日記・予定表
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塾の情報
2022 5月
5月2日 遅れを取り戻すのにかかる時間
当塾に途中入塾をする生徒は、身につけておいて欲しい内容が定着していない場合がほとんどです。
ですから、通常授業とは別に個別指導を入れたり単元別の補習を入れたりしています。
入塾時の学年や学力など、生徒によってどれくらいの期間、補講を受けなければならないのかが異なります。
入塾してから早めに頑張れば、一時的には大変に感じても、その後の授業が理解しやすくなるので、出来る限り頑張ることを推奨しています。
例えば、現時点で高校1年生の生徒が途中入塾した場合、1か月程度の遅れなので、GWや土日の早い時間などが使えれば半月ほどで追いつけます。
高校2年生だと、授業をスムーズに聞くための知識から優先的に指導して3〜6か月程かかります。
高校3年生は、今からだとどんなに頑張っても大学入試に間に合わない状態になっていることもあります。
国公立大学の入試は、共通テストからと考えると高校2年生の1月が12か月前で、高校3年生の5月前半だと約8か月前です。
これまでの指導経験から、数学に苦手意識がある高校3年生は、高校1、2年生の分を取り戻すのに相当頑張って6〜12か月程かかります。
高校の数学を大学入試で使える状態にするためには、これくらいの時間がかかることを知っておいてもらいたいです。
5月3日 やる気のある生徒
当塾で募集しているのは学力の高い生徒ではなく、やる気のある生徒です。
中学までの数学は、ある程度の能力があれば、ソコソコ頑張れば出来るようになります。
しかし、高校の数学は能力が高い生徒でも頑張らなければ出来るようになりません。
高校の数学を身につけるためにはやる気を持っていることが前提条件なので、そういう生徒に入塾してもらいたいと考えています。
最近途中入塾したある生徒は、個別指導の予定を入れるときに少し余裕のある日程を伝えると、過密日程でも大丈夫ですと、自分から言ってくれました。
このようにやる気を見せてくれる生徒は、非常に嬉しく思います。
やる気のある生徒には、こちらも全力で応えていきます。
5月5日 修行僧
当塾では、数学の問題が解けるようになるための技術と、学力を上がりやすくするために内面を鍛えることをバランスよく指導することを心がけています。
問題を解く技術のような表面的なことは身につけやすく、問題を粘り強く考えたり、物事を客観的に捉えたり、精神状態を一定に保つような内面は一朝一夕には身につきません。
大学入試では膨大な量の知識を定着させ、それを活用して、初めて見た問題を自分の力で考えて対応することが求められます。
定期考査のように範囲が限定的な試験であれば、瞬間的に問題を解けるようにすることは可能ですが、そういう勉強の仕方では大学入試に通用しません。
理解出来ていないことがあれば納得いくまで考えて、一度覚えたことでも忘れていると思ったら反復練習を繰り返し、そこで分からないことが見つかれば納得いくまで考えて、これを大学入試の試験日まで毎日実行するのです。
言うのは簡単でも、内面的に強くないと、最後までやり通すことは出来ません。
そして、全ての生徒の内面が始めからそんなに強いわけではないので、少しずつ負荷をかけて鍛えていくしかありません。
自分でやらせておいて言うのも何ですが、当塾に通っている生徒たちが無心で勉強に取り組んでいるところを見ていると、まるで修行僧のようです。
この経験が、大学受験やその後の人生において役立つことを願っています。
5月7日 細かい内容
当塾の指導では、教科書に載っていても取り扱わない内容があったり、載っていなくても取り扱う内容があったりします。
取り扱う内容の判断基準は2つで
@ 各分野の内容を理解するために必要か
A 大学入試問題を解けるようになるために必要か
と、なっています。
特別能力が高い生徒や、大学入試まで時間が多く残されているような状況であれば、教科書や参考書に載っていることを全て学べばいいと思いますが、公立高校に通う一般的な生徒は、そんな余裕はありません。
また、高校数学の全貌が見えていないときに、各分野の細かい内容を掘り下げすぎると、数学が嫌いになったり、無用な混乱を招くこともあります。
数学が得意な生徒が苦手になる例として、そういう細かい内容を気にしすぎて先に進められていない場合があるので注意が必要です。
5月8日 浪人を決めるタイミング
勉強をしていても思ったように成績が上がらない生徒から、志望校に受からなかったら浪人するべきですかと聞かれることがあります。
浪人するかどうかは本人の考え方なので好きにすれば良いと思いますが、浪人をするかどうかを決めるタイミングは、大学入試の全ての結果が出たときです。
入試の結果が出る前や、入試を受ける前に浪人するか考えるということは、今、最善を尽くすことはしないと公言しているように思えてしまいます。
大学入試の試験内容は膨大な量なので、少し頑張ったくらいで目に見えた変化はありません。
毎日、全力で頑張ることを一定期間続けていると、自分でも気づかない位少しずつ学力がついていきます。
それを大学入試当日まで続けて、学力が一定のラインまで到達できていれば合格します。
大学入試の結果がダメだったとしても、毎日出来る限りの努力をしていたのと、どうせ今年はダメだからと考えながら過ごしていたのでは、大学入試までに伸びる学力が変わってきます。
そうすると、浪人をしても1年後に合格ラインに到達出来る可能性も変わってきます。
高校3年生は成績が上がらない時期が続くと、弱気になってそうした言葉を発してしまうこともあると思います。
しかし、入試の結果が出る前と出た後の気持ちは同じではありません。
長年生徒を見ていると、大学入試の結果が出た時の感情は、実際にその状況にならないと分からないと感じます。
そうした想像が出来ないことで悩んでいても仕方が無いので、今、自分がやるべきことを考えて全力で取り組みましょう。
5月9日 学校の指導計画
現在、当塾には複数の学校の生徒が通っていて、学校毎で講座を分けていません。
ですから、生徒によっては塾の授業と学校で現在学んでいる内容が異なることがあります。
完全に学校を無視しているわけではなく、学校で習うよりも前に塾で授業を受ける方が生徒の負担が小さくなるので、各学校のシラバスや生徒から学校での進度状況を確認するようにしています。
しかし、学校によっては、シラバスの内容を守っていなかったり、特定の単元の途中で別の単元に移ったり、別の単元の知識が無いと理解が難しい単元を先にやったりと、全体の流れを無視した授業の仕方をしている場合があります。
それに合わせていると、大学入試に対応する学力をつけるという本来の目的を見失うことになるので、当塾では必ずしも学校に合わせません。
学校がそのような対応をするのは事務手続き上のことが主な原因で、県への申請をしたり、計画を見直せば、授業のやり方を変えることが出来るはずです。
心ある学校の先生は、年度初めに授業計画をきちんと確認して、本当にそれが生徒のためになるのかを考えていただけると幸いです。
5月10日 もうすぐ定期考査
来週、定期考査の学校があるので、塾の授業内容を調整しています。
大学入試では、推薦入試で評定を用いる場合を除いて、内申点は合否に関係がありません。
だからといってテストのための勉強をしなくて良いわけではなく、計画を立てて学力が上がるような取り組みをしてもらいたいと思っています。
数学に関しては、普段から復習や演習を積み重ねて、試験前に勉強をしなくても良い状態にしておくことが理想です。
数学が得意な生徒は、実際そうなっていて、他教科に時間が使えるため全体的に良い成績を取りやすくなります。
これは理想なので、数学がそれほど得意でない生徒は、定期考査を学習内容を定着させる復習の機会にすれば良いと思います。
大切なことは、やるべきことや点数を他人と比べるのではなく、自分にとって必要なことは何かを自分で考えることです。
そういう習慣をつけることが、大学入試に向けて勉強をするときに役に立つと思います。
5月11日 定期考査の後
生徒を指導していると
「この公式を忘れました」「これの意味を忘れました」
というように、以前習ったことを忘れたと言われることがあります。
1回教えたからといってずっと覚えているとは思っていませんし、以前出来ていたことが出来なくなるのは分かっています。
ですから、そのことに腹を立てることはなく、同じ内容を何度でも説明します。
しかし、それを際限なく繰り返してしまっていては、いつまで経っても出来るようにはなりません。
『覚えたことは忘れてしまう』『出来ていたことは出来なくなる』というのは普通のことなので、『覚えたことを定着させる』『出来る状態を保つ』ための行動を取ってもらいたいと思っています。
具体的には、定期的に復習をすることと、内容を丸暗記するのではなく理解を伴って覚えていくことです。
昨日の日記で書いたように、定期考査に向けて勉強をすることは大切です。
もっと大切なのは、定期考査に向けて勉強した内容をその後も定着させることです。
定期考査の後に全く勉強をしなくなる人もいるかもしれませんが、そこで復習をすることで学力が大きく伸びると考えて取り組んでもらいたいです。
5月12日 指導をするときの価値観
世の中には色々な塾があります。
学校の授業についていくための補習をする塾、学習習慣をつける手助けをする塾、難関大学や医学部を受験する生徒を対象とした塾など、多様なニーズに合わせて方向性を持たせています。
また、塾によって映像授業を用いたり、直接指導したり、映像と直接指導を合わせたりと指導方法も異なります。
他塾がどのような方針で運営しているのか、参考にしようとHPなどを見ているのですが、先日ハッキリしているなという塾を見かけました。
その塾は、難関大学や医学部を目指す生徒を対象としていて、入塾の注意事項の中に「長時間の学習に耐えられる人」という項目がありました。
難関大学や医学部に合格する可能性を1%でも高くするためには、勉強時間を積み上げるしかなく、指定した内容の課題を最低でも週に60〜70時間、長期休暇中は週に100時間前後の確保をお願いします、また、学校の課題や定期考査、行事などは一切考慮しないので、指導に従い大学の一般入試を最優先に考えられる方のみ受け付けます、というようなことが書いてありました。
その後に、勉強だけをすることが正しいとは思っていませんが、これだけ勉強をすることになっても目標を達成したいという方のみ募集していますとも書いてありました。
当塾は、国公立大学の受験を前提に指導するので、やる気のある生徒に入塾してもらいたいと思っていますが、難関大学や医学部専門の塾では無いので、ここまで生徒に課すことはしません。
また、生徒に適した大学を探す手助けは行いますが、生徒が自分の出来る範囲で精一杯努力して学力を伸ばしたのであれば、どの大学に入学しても構わないと考えています。
他者と比べてどれだけ優れているかよりも、自分自身がどれだけ成長できたかに価値があるという考えで生徒と関わりたいと思っています。
5月14日 楽な話
今日、ある生徒から
「受験しようと思っている国立大学は出題傾向がハッキリしていると聞いたので、その分野だけ勉強していればなんとかなりますか?」
というような質問を受けました。
結論から言うと、現時点でそういう勉強の仕方はやめて下さい。
出題が多いとされる分野が苦手なのであれば、苦手を克服するために勉強するのは良いと思います。
しかし、その分野以外は出ないと信じてヤマを張るような勉強の仕方は非常に危険です。
高校の数学は複数の分野が関係している内容も多く、偏った勉強の仕方では入試問題に対応できません。
定期考査では点数が取れるけれど、模試では点数が取れないという原因の一つは、様々な分野の内容がきちんと定着させられていないからです。
大学名は伏せますが、今回の話に出てきた大学は傾向があるといっても、融合問題を出題する大学なので、分類されている分野以外の知識が必要になる場合がほとんどです。
今回の大学以外でも、大学によって出題傾向があるのは事実で、特定の知識が必要になる大学もあります。
しかし、それらは全ての分野の知識を身につけた上で、重点的に学習するべきであって、始めから絞って学習するのはお勧めしません。
大学入試で楽が出来る話は大体嘘なので、本物の実力をつけるしかないと考えて努力してください。
5月15日 伝わる言葉で伝える
先日、ある学校の定期考査の範囲が書いているプリントに、見たことのない四字熟語が書いてありました。
生徒に「どういう意味か知っている?」と聞くと「知りません」と返ってきました。
このプリントを作成した先生が、どういう思いで作られたのかは分かりませんが、指導者は知っている言葉でも、生徒は知らない言葉がたくさんあります。
「定数」「変数」「任意」「媒介」「帰納」など、高校数学を指導する側は当たり前だと思う言葉でも、生徒にとっては意味が分からず音だけ聞いている可能性もあります。
生徒が知らない言葉は、生徒が調べるべきなのか、指導者が教えるべきなのか、どちらが正しいとは言えません。
ただ、私は、相手に何かを伝えたいときは伝わる言葉で伝えるべきだと考えています。
5月16日 問題を解く目的
塾の課題でも学校の課題でも、問題を解くときは、内容を理解して定着させることを意識して取り組んでもらいたいと思っています。
しかし、生徒の様子を見ていると「出来るようになるため」ではなく「やっていないと注意されるから」という目的で取り組んでいるのかなと感じることがあります。
「出来るようになるため」に問題を解くのであれば、問題を解いて答が合っていても間違っていてもどっちでもいいと考えたり、理解は出来てないけれど答があってればいいとは考えないはずです。
また、参考書などを見ながら解いて、覚えるべき公式などを覚えていなくても何とも思わないというのも目的を見失っているのではないでしょうか。
目的がズレているという自覚がないまま「出来るようになるため」の行動が取れていない人は、取り組み方を変えなければ、時間が経つほど取り返しがつかなくなるので、そういう態度を感じた時には注意していきます。
5月17日 疑問の解消
現在、考査中の学校があるので、塾の授業は復習をメインにしています。
塾に来て復習をして疑問があればその場で解決をするようにしているのですが、家で自習をしていて疑問に思ったことを質問してくる生徒もいます。
今日、質問してきた生徒は「同じように見える問題で解き方が違うのはどうしてなのか?」「どうしてこのように式変形をするべきなのか?」のように、勉強していて疑問に思ったことをメモしていて、それを1つずつ納得がいくまで聞いていました。
こうした取り組みはとても素晴らしいと思います。
学習の初期段階では、問題を解いていると上記のような疑問が必ず発生するはずです。
出来る限り自分で考えることは大切ですが、問題の背景であったり、全体を俯瞰して考えることは、各分野を習っている段階では分からないので、納得するためには質問をするべきです。
こうした姿勢でこれからも頑張ってもらいたいです。
5月18日 書店の優位性
現在の高校1年生から新課程となり内容の変更点があるので、複数の教材をネットで買いました。
すると、出版社によっては新課程対応としながら新しい内容を追加していない物もあったりして詐欺にあったような気分になりました。
最近はネットで買物をすることが多いのですが、教材を買うときは実物を見られる書店の方が優れていると感じます。
そんな折、年長になる息子が漢字ドリルが欲しいというので書店に行ってきました。
漢字ドリルと一口に言っても、内容が簡単すぎるものや難しすぎるもの、書き込むスペースが小さいものや大きいもの、練習する回数が少ないものや多いものなど様々な種類があり、今やるにはどれが良いだろうと楽しく選ぶことが出来ました。
何でもいいので、興味を持ったことは頑張ってくれたら嬉しいなと思います。
5月20日 存在しない証明
当塾では、生徒全員に解かせる問題は理解が深まり、複雑すぎないものを選んでいます。
先日、生徒に解かせるためのプリントを作成しているとき、私が求めている答になる問題が30分程探しても見つからなかったので、自分で作ることにしました。
すると、適当に数字を当てはめたのでは、どうしても求めた形になりません。
仕方ないので、答から逆算して問題を作成しようとすると、その答えになる問題は作れないことが証明されました。
どうして参考書や問題集には無いのだろうと思っていたのですが、その問題が作れないから載っていないということが分かりました。
生徒に解かせる問題は出来ませんでしたが、今後、同じように探すことが無くなったと考えればやっておいてよかったです。
5月22日 教える生徒と教えない生徒
当塾では、出来る限り授業中、生徒に問題を解いてもらっています。
その中で声をかける頻度が高い生徒、低い生徒がいます。
これは贔屓をしているわけではなく、考えてそのように対応しています。
まず、前提として指導者から声をかけられることを良いと感じる生徒、そう思わない生徒がいます。
通塾し始めて直ぐは分かりませんが、関わる中でどういう性格なのかが段々と分かってくるので、お互いに嫌ではない距離感を保つように心がけています(保てていなかったら申し訳ないです)。
次に、学力を上げようとしたとき、基本的なことが身についていない場合は、声をかける頻度が増えます。
間違った方法で練習を繰り返してしまうと、勉強をすればするほど学力が下がるので、それを防ぐ必要があるからです。
ここに関しては生徒の感じ方はある程度無視して、声をかけます。
また、考えていても解決出来ない部分で行き詰っている場合も声をかけます。
ただし、ある程度考えた上でないと嫌がる生徒もいるので、これは生徒を見て判断します。
逆に、出来るだけ声をかけないのは、基礎的なことが身についていて、納得するまで考えた方が学力が上がると思われる生徒です。
そういう生徒は、問題を解いていて間違っているところを見つけても何も言いません。
教えてしまうことで、自分で間違いに気づく可能性を潰してしまうことになるからです。
生徒が一人で納得いくまで考えることに意味がある状態になっている場合は、下手に手出しをしない方が良いと考えています。
もちろん、1人ではどうしても解決できないこともあるので、そういう場合には必要最小限の手助けをします。
生徒によっては、あまり声をかけられないなと感じている人もいるかもしれませんが、それは声をかけなくても大丈夫だと思われていると考えて下さい。
5月23日 数学Vの簡単さと難しさ
現在、高校3年生V講座は、もう少しで「数学V」の全分野の授業が修了しそうです。
高難度の問題を出題する傾向にある大学を除いて、多くの大学は「数学V」の分野の問題が解きやすい傾向にあり、「数学V」は努力が点数に反映されやすいと言われます。
「数学V」で習得する内容は「グラフの概形を調べる」「面積、体積を求める」というのがメインで、この技術を正確に使えるかを問われることが多く、問題を解くために方針を考える必要がありません。
方針を考えなくていいところは簡単なのですが、それでも解けないのは、正確に処理をすることが難しいからです。
正確に処理出来るようになるためには、式の形を分類化して覚えて、かつ、複雑な計算を間違えることなくやりきる力をつける必要があります。
当塾では、かなりの量の反復練習をやりますが、それでも生徒によっては不十分だと思います。
十分な練習量とは、出来るようになるまで練習する量のことです。
やらされているからやるのではなく、出来るようになるまで自主的に頑張ってもらいたいです。
5月24日 テストを見る目的
定期考査が終わったので、テストの出来具合を確認しています。
何度か書いたかもしれませんが、私はテストの結果が悪くても、絶対に怒りません。
褒めたり怒ったりすることを目的として見ていないので、点数はどうでも良いと思っています。
何が出来て何が出来ないのか、どのように取り組んでいるのかを見たいと思って確認していますし、ほとんどの生徒は指導をしているときの感覚とテストの結果が一致するので、表面上だけ繕っても仕方がありません。
そんな中、稀に、こちらの感覚と全く異なる結果が出る生徒がいます。
思っていたよりも出来た生徒に関しては、テスト範囲の勉強をしっかりしたというだけですが、思っていたよりも遥かに結果が悪かった生徒は、原因が何なのかを突き止める必要があります。
今日、テストを見た中にそのような生徒がいました
サボっているわけでも無く、努力をしているように見えるのに、出来ると思っていたことが出来ていないというのは、取り組み方が間違っている可能性があります。
これは、その生徒を責めているわけではありません。
むしろ、結果が良くないテストをきちんと見せたことを褒めたいです。
現状が正確に分かれば対処のしようがありますが、隠されてしまうと、手遅れになる危険性があります。
塾に通うのは、先生に褒められるためではなく学力をつけるためなので、良い結果だけ見せることは、自分のためにはならないと考えてもらいたいです。
5月25日 間違った勉強法
生徒が勉強をしているところを見ていると、教科書や参考書などの解説を読んでいるだけで、解答を書いていないことがあります。
この勉強の仕方で出来るようになる生徒はほとんどいないので、声かけをすることが多いです。
理解するまで読むのは良いのですが、その後に本を閉じて解答を再現できるのか書いてみないと、本当に理解出来ているのか分かりません。
これと似た勉強の仕方として、教科書や参考書、授業のノートを開けて、解き方を見ながら解答を書くのもやめるべきで、参考書などを閉じた状態で問題を解かなくてはなりません。
テストのときは、何も見ずに解答が書けるようになっていなければならないので、その状態になるためには、読んで理解して頭の中に入れたものを何も見ずに実行する練習をしなくてはなりません。
努力をしているのに成績が伸びないという生徒は、努力の仕方が間違っている可能性があります。
勉強の内容は教えてもらっていても、勉強の仕方は教えてもらっていない生徒もいるので、実際に問題を解いているところを見て状況を確認したいと思っています。
5月26日 6月の予定表
6月の予定表をTOPページにアップしました。
6月は祝日が無く、授業時間の確保が難しいので変則日程になっている講座があります。
これから高校3年生の講座は早い時間帯で日程を組んでいこうと思っていますが、部活動が終わらない生徒もいると思われます。
都合が合わない生徒は、空き時間などを利用して個別に対応していこうと思います。
いずれも出来る限り授業時間を確保するためなので、ご迷惑をかけることもあるかもしれませんが、ご理解いただければと思います。
5月27日 合格点の予測
当塾では、国公立大学を出願するときに合格点を予測します。
詳しくは、進路指導の中の
受験する大学選択の基準
に書いてあるので、興味のある方はご覧ください。
国公立大学は、ほとんどの大学で合格者の最低点、平均点、最高点を発表しています。
当塾が予測するのは最低点と平均点の間の値で、後、何点取れば合格するのかを明示することで、受験校を決めるときの目安にしてもらっています。
先日、生徒から大学入試の得点開示結果が送られてきたので見てみると
合格者の平均得点率 60.7%
合格者の最低得点率 55.0%
予測した合格得点率 56.6%
となっており、予測が上手くいっていることが確認できました。
全ての予測がこのように上手くいくわけではありませんが、これまでの結果から国公立大学の前期試験では90%程度の精度で当てられています。
必要得点率が当てられることと、その点数が取れるようになることは別問題なので、取れるようになる可能性が少しでも上がるように指導をしていきたいと思います。
5月28日 反省と改善
今日、高校2年生の生徒が
「最近受けた模試なんですけど、数学TAの範囲のことをかなり忘れていて、全然できませんでした。」
と言っていました。
テストの出来が良くないとき、正直に話が出来るのは素晴らしいことだと思います。
その生徒には
「定期考査などの範囲が決まっているテストでは点数が取れるようにはなってきているから、その状態をどうすれば維持出来るかを考えないといけないね。」
という話をしました。
当塾では復習の時間を取りますが、全分野の復習を定期的に行うわけではありません。
抜けている内容は生徒毎に異なるので、自覚があれば自分自身で考えて行動をする必要があります。
テストを受けたときに点数が良い悪いだけで終わりにするのではなく、今後どのように行動するべきなのだろうと考えられる生徒は、学力が伸びる可能性が高いと思います。
何をするべきなのか分からず相談をされれば細かい指示も出しますが、まずは自分で考えて行動が出来るようになることが理想です。
5月29日 こんなことが許されるのか
ネット上では少し前から話題になっていたニュースなのですが、大手マスコミが全く報じないので陰謀論と言われるのが嫌で触れませんでした。
ヤフーニュースでも記事が出始めて、これからテレビでも報道されるかもしれないので載せておきます。
簡単に言うと、厚生労働省がワクチンの効果についてのデータを改ざんしていたのを、名古屋大学の小島勢二名誉教授の指摘により、訂正したというものです。
データの改ざん内容は、ワクチン接種済みで新型コロナウィルスに感染した人のうち、ワクチンの接種年月日を未記入の人をワクチン未接種としてカウントしていたため、ワクチン未接種の人の感染率が高く出ていたのですが、未記入の人を除くとワクチン接種済とワクチン未接種の感染率は変わらない、またはワクチン接種済の方が感染率が高くなっているという内容です。
文章で読むと分かりづらいので、詳しくは、CBC(中部日本放送)の youtube版のニュースを見ていただきたいです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=TI0AmG-N7f4&ab_channel=CBC%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%90CBC%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91
私の周りでは知っている人があまりいないのですが、もっと大きく報道されるべきで、絶対に許されない内容だと思っています。