恥ずかしいのですが、今日は私の誕生日でした。

生徒に気を使わせると申し訳無いので自分から教えることはあまりないのですが、1ヶ月位前に何かの拍子で誕生日の話になって、言ったような気がします。

そんなことは全く忘れていたので、自習室に授業の無い生徒がたくさん来ているのを見て
「皆、勉強やる気になっているな。あ、それとも、もしかして授業があると勘違いして来てしまったのかな。」などと思っていました。

授業が始まる前に皆が教室の方に入ってきたので「間違ってるよー。」と言おうとしたら、歌とお菓子のプレゼントをいただきました。

本当に、ありがとう。

人と人は何かを仲立ちとして、付き合いが始まることがほとんどです。生徒と先生というのは、特に塾では勉強を仲立ちとした関係です。

仲立ちを外しても繋がりが続くような関係を築くことが出来れば、それは良い出会いだと思います。彼、彼女達が、多くの人とそのような出会いがあることを願っています。




12月9日 メンテナンス

今週1週間は、高校3年生の生徒が「空間ベクトル」の問題が思うように解けないというので、授業が終わった後に個別指導をしています。

生徒によって指導の仕方は変わるのですが、今回は受験直前の高校3年生なので1から授業をするわけではなく、調整という感じの指導になるだろうなと思っていました。

様子を見てみるとやはり、基本的な知識は身についていますし、公式も問題なく覚えています。
この状態で、自分で演習をして出来るようにならないというのは、問題を体系化できておらず、断片的な知識だけで問題を解こうとしていたのだと思います。

こういう場合は、どの知識をどのように使うか、どのように問題を分類化するかなど、散らかった知識を整理してあげることが大切になります。

昨日、今日とそのような指導をしたのですが、少し調整をしただけで随分すんなり問題が解けるようになっていました。

このような調整を申し込んでもらえれば直ぐに受けられるのが当塾の強みだと思っています。
メンテナンスが必要だと感じる生徒は、ぜひ遠慮せずに言ってください。


12月10日 1番の生徒

定期考査が終わり、ほとんどの生徒がテストを返却されました。塾に通う生徒達には、定期考査や模試の全教科のテストを見せるように指示をしています。

今回の定期考査を見せてもらったときに何人かの生徒が、数学は学年で1番、またはクラスで1番でしたと言いながら持ってきました。

定期考査の点数はそこまで気にしていないのですが、このように1番だったということは本人の自信にもなりますし、やる気も出るので良いことだと思います。

もちろん、塾に通っているからといって全員がこのような結果になるわけではありません。テストで結果が出る生徒と、思うような結果が出ない生徒がいます。

どこで違いが出るのかと言うと、学習量の差が最も大きいのですが、取り組み方の差も大きいように感じます。

出来る生徒は新しく習った公式は次の授業までに、きちんと覚えてきています。これは勉強が出来るから覚えているのではなく、努力をして覚えてきているのです。

思うように点数が取れないという生徒は、勉強の取り組み方が、宿題で出された分だけ練習して、自然に覚えられたことだけ覚えるとなりがちです。

今回、学年で1番だったという生徒は、テストの内容を見ると発展的な内容以外の問題が満点でした。つまり、計算ミスが0だったということです。意識して計算練習をしていないと、中々ミスが0にはなりません。

その日に習ったことを意識して覚えて、正確な計算ができるように反復練習をする。そういう積み重ねが普段から出来るかどうかが大きな差となるのです。

1番を取るためには特別なことは必要ありません。ただ、他人よりも地道な努力を毎日続けられるかどうかにかかっています。


12月11日 ミスを無くすために

昨日の日記に書きましたが、出来る生徒は意識して計算を行っています。では、計算ミスを減らすためには、具体的にどのようなことを意識しなくてはならないのかを書いていきます。

まず1番大切なことは、文字をキレイに書くということです。
男子にありがちですが、これが出来ない生徒が多いです。「2とz」「aと9」「6とb」「uとv」「・とー」など、丁寧に書き分けないとミスの元になります。また、文字の大きさがバラバラであったり、小さかったり、薄かったりしても、ミスの原因になります。このような物理的な要因のミスは、意識するだけで減らすことが出来るのですが、自主的に直せる生徒があまりいません。

次に、習ったとおりのルールで表記をすることが大切です。
「3・−4」と書いてみたり「底が5の対数をlog55」と書いてみたり例を挙げればいくらでもあるのですが、面倒くさがって、自己流のルールで書いている人はミスが多いです。そもそも、表記は答を伝えるために正確に書かなければ点数がもらえません。

次に、式や計算は順序良く、整理しなくてはなりません。
「整式は次数の大きい順に並べる」「式の中に複数のアルファベットがある場合は、abcのように順に並べる」など、式の整理を行わずに思うがままに書いている生徒がいます。また、式の展開をするときに、前から展開してみたり後ろから展開してみたり、毎回順序が決まっていない生徒もいます。毎回同じように計算する癖をつけなければ、計算は安定しません。

最後に、処理に迷った場合は、簡単な数で実験をしなくてはなりません。
小さい数であればミスは少なくても「数が大きい場合」「文字で表された場合」になると、途端にミスが多くなる生徒がいます。そういう生徒を見ていると、どうやって計算するか迷った後「エエイッ」と勢いよく答を書いて間違えます。数が大きくなっても、文字になっても計算法則は変化しないので迷った場合は、小さい数で確認してから当てはめるなどの工夫が必要です。とにかく勢いに任せて計算するのはやめてほしいです。

計算ミスを減らすためには更に、間違えやすい場所ではしつこく検算をしなくてはならないのですが、上記に当てはまる生徒はそこまで行っていません。間違った法則で検算をしても間違ったままなので意味はありません。

ルールを守って、キレイに書いて、確認をする。

これだけのことなのですが、これが何より難しいようです。塾に通っている生徒は、私が上記のことを相当しつこく指摘するので、何度も言っていると段々と不機嫌になっていきます。

好き勝手にやっていた生徒にとって正しいフォームは窮屈に感じるのかもしれませんが、そこが出来る人との差になっていることを分かってもらいたいものです。


12月12日 出来ててもダメ

今日、生徒に問題を解かせていて、答えは正しくても、これはダメという場面がありました。

場合の数の問題だったのですが、全ての状況を書き出すところで、思いつくままに全種類を書き出していました。結果的に全ての場合が書き出せていたのですが、こういう勉強の仕方をしていては、出来たり出来なかったりを繰り返すことになります。

全ての状況を書き出す場合には、自分になりに法則性を作って、法則に従って書いていかなければいけません。どこまで考えたかを整理することで、重複と漏れを無くし、効率的に処理が出来るようになります。

こういうことは、色々な仕事をしたり、経験をすることで自然と身につく能力で、いつの間にか身についた指導者(大人)は、生徒も順序良く考えているだろうと思いがちです。しかし、そういうことが自然と出来る生徒もいれば、出来ない生徒もいるのです。

出来ないからといって生徒を責めても、生徒任せにしてもいけないと思っています。出来ないことを出来るようにしていくのがこちらの仕事なので、細かいことでも指摘していきます。


12月13日 勉強の取り組み方

2年生の「数学UBまでの講座」は現在、後半1時間は解説を渡して自習をするようにしています。

私は生徒が自習をする様子を見て、生徒が解説を読んでも理解できないところの説明をしています。12月からこのように指導しているのですが、今のところ、生徒達は非常によい取り組み方をしています。

以下、私が見ていて、よいと感じる勉強の取り組み方です。

@ 分からないときにすぐに私を呼びません。とにかく自分で考えてみようとしています。各分野を真面目に勉強してきた生徒であれば、忘れてしまっていたとしても、基礎的な内容は解説を読めば大体理解できるはずです。しっかりと解説を読み込まずに、人に聞く癖をつけると出来るようにはなりません。

A 解説があるからといって答を写していません。解説を読んで考えて、答をしまってから問題を解き直しています。さらに、今日見ていて感心したのは、公式がどうして成り立つのかを考えて、ノートの端に自分で公式を作って確認している生徒がいました。時間はかかるかもしれませんが、このように納得していくのは力になります。

B どこが間違っているのかをきちんと探しています。答え合わせをしたときに、最後の値が1ずれていたり、符号が逆になっていたりしたときに、どこが間違っていたのかを探して確認していました。答だけ直して次に進んでしまったりすると、間違いをチェックする能力がつきません。そもそも、答があっていればいいという考え方ではダメです。

C 解説を読んでも分からないときは、素直に質問しています。基礎的な内容でも、解説の表現が難解であったり、何故そのように考えないといけないのか分かり辛いところも多少はあります。そのようなときは、分からないままにせず、質問をして解決できています。

私がさらに素晴らしいと感じたのは、特に指示を出したわけでもなく、このような取り組み方が出来ていたところです。

今までの経験上、このような取り組み方が出来るようになる生徒は、1度言えば出来るようになります。逆に出来ない生徒は、何度言っても中々出来るようになりません。

勉強は受動的ではなく能動的な行為です。自分で意思を持って、よい取り組み方が出来るようになってもらいたいと思います。


12月15日 整理する癖をつけましょう

男女差別をするわけではありませんが、高校生の男子と女子を比べたときに、男子の方がプリントを整理したり分類したりすることが苦手な傾向にあるように感じます。

これは本来男女差のあるものではなく、習慣の要素が大きいと思います。私も学生時代は、書類を整理したり、分類化しておく習慣はありませんでしたが、今は身についています。

私の場合は、以前の職場で渡される書類の量が膨大で、かつ、直ぐに取り出せることが必要であることが多かったので、周りの人の整理の仕方を参考にしながら、自分流にアレンジしていきました。

学生の場合だと、分類はそこまで多くなくてもよいはずです。
@ 日程関係の書類
A 各科目のプリント
B 成績関係
C その他

くらいに分けておけばよいでしょう。

大切なのは、必要の無いものは出来るだけ持ち歩かないことです。現在必要の無いものは、分類して家に置いておくとすっきりします。また、日程関係の書類など、よく目を通すものは直ぐに確認できるクリアファイルに入れておくと便利だと思います。

今は、ホームセンターなどに行くと様々な種類のファイルが売っているので、使用用途を考えて購入するとよいのではないでしょうか。こういう習慣を学生の頃から身につけておくと、後々、非常に役に立つと思います。


12月16日 数覚

数学者の本などを読んでいると「数覚」という言葉が出てくることがあり、味覚や嗅覚などのように数学に対する感覚という意味で用いられています。

数学は論理的に積み上げられて構成されている学問ですが、数学者曰く数学を極めようとすると、論理的思考力よりも感覚的な「数覚」が必要だそうです。大学以上の数学となると、高校とは次元が違って難しくなるので、そのような世界で生きていくためには「数覚」が必要になるのかもしれません。

高校の段階では「数覚」が要求されるようなことはほとんどありませんが、高校での「数学V」ではこの感覚が多少必要になるかもしれません。というのも「数学V」の「極限」の分野に関しては、高校段階では厳密な定義をしていないからです。

極限の定義は大学では始めの方に習うのですが、難しいので数学が得意な人でもそこで行き詰ることがあるくらいです。ですから、高校の段階では「結果はこうなると分かるよね」くらいに誤魔化してやっているのです。その誤魔化しを理解するときに「数覚」が必要になるように思います。

今日の授業で(8分の9)を無限回かけたらどのように変化していくのかということが出てきました。分かる人には直ぐに分かりますが、分からない人は中々理解できません。

「数覚」は、様々な数学的現象に触れることで磨かれていくそうです。理系に進もうと考えている人は、普段から様々なことを数学を通じて考えるようにするとよいかもしれません。


12月17日 出来る人も練習が必要です

センター試験まで残り30日となり、高校3年生は追い込んで勉強をしている頃だと思います。

この時期になると、焦ってしまって勉強が手につかない生徒が出てきますが、時期に関わらず、分からないところや出来なかったところを出来るようにしていくという勉強の本質を忘れずに、丁寧な勉強を心がけてほしいと思います。

しかし、出来ないところを勉強するということにとらわれすぎて、出来ている所や、得意なところに全く触れないというのも危険です。苦手なところを重点的に勉強をするのは良いのですが、毎日少しは全科目を勉強するようにしておきましょう。

特に、数学が得意な人はマークタイプの問題の練習量が少なくなりがちなので注意が必要です。センター試験は数学が出来る人でなければ高点数が取れないように上手く作られていますが、数学が出来るからといって高点数が取れるとは限らない怖さがあります。

それは、記述でそれほど要求されない思考を必要とされる問題が出題されるからです。

昨年の試験では「数列」が特徴的で、基本ではあるのですが、自分で数を書き並べて類推するという思考が要求されました。記述では、そのようなタイプの問題は多くないので、どのように考えてよいか分からない生徒が多かったのではないかと思います。

数学が得意な生徒は、得意だからこそ点数を落とさないように、マークに慣れるための練習を手を抜かずに行ってもらいたいと思います。


12月18日 活用してください

公立高校は本日が終業式で、明日から冬休みになります。

とはいっても、愛媛県の公立高校は補習のある学校が多いので、生徒達はまだ学校に行くことになります。

さて、高校3年生は受験に向けて自分に必要な勉強を考えて実行していると思いますが、高校1、2年生は学校から出された冬休み中の課題があると思います。

学校によって課題の量と質は違うと思いますが、まずはそれを活用して復習をしましょう。

宿題や提出物というと嫌な顔をする生徒がいますが、勉強が出来るようになる為には必要なものであるはずです。そういう機会を無駄にせずに、自分の力になるようにしてください。

ただ、問題を解いて解説を読んでも分からないところがあるかもしれません。そういう場合は、塾を活用してください。12月後半は毎日12時半から塾を開けて、待機しています。

自宅で解いて分からないところを貯めておいてまとめて質問してもいいですし、塾に来て自習室で問題を解き、分からないところをその都度質問しても構いません。

すでに個別指導の予約が少しずつ入っているので、どうしてもこの時間でなければならないという人は予約を入れてください。

せっかくの課題と塾ですから、最大限に利用して自分のために良い取り組みをしてもらいたいと思います。


12月20日 追加の授業

現在、高校3年生の授業はセンター試験の演習がメインなのですが、生徒の進路によって基礎的な内容の復習をしたり、記述の勘が鈍らないように発展的な内容の演習も少し入れています。

その発展的な内容の演習なのですが、内容がハードだっため、当初予定していた時間内で解説が終わりませんでした。これは、私の目算が甘かったようです。

これからセンター試験までの授業は回数を確認して何を演習するのか決めているため、授業内容の変更は行いたくありません。ですから、高校3年生は臨時で授業を追加したり、授業時間を延長するなどして対処させてもらうことにしました。

入試が近づいてくると焦りがちになりますが、何事も中途半端に済ませるよりは、やると決めたことは最後までやりきるようにしましょう。


12月21日 ややこしくなってます

これから年末にかけて学校では補習があり、さらに部活動の大会や合宿などもあるようです。
そのため、年末までの授業時間を色々と動かしています。

変えると言った授業が事情により変わらない場合や、変えると言った授業が当初と別の時間に変更になったり、30分だけ授業時間がずれたりと分かり辛い変更が多くなっています。

授業中にスケジュールを控えるように言っていますが、どれが最終決定だったか分からなくなった場合は、塾のホームページTOPの日程表を見て確認してください。変更があった場合は、必ず、その日のうちに更新するようにしています。

保護者の方も、当初の予定と変更になっている可能性がありますので、送り迎え等の確認のためにご利用ください。


12月22日 現場の力

知人から聞いた話なのですが、愛媛県のある地域で、すごく頑張っておられる高校の先生がいるそうです。

松山市では公立1番手と2番手にそれほど大きな学力差はありませんが、一般に田舎になればなるほど生徒の人数が少なくなるので、地域で1番の進学校と2番手以降の高校の学力差は大きくなる傾向にあります。細かいデータは載せられませんが、高校合格時の生徒の平均点を比較すると明確な差があります。

今回聞いたのは1回の模試の、しかも数学だけの結果だけなのですが、地域で3番手の学校が選抜クラス限定とはいえ、地域1番手の学校の平均点に並んだということです。

受験は全科目の得点で競われるので数学だけではダメなのですが、頑張れば出来るようになると生徒達が感じれば、他の科目の成績も向上するかもしれません。ですから、こうした結果は意義のあることだと思います。

そうなった要因として、今年の春から転勤してきた先生が力を入れて指導をされているそうなので、これからどのようにその学校の生徒達が伸びるのかが楽しみです。


私が様々な学校に勤務した経験上、また、塾で生徒を指導しながら各学校の指導の仕方を聞いていると、多くの学校で毎年指導の仕方が変化しているように思います。

その変化というのは、改良とか改善というものではなく、担当した先生の考え方が影響しているように感じます。学校のシステムとして指導をしているというよりは、現場の先生のマンパワーにより指導しているという印象を受けるのです。

ここでその良し悪しを論じるつもりはありませんが、このような状況には一長一短があります。今回聞いた話のように、やる気と指導力がある先生に担当してもらった場合は良いのですが、その逆の場合もあるということです。そのように考えると、学校で良い指導者に当たるかどうかは運の要素が大きいのです。

先生が合わないから勉強をしないという生徒がいますが、それでは自分の人生を他人にあずけているようなものです。合わないのなら、どうやって勉強をしていくのかを考えることが大切なのではないでしょうか。


12月23日 「使う定理」と「使わない定理」

数学を勉強していると「公式」や「定理」といったものが出てきます。これらは、問題を解く上で覚えておくことが望ましく、また、運用が出来るように練習していかなくてはなりません。

ただし「公式」や「定理」は万能なわけではなく、難しい問題になるほど使いどころは減ってきます。「公式」や「定理」が使えるように状況を整理したり、言い換えたりといったことが大切になってくるわけです。

また、定理を機械的に運用することで、逆に意味が分かり辛くなるといった定理も存在します。数学Uの序盤で出てくる「剰余の定理」「因数定理」はそのような定理の代表格です。

今日、ある数学が得意な生徒が「剰余の定理」を使っていたので「意味分かって使っている?」と聞くと「よく分かってません」と返ってきました。

これまでに出てきた定理は覚えて運用するものばかりでした。ここはそうしない方が良いのですが、習ったばかりの生徒には分からなくても仕方ありません。高校数学にはこのような勘所が各分野にあるため、独学が困難になっています。

勉強は一人で進めていけるようになればドンドン力がついていき、独り立ちした生徒は信じられないくらいの伸びを見せてくれることがあります。そのような状態になるように、細かいところまで指導をしていきたいと思っています。


12月24日 2016年1月の予定表

来年1月の予定表をアップしました。1月はセンター試験があるので、高校3年生は前半が多めになっています。

センター試験後、数学が必要無い生徒は1月の授業回数が少なくなるので、12月の授業を増やして調整しました。

こうして日程を作成すると、本当に入試まであと少しだなと感じます。最後まで勉強のペースと体調を崩さずに本番が迎えられるように、これからの日々を過ごしてもらいたいと思います。

1月の予定表  


12月25日 クリスマス

そういえば、今日はクリスマスでした。

私は朝から、授業の準備〜個別指導〜授業と過ごしていたので、クリスマスらしいことは出来ませんでした。

高校3年生の生徒も何名か昼過ぎから来て自習をしていました。受験生にとっては特別な日でもなく、受験までの1日という感覚なのでしょうね。。

今年は勉強漬けの年末年始になっても、来年のクリスマスは楽しく迎えられればいですね。


12月26日 捨てる練習

生徒が冬休みに入ってから、授業時間に加えて個別指導の時間も増やしているので忙しいのですが、自分の勘も鈍らないように少しずつ勉強しています。

昨日、毎月購入している「大学への数学」の1月号に「防衛医科大学校」の入試問題が載っていたので解いてみました。

その中で1問とても難しい問題があり、解説を見ると、まともに考えると泥沼におちいると書いてありました。私はその問題をまともに解いていたので、解くのに1時間ほどかかりました。

紹介されている解法は、思いつきそうも無いような解き方だったので、実際の入試では捨ててしまっていい、むしろ、捨てないといけない問題だったと思います。

入試では満点を取ろうとしたがために、合格点が取れなかったということがおこります。

高校3年生はセンター試験の指導をするときに内容の指導は当然しますが、時間の配分であったり、捨てる問題の見極め方や、心構えの部分も指導します。

問題を飛ばすことや、捨てることは、数学が得意な生徒ほど苦手な行為です。数学が得意な生徒がセンター試験本番で大コケすることがあるのは、このことが原因です。

時間無制限で難しい問題をじっくり考えることで数学的な力は付いていきます。しかし、入試では時間制限が必ずあり、どのように時間を使うかということも問われます。実力を点数に結びつけるためには、そのことも意識した練習も行っていかなければなりません。


12月27日 私立の入試について

高校3年生の生徒から私立大学の出願について質問を受けました。センター試験前に出願が締め切りの私立大学があるのですが、どうしたら良いですかということでした。

国公立大学を第一志望にしている生徒も、滑り止めに私立に出願することになりますが、どのように大学を選んで良いのか、また、どの入試を受ければ良いのか分かり辛いと思います。というのも、現在の私立大学の入試はかなり複雑になっているからです。

関西の一般的な私立大学ということで「近畿大学」を例にあげてみると

ほとんどの学部の「センター試験を利用しない一般入試」で
「前期(A日程)」「前期(B日程)」「後期」があり
出願期間、試験日、合格発表、入学手続き締め切りが異なります。また、学部によっては試験科目も変わります。

また「センター試験を利用する入試」があり
「センター試験と個別試験の併用(前期)」「センター試験と個別試験の併用(後期)」と
「センター試験のみ(前期)」「センター試験のみ(中期)」「センター試験のみ(後期)」
があり、こちらも出願期間、試験日、合格発表、入学手続き締め切りが異なり、学部によっては試験科目も変わります。

生徒にとって受験する大学が第一志望なのか、滑り止めなのかでも受験する日程は変わります。また、試験によって合格するボーダーラインが変わるので、ただ単に受験するということではなく、合格の可能性を高くするためにはどの入試を受けるのかも考えなくてはいけません。

更に、一つの大学だけではなく複数の大学があるため、どのように受験していくかを考えていかなければなりません。

このような状況なので、学校や塾で何年も入試に携わっていたとしても、常に情報を仕入れて勉強していなければ、生徒にとって望ましい日程を提供することは出来ません。


ヤフーニュースに載っていましたが、あるお笑い芸人が現役生の時に目標としていた私立大学を受験するのに全ての受験日程で受験をしたら、受験料だけで30万円かかって全て不合格で浪人することになったそうです。

また、私が知っている話として、関東地方の大学入試をはしごして、2週間以上ホテルで過ごして受験料と滞在費だけで100万円以上使ったというものもあります。

いずれも、きちんと計画立てて受験をしていればそのようなことにはならなかったはずです。

大学入試は自分の意思で行うことですが、入試の知識が無ければ負担ばかりが大きくなってしまいます。インターネットの情報や都合の良い話ばかり鵜呑みにせず、信頼できる人に相談するようにしてもらいたいと思います。


12月28日 一ヶ月間、気づきませんでした

12月の過去の日記を見るためのリンクを貼り忘れていたことに、今日気がつきました。

このホームページはアクセス解析をしていて、どのページがどれくらい見られているのか分かるようになっています。それを見ていると12月の過去の日記のページに全然アクセスが無くて、何でだろうと考えていたら、そのページへの入り口が無かったわけです。アクセスが無いはずです。

12月前半に生徒が誕生日プレゼントをくれたときに「絶対に日記に書いてくださいね」と言われたので書いたのですが、見られていないとすると残念です。遅くなりましたがリンクを貼っておきます。

12月の日記

毎日読んで下さっている方がどれほどいるか分かりませんが、見逃した日があればご覧下さい。


12月29日 今年の授業、終了です

今日で、今年の授業が終わりました。1年間、ありがとうございました。今年も多くの方に関わっていただいたり、助けていただいたりしました。

今年は、今自分に出来る限りのことは出来た1年間だったかなと思います。来年も、これまでの経験を生かして、より良い指導が出来るよう努力していきたいと思います。

年始は1月3日から授業を再開します。受験生にとっては正月休みは無いと思いますが、体調管理にだけは気をつけてください。

それでは、みなさん、良いお年を。



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