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  2022 1月
  
  1月3日 謹賀新年
  
  明けましておめでとうございます。
  
  当塾では毎年1月3日が授業初めとなっています。
  
  例年1月3日は高校3年生のみだったのですが、今年は諸事情から高校1年生も授業を行いました。
  
  すると授業後に数名の生徒から、復習が必要と感じているので個別指導を入れて欲しいという申し出がありました。
  
  こちらから個別指導を提案するよりも、こうして申告してくれる方が嬉しいです。
  
  勉強は誰かにやらされるからやるのではなく、自分で必要だと考えてやることに価値があります。
  
  そうした生徒の支えになれるように、私も頑張っていきたいと思います。
  
  今年もよろしくお願いします。
  
  
  1月4日 寅年
  
  今年は寅(とら)年です。
  
  干支の人形を作ってくれている祖母は97歳になり、塾は9年目になりました。
  
  昨年の年初に骨折して入院した祖母は、無事退院して元気でいます。
  
  何でも食べて会話もハッキリしているので、出来る限り長生きをしてもらいたいです。
  
  若者は変化していくことに価値がありますが、年を取ると変わらないことに価値があります。
  
  当塾も変えるべきところは変えて、変えてはいけないところはそのままにしたいと思います。
  
   
  
  
  1月6日 忘れていました
  
  授業進度を月始めか月末に書くようにしていたのですが、昨年の10〜12月の間、書いていませんでした。
  
  色々と忙しかったとはいえ、決めていたことをやれていなかったのは平常心では無かったと思います。
  
  仕切り直して、これからもう一度書いていきます。
  
  令和4年1月6日現在の進度状況
  1年生   数学U・・・「複素数と方程式」の高次式の因数分解まで修了
  2年生B   「標準問題」・・・30問まで解説済
  2年生V  数学V・・・「複素数平面」修了,「2次曲線」の接線の方程式まで修了
  
  ※ 10月〜12月の間は例年とほぼ同じペースで進められていました。
  
  
  1月9日 頑張る生徒のために
  
  当塾は、通常の授業の他に個別指導や分野毎の補習を行うことがあります。
  
  分野毎の補習は、始めから通塾している生徒が受講することは稀で、途中入塾の生徒への対応として行っています。
  
  苦手にしている分野に関して、生徒が自分で復習をして、分からないところを質問するというのが普通の対応だとは思いますが、これまでの経験上それで解決することはほとんどありません。
  
  生徒任せにするよりも、各分野で必要なポイントを抑えて指導してしまった方が、数学が苦手な生徒が1人で復習するよりも遥かに効率が良いです。
  
  問題は、生徒の負担が大きいことです。
  
  こちらは指導をしたくてやっているので構わないのですが、生徒は学校に行ったり、他の教科の勉強もしなくてはなりません。
  
  数学だけ出来るようになれば良いとは思っていないので、個別指導や補習は、日程を提案して合意の上で行うようにしています。
  
  頑張る生徒に対しては、こちらも全力で応えます。
  
  
  1月10日 一区切り
  
  明日から学校が始まるので、冬期講習は今日で一区切りとなります。
  
  1月3日から今日まで毎日8〜9時間連続で授業+準備があったので疲れました。
  
  共通テストが終われば出願校のデータ作成など、また忙しくなります。
  
  明日から共通テストまでは少し時間が取れそうなので、教材作成を行う予定です。
  
  国公立大学を目指す生徒は共通テストで大学受験が終わるわけではなく、そこからもう一度気持ちを入れ直して受験勉強をしていくことになります。
  
  最後まで生徒をサポートできるように、こちらも準備をしておきます。
  
  
  1月11日 感染拡大中
  
  今日から学校が始まる予定でしたが、松山市内では1週間始業式を延期する学校があったり、明日から再び休業になる学校があるようです。
  
  このような対応は学校関係者や生徒でPCR検査陽性者が出たためだと思います。
  
  正確な情報が把握できるまでは発表をしないようにしているのでしょうが、詳細を伝えずに一律外出禁止にしている学校もあります。
  
  休み中に遊びに行ったりするのはダメですが、受験期の生徒に対して学習塾に行くことも含めて外出禁止にする権利が学校にあるのかは疑問です。
  
  これまでの世間の対応を見ていると、組織が大きくなるほど、実害よりも批判を受けないような対応をしようとしているように感じます。
  
  現在は感染初期ではなく既に2年以上経過していて、更に今回は他国のデータが十分にあるはずです。
  
  流行り病の何が問題なのか、他の病気との違いは何なのか、社会生活とどのようにバランスを取るべきなのか、ヒステリックに叫ぶのではなく、冷静に前向きに議論を行うべきだと思います。
  
  
  1月12日 問題の本質
  
  文部科学省が、おかしなことを言い始めました。
  
  共通テストの本試験と追試験の両方とも受験ができなかった生徒で、いずれか(または両方)を新型コロナウィルスが原因で受験できなかった場合、共通テストの結果が無くても合否判定行うように各大学に通達を出しました。
  
  色々と意見が出ていますが、問題の本質は『入試直前にルールを変えようとしている』ことに尽きると思います。
  
  国公立大学の次年度の募集要項は毎年6月に発表されていて、改訂がある場合は遅くとも7月に発表されます。
  
  その年度の入試のルールは半年以上前に発表することが、不文律として守られてきました。
  
  それを入試の3〜4日前に急遽変更しようとしているのですから、どう考えてもおかしいです。
  
  今回の件は受験期に流行することを予測して事前に決めておくべきで、6月または7月に公表していないのであれば、変更するべきではありません。
  
  しかも、どのように判定するのかは各大学に一任するということで「前期試験」や「後期試験」のみを受験してその結果を用いるのか、全く別の試験を行うのかなど詳細が分かりません。
  
  このような通達を出した場合「受験生にどういう影響が出るのか」「各大学が対応できるのか」を想像したり、各大学の責任者に相談をしていないのでしょう。
  
  濃厚接触者は一律受験をさせないと言い出した時と同じで、どうなるのかを考えずに発表しているとしか思えません。
  
  ですから、このことも二転三転する可能性があります。
  
  受験直前に心を乱される受験生もいるかもしれませんが、自分の身を守ることだけを考えて、予定通り受験しましょう。
  
  
  1月13日 共通テスト前、最後の授業
  
  今日は、高校3年生の共通テスト前、最後の授業となりました。
  
  毎年無事に試験を受けて帰ってきてほしいと思っているのですが、今年はその気持ちが例年よりも強いです。
  
  本来は試験のことだけに集中したいのに、試験以外に気を使わなければならないことがあるのは大変だと思います。
  
  当塾の生徒だけではなく、全ての受験生が自分の力の及ばないことで不利益を被らないように願っています。
  
  
  1月15日 周りに出来ること
  
  今日、明日と共通テストが実施されます。
  
  試験自体は生徒が1人で頑張るしかなく、周りが出来ることはありません。
  
  周りに出来ることは、生徒が力を発揮しやすいようにしてあげることだけです。
  
  以前は応援のために駆けつける学校や塾の先生もいましたが、現在はコロナ禍で試験会場の大学構内への立ち入りは禁止されています。
  
  それでも、会場外で一目だけでも応援をしたいということで、私の学校時代の同僚の先生が車で1時間以上かけて会場に行かれていたようで、塾にも挨拶に来てくれました。
  
  前泊の宿代や交通費も支給されない中、自費で来られていて熱意に頭が下がりました(以前は、担当の先生は旅費を支給されることもありました)。
  
  久しぶりに話をすると当時と変わらず、生徒のことを第一に考えて仕事をされているようで、こういう先生が担任の生徒たちは幸せだなと感じました。
  
  映像授業やオンラインでの指導など、社会の仕組みや学習環境が以前と変わっても、人間が生きていく上でアナログの人間関係が無くなることはありません。
  
  これから社会の方向がデジタルに進むほど、アナログの重要性が増すように思います。
  
  
  1月16日 まだ分かりません
  
  本日は、共通テスト2日目でした。
  
  試験を受けた人は、お疲れさまでした。
  
  今日はゆっくりと休んで、明日からの勉強と進路選択に備えて下さい。
  
  試験前にも伝えた通り、自己採点をして点数が確定しても、それがどのような意味を持つのか現時点では分かりません。
  
  大学入試は合格枠を争う相対的な試験なので、これまでに受けた模試の結果と比較して、出来た出来ないというものではありません。
  
  同じ試験を受けた受験生の中で自分がどの位置にいるのかが重要で、これはデータ集計の結果を待たなければ分かりません。
  
  水曜日には各予備校のデータが出揃うので、本格的に進路を考えるのはそれ以降となります。
  
  国公立大学に出願する予定の人は、出願校が決まっていなくてもやるべき勉強をしたり、受験することが決まっている私立大学に向けての勉強を明日から始めましょう。
  
  
  1月17日 まだ終わっていません
  
  共通テストが終わりました。
  
  ただし、まだ受験は終わっていません。
  
  何度も書いていることにはなりますが、受験が終わるのは
  
  1. 進学先が確定したとき
  2. 受験予定の試験を全て終えたとき
  
  この2つのみです。
  
  
  気持ちが切れやすい区切りに
  
  1. 共通テストが終わったとき
  2. 前期試験が終わったとき
  3. 卒業式が終わったとき
  
  があります。
  
  この3つは受験が終わる区切りではないので、注意してください。
  
  当塾は、明日から高校3年生の授業を再開します。
  
  ここから先は講義形式の授業ではなく、課題を渡して個別指導になります。
  
  国公立大学を受験予定の生徒は、これから暫く出願する大学が確定しません。
  
  しかし、決まらないからといって勉強を止めてしまってはダメで、決まった後の勉強がスムーズに進められるような準備が必要です。
  
  自分で教材を選定しても構いませんし、塾や学校を頼って指示してもらうのも良いと思います。
  
  大学受験が終わるまであと少し、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。
  
  
  1月18日 2年前から言っています
  
  各予備校の集計データによる予測によると、共通テストの数学TAの平均点が38点位になりそうです。
  
  共通テストが試行問題の方針のまま進んでいけばこのような事態になることは予想出来ていました。
  
  出題者を責めている意見が目立ちますが、本当に責めないといけないのは、学校での指導方針や出題方針を決めている文部科学省です。
  
  以下、2年前の1月に書いた文章の抜粋です。
  
  万人が納得する試験というのはありえないので個人的な好みで言うと、共通テストの試行問題は好きではありません。
  
  というのは、読まないといけない文章量が多すぎて数学の能力ではない部分で評価をされてしまうからです。
  
  また、日常の事象と結びつけるとしているのですが、これは学校の授業でやればいいことだと思います。
  
  学問としての数学は抽象的なものや一般性を取り扱うものだと思います。抽象的なもので考えるからこそ、論理的な思考力が鍛えられます。
  
  そういう視点で見た時に、問題の形式が本来数学で鍛えたり評価するべきところから外れているのではないかと思います。
  
  数学の能力とは関係のない文章を処理させるために時間を10分追加するというのであれば、数学の試験の本質からずれているのではないでしょうか。
  
  
  今回の共通テスト(数学TA)が難しいのは、文章量が多いだけではなく、数式を必要以上にややこしく表現したり、誘導をしているようで誘導になっていなかったり、普段用いている解法とは異なるやり方を強制されたりと、マークタイプの試験の悪いところがつまっているからだと思います。
  
  今回の試験を教訓に、数学教育の意味や、標準的な高校生に求める学力について議論されることを期待します。
  
  
  1月19日 進路指導
  
  昨日まで出ていた平均点は各予備校の予想で、本日、大学入試センターが受験者の半数における平均点を発表しました。
  
  当塾では、この数値を基に進路指導を行います。
  
  細かい内容は進路指導のページを見ていただきたいのですが、非常に分量が多くなりますので過去の日記から、ざっくりとした話を載せておきます。
  
  以下、抜粋と要約です。
  
  ほとんどの国公立大学は共通テストと2次試験の得点を合わせて合否判定を行います。
  
  共通テストの点数は既に確定しているので、その点数を基に過去の合格者の点数を調べて、2次試験で何点取れば合格出来るかを算出します。
  
  合格に必要な点数の予測はギリギリの値ではなく、少し余裕を持って合格出来る点数です。
  
  予測ですから100%の精度があるわけではありませんが、後で確認するとそれなりの精度があることが分かっています。(詳しくは予測の精度をご覧ください。)
  
  各予備校が出している「ABCDE」というデータの中にはD判定でも合格する可能性が高い場合や、B判定でも合格はかなり難しいという場合もあります。
  
  当塾では「ABCDE」という曖昧な記号ではなく、明確な数値を用いて進路指導を行います。
  
  〜〜ここまで〜〜
  
  こうした資料は大手予備校に任せておけば良いじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、実際に計算をしてみると全く異なる結果が出る場合もあります。
  
  ここまで頑張ってきて、最後に出願校を間違えたというのではやり切れません。
  
  これから資料を作る日々が始まるので、日記の更新は不定期になると思います。
  
  
  1月23日 出願校検討中
  
  現在、高校3年生は国公立大学の出願をどこにするのか、検討しています。
  
  今年度の共通テストは例年に比べて平均点が下がったので、補正をかけて昨年度までのデータと比較をする必要があります。
  
  大学入試は絶対評価の試験ではなく相対評価の試験なので、目の前の試験の出来不出来だけでは判断が出来ません。
  
  こうした当たり前のことを理解しておくと、試験会場で取り乱すことはありません。
  
  思っていたことと違うことが起きたとき、現実を受け止めてどうするのかを冷静に考えることは大学入試に限らず大切です。
  
  ほとんどの人は、これからの人生で思い通りにいかない状況が何度も現れます。
  
  そういうときは、自分の力の及ぶ範囲で全力を尽くし、あとは天に任せるしかありません。
  
  間違ってほしくないのは、いきなり天に任せるのではなく、まずはやれることを全てやるということです。
  
  そうして出てきた結果を受け止めればいいだけです。
  
  常にそういう姿勢でいる人は、途中では上手くいっていないときがあっても、最終的には上手くいくように思います。
  
  
  1月24日 2月の予定表
  
  2月の予定をTOPページにアップしました。
  
  ほとんどの高校1、2年生は2月後半に定期考査がありますが、一部の学校は2月中旬や、3月前半、中旬に定期考査があるので、該当する生徒は個別に指導をします。
  
  
  高校3年生の2月の指導は、2次試験で数学を使用する生徒に対して以下のように行います。
  
  受験する大学が決まれば各大学に対応した教材を個別に作成して問題、解答をセットで配布します。
  
  教材は各大学の過去の傾向を調べて過去問題を用いずに作成します。こうすることで、過去問題は赤本などを用いて解き、それ以外にも傾向に沿った演習を多く行うことが出来ます。
  
  問題を解いたら解答を見て、論理的な答案が書けているかをまずは生徒自身で確認します。
  
  自分で出来ていると思っていても実際には出来ていない場合もあるので、答案を提出して、こちらで不十分な点を確認します。
  
  また、解き方が解答と異なる場合や、解答を読んでも理解ができない場合など質問があれば解説します。
  
  高校3年生の授業予定は問題を配布する目安なので、質問は個別に対応をします。
  
  質問は各大学の過去問題や塾で配布した教材以外でも構いません。
  
  高校3年生は大学入試のために、当塾を最大限利用してください。
  
  
  1月26日 2月の予定表 改訂版
  
  2月の予定を大幅に改訂しました。
  
  当塾は出来る限り多く指導時間を取れるように、決まった曜日ではなく月毎に予定表を配布して通塾してもらっています。
  
  今日、ある学校で定期考査の日程が年度当初の予定と変わっていると生徒から指摘を受けて、そのままでは問題があるため予定表を作り直しました。
  
  このように学校の予定が少し変更になっただけでも影響を受けることがあるので、こちらが見落としていることを教えていただけると助かります。
  
  高校3年生は影響を受けないので予定表を新たに配りませんが、高校1、2年生は新たに配布する「改訂版」と書いてある方で通塾してください。