日記・予定表


基本情報


塾の情報

2024 2月


2月1日 新高校1年生で入塾をお考えの方へ

TOPページに
新高校1年生で入塾をお考えの方へ
を掲載しました。

当塾では、新高校1年生の受け入れは3月下旬となります。

今年は3月26、28、30日に体験授業を行い4月から正式に入塾となります。

2か月先の話になりますが、塾を探し始められている方もいるようなので掲載しておきます。

長文になっていますので、少しずつ読んで当塾のことを知っていただければと思います。

不明な点や疑問点などがあれば、お問い合わせ下さい。


2月3日 添削指導中

高校3年生の出願する国公立大学が確定し、それに合わせて教材作成も八割方終わりました。

ここからは、生徒が解いてきた問題の添削をしていきます。

この添削に時間と手間がかかるのですが、きちんと指導を受けた生徒と、受けていない生徒では本番の点数に差が出るので、出来る限り行いたいと思っています。

答えが合っていたから大丈夫と思っている解答でも、確認をすると途中の表現がおかしかったり、辻褄合わせになっているような答案もあります。

ある大学の教授によると、途中で2回計算ミスをしてたまたま答えが合っているものは大幅に減点するか点数を与えないということです。

答案で見られているのは答が合っているのかではなく「正しく処理が出来ているのか」「論理的に書けているのか」「相手に伝わる表現が出来ているのか」です。

ダメ出しが多いと辛くなるという人もいるかもしれませんが、出来ていないことは本番までに直すしかありません。

残りの3週間を有意義に過ごしてもらいたいです。



令和6年2月3日現在の進度状況

1年生   数学U・・・「座標平面」円の方程式まで修了
2年生B   数学TAUBC修了, 「標準問題」・・・51問まで解説済
2年生V  数学V・・・「微分法」合成関数の微分まで修了


2月5日 才能

今日、生徒を指導しているときに
「この部分をどうして思いつくか分からないんですけど、この問題を解くのは才能が必要ですか?」
と聞かれました。

今までにも何度か書いたような気がしますが、個人的に考える「才能」について書いておこうと思います。

まず、「野球の才能」があればプロ野球選手になれると考えた場合、それを「数学の才能」に当てはめると、数学科の大学教授に相当すると思います。

プロ野球選手の技術の高さが一般人に理解出来ないように、数学科の大学教授の頭の良さも一般人には理解出来ません。

よほどの難問でもない限り、大学入試問題を解くのにそこまでの才能は必要ありません。

「才能」というと話が大きくなるので、こういうときは数学の「得意、不得意」の話だと思います。

その分野で認められるような「才能」を持った人はそれほど多くいませんが、「得意、不得意」であればほとんどの人に当てはまります。

では、数学が「得意、不得意」とは何なのでしょうか。

私の考えでは、数学を学習したときの「理解するまでの早さ」「身につくまでの早さ」の違いです。

これは他の科目にも言えることで、「得意、不得意」とは物事を習得するまでの量の大小を表していると思っています。

高校生のときを振り返ってみると、自分なりに努力をしているつもりでも、私よりも数学が出来る人はいくらでもいました。

そういう人と比べたら、私は数学が「得意」とは言えないと思います。

それでも今、塾を開いて生徒を指導できているのは、20年以上毎日数学の問題を解き続けてきたからです。

「身につくまでの早さ」が遅いのであれば、それをカバーする量の努力をすれば良いだけです。

言うのは簡単ですが、高校生の場合3年間という時間制限もありますし、その努力を個人で実行するのは難しいので、「理解するまでの早さ」「身につくまでの早さ」を底上げして、勉強量を増やす手助けをしたいと思っています。


2月7日 本当にこれくらいは出来る?

数学Tの始めの内容は中学校の数学と被っている部分のある、展開や因数分解です。

また、数学Uの始めの内容は数学Tの内容と被っている展開や因数分解、分数式です。

生徒からの話を聞いていると「これくらいは出来るだろうから各自でやっておくように」と言って、授業をしていない学校もあります。

これまでの指導経験から、そういう問題でも説明をして解かせてみると、解けない問題があったり、解けたとしても時間がかかる生徒が多いように感じます。

確かにこれくらいのことは自分でやっておいてほしいとも思うのですが、きちんとやらなければならない生徒ほど自分でやらないと分かっているので、私は基礎的な内容であっても授業をやります。

簡単だと思っても、それを早く正確に処理出来るように反復練習をすることが、入試本番での安定感や、難しい内容の理解に繋がります。

学校での指導の有無に関わらず、基礎的な内容の練習を省略せずにやってもらいたいと思います。


2月11日 紀元節

今日は「建国記念の日」でした。

他国では「建国記念日」と呼びますが、日本では「建国記念の日」と「の」が入ります。

どうでも良いことのようで、何故そのようになったのか勉強するのは大切なことだと思います。

「日本はいつから日本なのか?」「何をもって日本の建国とするのか?」と聞いて答えられた生徒は今まで1人だけです。

学校などの公的な場で教えられる機会が無いので知らなくても仕方がありません。

恥ずかしながら、私も知ったのは30才を超えてからです。

現状ではこうしたことを知るのは各自の資質に委ねられていますが、世界で活躍する人材を育てるためには、英語を話せるように指導をする前に日本人としての常識を教える方が先ではないのかと思います。

塾を卒業する生徒には毎年、大学以降は自分で「哲学」と「歴史」の勉強をすることが大切だと伝えています。

大学生になるまでは、勉強とは受験勉強のことだと考えてしまいがちですが、本当の勉強はそうではないと思える人になってほしいです。


2月12日 文部科学省の失敗

文部科学省は国の機関だから立派な仕事をしているだろうと考えている人は、世の中に多いと思います。

しかし、教育現場に携わっていると、間違った政策を連発していると感じます。

記憶に新しいのは、共通テストの英語を廃止して民間の試験を利用しようとしたり、国語や数学に記述問題を入れようとして結局無理だということで、現場を混乱させました。

そして、現在は新課程に切り替わるタイミングで教育現場が困っています。

高校数学に関しては、「数学B」から「ベクトル」を「数学C」に移したことが大きなミスになりました。

当初の予定では、文系の生徒は「ベクトル」を学習しないという方針だったと思いますが、それでは大学入試が機能しなくなるということで反対があり、急遽、文系も「数学C」の「ベクトル」を学習することになりました。

それで習得単位数の関係上、高校2年生の文系の生徒は「数学UB」までしか履修を出来ない高校が発生しています。

具体的に何が問題なのかと言うと、「数学UB」の全分野が学習済みなのに「数学C」に分類される「ベクトル」の授業を高校3年生まで行うことが出来ないのです。

塾に通う生徒から話を聞くと、同じ学校で、理系の生徒は「数学C」の「ベクトル」を既に学習しているのにも関わらず、文系の生徒は「数学C」の授業は高校3年生になるまで出来ないと説明をされたということでした。

「数学UB」の授業で「ベクトル」を教えれば良いと思われるかもしれませんが、20年程前に学校現場では未履修問題というものがあり、申請している科目と別の科目の授業を行うことが問題視されました。

それ以前は適当に授業をしていた学校が多かったのですが、その問題以降は履修科目と実際の授業内容を揃えている学校が少なくありません。

文部科学省で何かを変えようとしている人は、真面目に取り組もうとしている学校や生徒が不利益を受ける可能性があることを理解して、物事を決めてもらいたいと思います。


2月17日 おかわり

当塾では国公立大学を受験する生徒のために、出題傾向に沿った教材を作成しています。

全部やり切るのは難しい位の量を作り終わったと思っていたのですが、何名かの生徒が解き終わりそうなので追加で欲しいということで、教材を作り続けています。

前期試験まで1週間となり、残り時間は僅かです。

ここまで来たら何をしても変わらないと考えて適当に過ごすのか、伸びると信じてギリギリまで頑張るのかで、結果が変わる生徒がいるかもしれません。

指導する側は生徒が伸びると信じているので、要望を伝えてもらえれば出来る限り協力します。


2月19日 作成終了

当塾の生徒が受験する国公立大学の対策教材を中期日程、後期日程の分まで作り終わりました。

受験の直前期に指導者が出来ることは少し背中を押すことと祈ることだけです。

家族が出来ることは、試験に集中できる環境を作ってあげることと祈ることだけです。

受験生が最大限頑張れるようにサポートをしたら、後は天に任せるしかありません。




2月22日 3月の予定表

3月の予定をTOPページにアップしました。

当塾では3月から学年が一つ上がります。

3月前半は定期考査や修学旅行のある学校があるので、塾が休みの期間があります。

その分、後半の春休み中は授業を多めに入れています。

また、春休み中に「場合の数・確率」の単元別講座を行うので、途中入塾で確率が苦手な人は受講をしてもらいたいと思います。

それ以外の分野も必要に応じて授業をしたり、個別指導の対応を行います。

3月は年度の変わり目でのんびり過ごしがちなので、気を抜かずに頑張りましょう。


2月23日 生徒の募集

高校3年生の授業が昨日、終了しました。

2月25日の前期試験を全員、無事に受けられることを祈っています。

明日から2日間お休みをいただき、3月からは新年度の体制に入ります。

TOPページや予定表に記した通り、新高校1年生の授業は3月26日から以下の日程でスタートします。

第1回 3月26日(火)15:30 〜 17:30
第2回 3月28日(木)15:30 〜 17:30
第3回 3月30日(土)15:30 〜 17:30

3月は体験授業として受講していただいて、4月から正式に入塾となります。
体験授業を希望する方は面談をしますので、前日までにご連絡ください。

授業の内容は連続しているので、第1回から受講してください。

日程の都合が悪い場合は、ご連絡いただければ可能な限り対応します。


新高校1年生については、1ヵ月先になりますが、新高校2、3年生の途中入塾は随時受け付けています。

ただし、高校3年生の4月以降の入塾は基本的にお断りさせていただいています。

当塾は、受験に間に合わせるためにはどうすればいいのかと考えて指導をするので、現在高校2年生で数学が苦手な生徒が入塾する場合、受験で使える状態にするためにはかなり苦労します。

基礎学力がついていない状態で演習の授業を受講しても学習効果が高くないため、高校3年生の途中入塾は慎重に話をさせていただきます。


新高校2年生は現時点で躓いている分野があると、ここから先はこれまでに習ったことが前提になるので理解が難しくなります。

途中入塾をする場合、苦手分野があれば春休みを利用して復習を行うなど、出来る限りの対応をさせていただきます。

上記は数学が苦手な人を前提に書きましたが、数学の実力をより伸ばしたい人も歓迎しています。

勉強を頑張りたいと考えている人は、4月からではなく時間に余裕のある3月からの途中入塾をご検討ください。


2月26日 2周目の演習

中高一貫校の生徒が中3から当塾に通う場合、公立高校の1学年上の生徒と一緒に授業を受けてもらいます。

中高一貫校の生徒は高校2年生の終了時に一通り大学入試問題の演習が終わって、高校3年次に2周目の演習を行うことになります。

そのときの生徒の状況によって指導内容は変わりますが、現在在籍している生徒は3月末まで一度解いた問題の復習をする予定で、分からないことや疑問に思ったことを質問するようにしています。

そうすると、1回目に解いたときには出てこなかった質問をされることが多く、勉強の内容に深みが出ています。

「問題を解いて答を出す」ことを目標にするのではなく「何故こうなるのか」「何故こう考えるのか」「この考え方はダメなのか」など、理解を深めることを目標に取り組むことで、もう一段学力が伸びると思います。


2月28日 手遅れになる前に

今日から通常授業を再開して、高校2年生(新高校3年生)の理系講座の授業は数学Vの微分法の応用に入りました。

毎年、ここで多くの生徒が苦戦をするところを見ています。

その理由は2つあり、1つは数学Uで学習する「三角関数」「指数関数」「対数関数」の内容が定着していないからです。

もう1つの理由は、これまでに比べて答を出すまでの計算量が増えるからです。

これらは問題を解くためのセンスとか発想力ではなく、基礎的な計算力が身についているのかどうかです。

当塾では基礎学力を重視して復習を多めにやらせはているのですが、それだけでは不十分なので、忘れていると分かった分野は各自で復習をしてもらいたいと思います。

これから先、高校3年生になって本格的な大学入試演習に入ると、各分野の知識の定着が前提となります。

これらの復習は、普通の公立高校の生徒であれば大体3〜6ヵ月位かかります。

遅くても7月までには終わっていないといけないので、今から始めてギリギリか既に遅いという状況です。

高校2年生(新高校3年生)は、そういうことを理解して頑張ってもらいたいです。


2月29日 覚悟

現在の日本の大学受験の状況は大学全入時代と言われており、全ての大学の募集定員が大学進学を希望する18歳人口を上回っています。

それなら浪人をする人はいないのかというとそんなことは無いですし、国公立大学の入学難易度が下がっているのかというと、そんなこともありません。

大学全入時代の意味するものは、大学進学の難易度の二極化です。

以前に比べて受験の情報を集めやすくなったため、都会と地方の差が少なくなり、難関大学を受験する受験生の上位層は厚くなっている印象があります。

また、私立大学が定員以上の合格者をあまり出せないようになったため、学生たちが進学したいと思う大学や学部に合格するのは、以前よりも難しいかもしれません。

その一方で、生徒を集めるのに苦労している大学は、入試が選抜試験として機能しておらず、受験をすれば合格するという状況になっています。

そういう時代において、大学進学を考えている高校生は、どちらの方向に進みたいのかを決めて勉強する必要があります。

毎日楽しく過ごして、なんとなく勉強をして大学にいけたらいいなという人は、おそらく後者の大学に行くことになるでしょう。

国公立大学や入試が機能している私立大学に合格するためには、思いついたときだけ勉強をしてどうにかなるようなものではありません。

目の前の楽しいことや誘惑に負けず、毎日コツコツと努力を積み上げ続けることが、合格への第一歩となります。

ただ、そういう覚悟を持って勉強が出来ている高校生はそれほど多くありません。

当塾に通っている生徒の中にも、やるべきことが出来ていないと感じる生徒がいます。

このままでは危ないと感じる生徒には、塾の授業が無い日でも来られるときは全て塾に来て勉強をするように話をしています。

これは強制ではないので、覚悟があれば来ればいいですし、辛いと思えば来なくても構いません。

ただ、こうして声をかけられたときに行動を変えられるかどうかが、分岐点だと思います。



松山数学塾
住所 愛媛県松山市小坂3丁目4−32 ホワイト岡田ビル1F
TEL 089-948-8908