日記・予定表
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塾の情報
2022 3月
3月1日 卒業式
今日は県立高校の卒業式でした。
進学先が決まっている生徒も、まだ決まっていない生徒も今日が一つの区切りとなります。
これまでに自分はどう生きてきたのか、これからどのように生きていくのか、そうしたことを考えようと思う日は人生でそれほど多くありません。
そういう人生の節目を作ることは、とても大切ではないかと思います。
令和4年3月1日現在の進度状況
1年生 数学U・・・「軌跡」まで修了
2年生B 「標準問題」・・・57問まで解説済
2年生V 数学V・・・「極限」修了,「微分法」合成関数の微分まで修了
3月2日 フォームチェンジ
年末に入塾したある生徒は、最近受けた定期考査の点数が、入塾時に見せてもらったものよりも下がっていました。
表面的な結果だけを見ると塾に通っていることがマイナスだと思われるかもしれませんが、順調に勉強が出来ていると感じます。
というのも、入塾時の面談で、範囲が狭い定期考査では解き方だけを覚えて点数が取れるけれど、模試ではそのやり方が通用しないので問題が解けないと言っていました。
そこで、入塾後は「何故そうなるのか」「何故そう考えるのか」に重点をおいて指導してきました。
自分の上手くいっていない部分を自覚できていただけあって呑み込みが早く、この数か月で問題へのアプローチが、かなり変わってきたように感じます。
今回の定期考査の答案を見ると、新しい勉強のやり方で臨んでいて、点数は下がっていましたが答案の質は上がっていました。
今の取り組みをつづけていけば、これから結果もついてくるでしょう。
勉強の指導は合う合わないがあるので、私のやり方が万人に合うわけではありませんが、きちんと意味を理解したいという生徒には相性が良いように思います。
3月3日 効率良くやりましょう
3月に入り時間が取れるようになったので、途中入塾の高校2年生を対象に補講を行います。
予定では
3月前半は「漸化式」「数学的帰納法」
3月後半は「場合の数・確率」
4月前半は「三角関数」
を行う予定です。
先日、途中入塾した生徒から、数学の苦手な分野の復習をするのなら何からやればいいですかと質問されました。
私の考えでは、当塾に通うのであれば数学の苦手な分野を自分で1から復習するべきではありません。
高校数学では、各分野で絶対に身につけないといけないことと、身につけなくてもいいことがあります。
大学入試の全体像が掴めていない生徒は、そうした内容の取捨選択が出来ないので、全ての問題を解かないといけないと考えがちです。
また、苦手にしているということは、以前勉強をしたときに理解が出来なかったということなので、同じように勉強をしても繰り返しになってしまうかもしれません。
こうした理由から、自分で1からやるよりも、塾で補講を受講して、その内容を定着させるために時間を使った方が勉強の効率が良いと思われます。
大学受験は数学だけではなく他教科の勉強もしなくてはならないので、どうすれば全体の学力が最も上がるのか、効率を意識することが大切です。
基礎的な知識や考え方が身についた生徒は、自分で各分野の内容を掘り下げていくことを推奨しますが、そうではない生徒は、当塾の補講を勉強の基盤にするのが良いと思います。
3月6日 顔
毎年、年度の変わり目に顔つきが変わってきたなと感じる生徒がいます。
今日の高校1年生の授業で、特にそのように感じる生徒が何名かいました。
不思議なことにそういう変化をする生徒は、顔つきが変わるとともに学力が伸びてきます。
また、そういう生徒が問題を解いているところを見ていると、解き方や文字の書き方などが変化していたりします。
私は、これが精神年齢が上がることだと思っています。
主観になりますが、高校生になったばかりの男子は精神年齢が低く、数学の細かい内容の理解を苦手にしたり、丁寧な解答が書けない傾向があります。
これが、高校2年生、高校3年生になるにつれて急激に変化していくように感じます。
そして、どちらかというと女子の方が精神年齢が高い傾向にあり、急激に変化するというよりも徐々に変化していく場合が多いように思います。
学力がつくと精神年齢が上がるのか、精神年齢が上がると学力がつきやすいのか、学力と精神年齢には相乗効果があるのか、実際のところは分かりませんが、生徒を指導していると全くの無関係では無いように感じます。
毎年受験生を見ていると、受験直前の高校3年生は非常に凛々しい顔をしています。
高校1、2年生の生徒たちは、そういう顔で大学受験に臨めるように頑張ってもらいたいと思います。
3月7日 感覚と得点のズレ
昨日から国公立大学の合格発表が出始めました。
今日、ある生徒が合格の報告をしてくれたときに
「数学の試験が終わったときに、受験番号が前後の人が『あんまり難しくなかったから、めっちゃ出来たわ!』『俺も!』と言っていたんですけど、その2人は不合格だったみたいです。」
と、言っていました。
実際にその受験生がどういう心境で言ったのかは分かりませんが、大学入試では出来たと思っていてもそれが得点に反映されない場合があります。
大学入試の記述試験では、答が合う、合わないよりも、論理的な解答が書けているのかが重視されます。
これは一朝一夕に身につくことではなく、指導を受けて正しい書き方を確認するしかありません。
高校数学を独学で学ぶことが難しいのはこの点で、入試で評価される解答を安定して作成できるようになるためには、添削指導を受ける必要があります。
上記の生徒は記述の答案が中々上手く書けず、添削指導では多くのダメ出しを受けながらも試験直前まで頑張りました。
前期試験が終わってからも、中期、後期に向けて勉強を続けていて、結果よりもそういう姿勢で受験に臨めたことが素晴らしかったと思います。
3月8日 最後まで頑張ろう
国公立大学の合格発表日は大学によって異なるので、受験結果が少しずつ判明しています。
合格の生徒もいれば不合格の生徒もいて、前期で不合格の生徒は、出願をしていれば中期、後期の受験があります。
中期、後期まで受験をする生徒は、合格して喜んでいる友人の姿を横目に勉強を続けることになり、精神的に辛いはずです。
このような状況に耐えられず、出願をしていたけれど受験会場に行かない人もいます。
(中期、後期に合格した場合でも、私立大学に進学する予定だった人はそれで構いません。)
試験が残っている生徒は、大学受験で最も辛い時期だと思いますが、最後まで頑張りましょう。
何事も最後まで頑張れば、結果に関わらず成長出来ますし、努力が報われる可能性が残ります。
3月9日 良くない定期考査
高校1、2年生は定期考査が終わり、結果を持ってきてくれています。
定期考査の点数はどうでもいいと思っていて、答案を見るときは、生徒の取り組み方と基礎内容の定着を確認しています。
各学校の定期考査を見ていると、良いテストだなと感じるものと、良くないテストだなと感じるものがあります。
どこの学校とは言いませんが、実際に今回あったものとして私が良くないと感じたテストに以下のようなものがあります。
・試験範囲が『これまでに学習した範囲全て』
高校3年生の定期考査であればそれでも良いと思うのですが、高校1、2年生で3学期に特定の分野の授業をしていたのにも関わらず、試験範囲が『これまでに学習した範囲全て』の学校がありました。
このような試験範囲にしてしまうと、授業をしていた内容の定着度が測れないですし、数学が苦手な生徒はどうせ出来ないからと勉強をしなくなる危険性があります。
また、定期考査は生徒に勉強をする機会を与えるためではなく、単位認定のための試験であるので、厳密にはルール違反です。
生徒にはこれまでに学習したことを全て身につけていてほしいとは思いますが、それを定期考査で課すのは、本来の趣旨に反するので良くないと思います。
・試験内容が問題集の問題そのまま
今回、ある学校で問題集の問題が数値も変えずにそのまま出題されていました。
しかも、その問題が記述式ではなくマークタイプで答だけ書くものでした。
このような問題だと、生徒が意図していなくても答を覚えてしまっていれば、考えることなく書けてしまいます。
これが良くないのは、次回の試験も同様のことがあるかもしれないと考えて、生徒が真面目に勉強をしなくなる危険性があることと、推薦入試で評定が必要な生徒が不利益を被る可能性があるところです。
大学受験の一般入試では、高校の評定は合否に影響しませんが、指定校推薦などで校内選考を行う場合、評定が判断材料の1つになります。
真面目に頑張った生徒が報われる試験内容にしていないと、評定が良いと学習態度が優れているという保証が無くなります。
いずれにしても、このような定期考査が実施されることがあるため、本物の学力をつけるために指導をしている身としては、点数はどうでもいいのです。
点数よりも何が身についているのかが大切で、素晴らしい50点もあれば、ダメな80点もあると考えて取り組んでもらいたいです。
3月12日 今年度の一区切り
今日の国公立大学後期試験で、当塾の高校3年生の入試が全て終わりました。
後期試験まで受験をした人は、肉体的にも精神的にも疲れたと思うのでゆっくり休んでください。
本当にお疲れさまでした。
どのような進路を選んでも、ここまで頑張り抜いたことは今後の人生で必ずプラスになると思います。
これでようやく今年度に一区切りがつきましたが、直ぐに次の高校3年生の戦いが始まります。
また、次の高校2年生や新たに入ってくる生徒達も、本格的な演習に入る前にしっかりと土台作りをしていきます。
ありがたいことに、新高校1年生のお問い合わせも少しずついただいています。
定員にはまだ空きがありますので、入塾をご希望の方はご連絡ください。
3月13日 塾の特徴@
年度年替わりで塾を探している方もいると思いますので、これから何回かに分けて、当塾の特徴を書いていこうと思います。
新高校1年生で入塾をお考えの方へ
上記と重複する部分もあると思いますが、補足などを加えて書いていきます。
当塾の最大の特徴は
『映像媒体を使用せずに、1人の講師が全て直接教える。』
という点です。
高校の数学は専門性が高く、きちんと教えられる人はあまり多くありません。
しかし、映像媒体を用いることで直接指導しなくても塾運営が出来るため、高校生を対象にした塾がこの10〜20年で増えてきました。
増えてきたというよりも、現在では高校生を対象とした塾は映像媒体をメインとした方が主流派で直接指導をしている方が小数派かもしれません。
直接指導にこだわっているのは、それが学力を上げるのに最も効率が良いと考えているのと、生徒に数学を教えるのが好きだからです。
当塾に途中入塾してくる生徒のうち半数は、他塾で映像授業を受けていたけれど、それが自分には合わなかったという理由です。
勘違いしていただきたくないのは、映像媒体による指導を否定しているわけではなく、生徒の学力や性格の合う合わないによって選択すれば良いと考えています。
直接指導を必要とする生徒の選択肢として存在できるように、この点にこだわりたいと思っています。
3月14日 塾の特徴A
昨日に続いて、当塾の特徴を書いていきます。
当塾の指導方針は
『定期考査や模試の成績を上げることよりも、学力を上げることを重視する。』
というものです。
愛媛県の公立高校入試では内申点が得点化されるので、中学生は定期考査で点数を取ることが受験の合否に直結します。
しかし、大学入試では、指定校推薦などを除いて学校の内申点が用いられることはありません。
定期考査で手を抜いて良いということではありませんが、そこで良い点数を取っても大学入試に関係はありません。
高校では、中学までよりも身につけないといけないことが遥かに多くなり、求められる学習量が生徒の努力出来る容量を超える場合がほとんどです。
そういうときに、目先の点数を取るよりも、学力がつく勉強をすることを推奨しています。
定期考査中は生徒から質問があれば対応しますが、特別な定期考査対策や予想問題を作成することはありません。
大学入試で戦える学力をつけるためには、今、何をするべきかという考えで指導します。
3月15日 塾の特徴B
引き続き、当塾の特徴を書いていきます。
@、Aでは指導の仕方や方針を書きました。
今日は、具体的にどのような指導をするのかを書いていきたいと思います。
当塾では『基礎の徹底』と『本質の理解』を重視して指導を行います。
成績が上がらない、点数が安定しない原因で最も多いのが、基礎内容の定着が不十分なことだと考えています。
応用問題は基礎内容を複数組合せているものが多く、基礎の定着が不十分だと全体を理解することが出来ません。
また、基礎内容の処理の精度が90%程度だと試験の点数が安定しません。
100%は無理でも、限りなく100%に近づけつつ、処理速度を上げることが大切です。
そのためには定期的に復習をして、基礎の定着を図る必要があります。
本当は生徒各自で復習をやってもらいたいのですが、強制されないと出来ない人もいるので、授業がある程度進む度に、塾に来て復習をするようにしています。
生徒が復習する様子を見ていると、答は合っていても意味が理解出来ていなかったり、表現がおかしいこともあるので、そうしたことを修正することも兼ねています。
長年指導をしてきて、この時間を設けると、その後の勉強効率が飛躍的に上がることを実感しています。
『基礎の徹底』と並んで大切だと考えているのが『本質の理解』です。
数学が苦手な人は「数学は公式を覚えて当てはめればよい」「数学は問題の解き方を覚えればよい」という言葉を表面的に捉えている場合があります。
もちろん「覚えなくてはいけない公式」や「解き方を覚えないといけない問題」もありますが、理解を伴って覚えることが大切です。
「公式が何故成り立つのか、どういう意味を持っているのか」を理解すれば、例え公式を忘れても作ることが出来ますし、問題を俯瞰して考えることが出来るようになります。
また「この問題は何故このような解き方をするのか」を理解すれば、問題文や表現を変えられても対応が出来るようになります。
数学は「何故そうなるのか」と考えて、理解しようと努力することが最も重要です。
当塾は、数学の問題が解けるようになるだけではなく、「何故そうなるのか」を考える姿勢が身につくように指導をします。
3月16日 塾の特徴C
引き続き、当塾の特徴を書いていきます。
当塾の指導は基本的には集団講義形式で行いますが、個別指導も併用します。
個別指導は復習をしていて分からなかったことや、苦手な分野があれば授業を行います。
指導可能な時間は授業予定表の黄色の部分で、生徒から申し込んでもらうか、必要と感じた場合はこちらから声をかける場合もあります。
これまでの経験から高校1年生の始めから通塾している生徒は、個別指導を利用することがほぼありません。
こちらの指定した課題や復習を真面目にやっていれば、通常の授業だけで学力はついていくと思います。
個別指導が必要なのは、主に途中入塾をしてきた生徒です。
数学が得意で更に伸ばしたいという理由で途中入塾をしてくる生徒は稀で、ほとんどは数学がよく分からないという理由で入ってきます。
入ってくる時期にもよりますが、途中入塾してから2〜3か月は必要な知識を入れるために個別指導を行う場合が多いです。
ちなみに、こちらが必要だと思う分だけ指導をしたいということもあり、個別指導は無料にしています。
引き受けたからには責任を持って指導したいのでこのような方法を取っていますが、通常授業が月に10回×2時間あり、それに加えて個別指導を月に10〜20時間入れるとなると、生徒の負担は相当大きく、他教科への影響も出てきます。
早めに通塾をしていただいた方がバランスよく学習を進められるので、全体の成績の向上に繋がります。
3月19日 塾の特徴D
あと少しだけ、当塾の特徴を書こうと思います。
前回も触れましたが、当塾は1回2時間、月平均10回の授業で、指導時間は月平均20時間となります。(個別指導を受ける場合は、更に時間が増えます。)
高校数学を指導する塾の授業時間は
週1回2時間で月に8時間
週1回3時間で月に12時間
週2回90分で月に12時間
週2回2時間で月に16時間
週2回3時間で月に24時間
など、色々なパターンがあると思います。
当塾は、どちらかというと『指導時間が長い塾』です。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
指導時間は長ければ良いということはなく、どのような生徒を対象に、どのような指導をするのかによって必要な時間は変わります。
当塾は『愛媛県松山市の進学校に通っている一般的な生徒』に『高校数学の全ての分野の授業を省略せずに行い、復習を塾に来て行う』ことを想定して月平均20時間としています。
これより短くても指導は可能だと思いますが、分かりにくい部分を理解出来ないまま流したり、基礎的な内容が身についているのかを生徒任せにする可能性が出てくるので、このような指導時間になっています。
しかし、現実は想定通りにはいきません。
当塾は入塾試験を実施しておらず、通塾している生徒の学力に幅があるため、全員に同じ指導をしていては学習効果が低くなります。
こうした状況に対応するために、基礎的な内容が早く身についた生徒には発展的な内容の課題を与えたり、基礎的な内容が中々身につかない生徒には反復用の課題を与えるなど、指導内容を状況に応じて変えています。
授業は集団で行いますが、指導は個別に行い、月平均20時間を生徒各自の学力が最も伸びるように使うことを目標にしています。
3月20日 塾の特徴E
塾の特徴は今回で最後になります。
当塾は『データを基に進路指導を行います』。
そんなことは学校でもやっているし、大手予備校でもやっていると思われるかもしれません。
しかし、学校の先生は1年毎に変わる可能性がありますし、大手予備校では直接生徒を指導していない人がデータだけを見て話をするので、ある瞬間を切り取って話をする場合があります。
そのため、データや生徒の学力を正しく見られている指導者は、あまり多くないように思います。
当塾は1人で全ての生徒を教えているので、生徒が高校3年間でどのように成長していくのかを何度も見ています。
その経験から生徒がどのように成長するのか予測しても、予測通りにいかないことが多々あることを知っています。
ですから、進路指導と言っても「今こうすれば1年後はこうなる」というように、未来について断定的なことは言いません。
これまでの経験から様々な可能性の話をして、どのように行動するのか生徒自身が考えて決断するように促します。
正直、大学入試に向かっていく途中ではデータを細かく分析してもあまり意味が無いと思っています。
データから大まかな方向性を話すこともありますが、現時点でやらなければならない勉強はデータを見なくても大体分かります。
細かくデータを見ないといけないのは、国公立大学に出願をするときです。
詳しくは進路指導を見ていただきたいのですが、高校と大学の進路選択は、現在住んでいる範囲から選ぶのか、日本全国から選ぶのかという違いがあります。
大学は選択肢が多すぎるので、ほとんどの生徒や保護者の方は「聞いたことがある」「知っている」という理由で選びがちです。
私は「生徒に適している」「合格する可能性がある」という理由で選ぶべきだと考えているので、そういう視点からデータの提供を行います。
ただし、それを参考に決めても、他の理由で決めても、最終的に生徒が自分で考えて決めたのであればそれで良いと思っています。
自分の人生を自分で決めるための補助をするのが、進路指導をするときに重要だと考えています。
3月21日 春期講習
学校が春休みに入ったので、3月19日から春期講習を行っています。
当塾の春期講習は、内容は普段の授業と変わりませんが授業回数が増えます。
また、通常授業に加えて単元別の授業を行います。
こちらは途中入塾の生徒を対象に、3月後半は『場合の数・確率』、4月前半は『三角関数』を行う予定です。
加えて、必要な生徒がいれば定着させておきたい内容を個別指導したいと思っています。
明日はお休みをいただき、明後日から4月7日までは毎日8時間近く指導をすることになるので、暫く日記の更新が不定期になると思います。
3月23日 現在の学力は問いませんが・・・
最近、お問い合わせをいただいた方から「現在の学力で入塾して、ついていけますか?」ということを言われました。
当塾では、入塾時にテストをしませんし、学校によって入塾の有無を決めたりしていません。
実際に今まで途中入塾をしてきた生徒は、学校の考査や模試の順位は後ろから数えた方が早いという生徒ばかりです。
入塾時にそういう状況であっても、半年程通えば、ほとんどの生徒は順位が真ん中より上になりますし、上位に食い込むことも少なくありません。
ただし、成績が上がらない生徒や塾をやめていく生徒もいます。
その違いは「根性」と「素直さ」だと思います。
当塾では、出来る限りの手助けをしたいと考えていて、学力がつくために必要な勉強をさせようとします。
それは今までやってきた勉強とは分量が異なるので、耐えられる「根性」がない人には向いていません。
また、こちらの指示に「素直」に従える生徒の方が、学力が伸びやすい傾向にあるように感じます。
塾で指導を受ければその通りに出来るようになると思われがちですが、指示したやり方が身につきにくかったり、自分のやり方を変えられない生徒が少なからずいます。
このときに、こちらの指示を受け入れないのが本人の性格によるものなのか、癖になっていて変えられないのか判断の難しいところではあります。
いずれにせよ様々な状況の生徒がいるので、当塾では直ぐに結果を求めずに、変化を待って気長に指導をしていきます。
学力をつけるには指導者にも生徒にも根気が必要です。
入塾時に学力は問わないので、やる気だけは持って来てください。
3月26日 4月の予定表
4月の予定表をTOPページにアップしました。
当塾の年度始めの予定は、春期講習を4月7日まで行い、4月8日以降は通常日程になっています。
3月後半から4月前半にかけて可能な限り授業を入れているので、新高校3年生で単元別講座も受講する生徒は、かなりハードな日程になっています。
通常授業だけでも、春休み中にこれだけ頑張れば新年度は良いスタートが切れると思います。
今は辛くても大学受験が終わった後に頑張って良かったと思えるように、精一杯努力をしていきましょう。
3月27日 初授業
今日は1年間の中で最も疲れる新高校1年生の初めての授業でした。
教える内容は難しくありませんが、新高校1年生は全員の状況が分からないので、情報収集にエネルギーを使うことになります。
何が出来て何が出来ないのか、どのように問題を解いて答え合わせをしているのか、こちらの指示は伝わっているのか、どのような性格なのかなど、様々なことを確認して、もの凄く疲れました。
ただ、今日は生徒の方も緊張している様子だったので疲れたのはお互い様だと思います。
暫くは、お互いに疲れると思いますが、そうした時間の先に分かりあえる時間が来ることを期待しています。
3月29日 ハードスケジュール
当塾は途中入塾も受け付けていますが、出来る限り早い入塾をお勧めしています。
数学が苦手で高校2年生の秋以降に入塾した生徒が大学受験に間に合わせようとした場合、相当ハードなスケジュールになります。
今年の2月に入塾してきた高校2年生のある生徒は、現時点ではかなり厳しい状態で、本人も自覚しています。
そのため、春休みは通常授業と補講と個別指導で合わせて40時間以上通塾する予定です。
当塾の指導は通常1か月で20時間なので、約20日間で月の2倍以上の指導を受けるのは相当大変だと思います。
ハードすぎるので個別指導は外した方が良いのではと提案したものの、本人が頑張りたいということでやることになりました。
本人がやる気なので、こちらはそれに応じて指導しますが、これだけ数学に時間を使うと他教科の勉強時間が削られると思います。
入塾時期が遅くなるとこうした無茶をやらなければ大学入試に間に合わなくなるので、出来るだけ早い時期の入塾がお勧めです。
3月31日 延長戦
毎年、春期講習で「場合の数・確率」の補講を行っています。
授業内容は『場合の数(基礎)』『場合の数(応用)』『確率(基礎)』『確率(応用)』に分かれています。
始めた当初は4回で予定を組んでいたものの毎年延長でプラス1回となっているので、今年は始めから5回にしていました。
しかし、それでも終わらなかったため、プラス0.5回(1時間)延長することになりました。
ちなみに当塾の指導で最も時間をかけているのは『場合の数(基礎)』です。
基礎が完璧になっていれば、応用的な問題を短時間で理解することが出来るようになりますが、生徒が独学で学ぼうとすると基礎を完璧にする前に応用に移ってしまいがちです。
基礎をしつこく指導した結果、前回の授業では、初回とは全く異なる解答を書けるようになっている生徒が多く、後は問題数をこなせば良いだけの状態になっていると感じました。
「場合の数・確率」は他分野との融合問題もありますが、この分野だけで完結している問題も多いため得意分野になりやすいです。
補講を受けた生徒は、定期的に復習をして得意分野にしてもらえればと思います。