日記・予定表
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2021 1月
1月3日 謹賀新年
明けましておめでとうございます。
当塾では毎年1月3日が授業初めで、高校3年生のマーク演習を行うようにしています。
高校1、2年生は1月4日から授業を行いますが、個別指導が必要な生徒は今日から来てもらっています。
高校数学は努力が結果に結びつくまでにある程度まとまった学習量が必要になります。
1日の中で出来ることは少ないかもしれませんが、成果を出すためにはそれを積み上げていくしかありません。
今日だけでなく、これから毎日少しずつでも努力を継続することが大切です。
そういうことを生徒に伝えるためにも、私も毎日努力をしていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。
1月4日 丑年
今年は丑(うし)年です。
毎年、干支の人形を作ってくれている現在96歳の祖母が年始に足を骨折してしまい、入院することになりました。
現在、病院に見舞いに行くことが禁止されているので会うことも出来ず、非常に歯がゆい思いをしています。
新型コロナに罹らなかったとしても、社会生活に甚大な影響を及ぼしていることに改めて気づかされます。
塾は8年目になりました。
今年も1年間、やるべきことを着実に行っていきたいと思います。
良い年になることを願っています。
1月5日 授業進度
今日、全ての講座で新年1回目の授業を終えました。
様子を見ていると、正月休みの延長で、まだエンジンがかかっていない生徒もいるように感じました。
これから少しずつ日常に戻していってもらいたいと思います。
昨年最後の授業までの進度状況を書けていなかったので、載せておきます。
例年と同様の進度になっているので問題は無いのですが、生徒に理解、定着をさせつつ、出来る限り授業を速く進められるようにしていきたいと思います。
令和2年12月29日の進度状況
1年生 数学U・・・「不等式の証明」修了,「複素数と方程式」の判別式まで修了
2年生B 数学TAUB修了, 「標準問題」・・・27問まで解説済
2年生V 数学V・・・「複素数平面」修了,「2次曲線」の平行移動まで修了
1月7日 再発令
愛媛県松山市内の高校は、明日が3学期の始業式となる学校が多いようです。
今年は暦の関係で明日学校があり、その後3連休となるので、当塾ではそこまでを冬期講習として授業を多めに入れてあります。
関東では明日から再び緊急事態宣言が発令されて、その他の地方でも続けて発令される可能性があるようです。
もしかしたら、日本全体に発令される状態になるかもしれません。
それが学校運営にどのように影響があるか現時点では不明ですが、再び休校になる可能性も0ではありません。
そうなったときに意識しておかないといけないことは、学校が休みであることと勉強をする、しないというのは無関係だということです。
浪人生が予備校に通うことは、勉強の内容を身につけることよりも、時間の管理をしてもらうことに意義があります。
大学受験を失敗して頑張ろうという気持ちを持っている浪人生でさえ、1人で計画通りに勉強することは困難です。
それよりも大学受験に関しての気持ちを持ちづらい高校1、2年生は大丈夫でしょうか。
昨年3〜5月の休校であまり勉強をしなかった人は、大学受験に関して既に厳しい状態になっていることを自覚して行動してもらいたいと思います。
1月9日 一週間後は共通テスト
一週間後に初めての共通テストが実施されます。
センター試験から試験の名称が変わりますが、実際に試験内容がどのように変わるのかは現時点では不明です。
事前情報通りに試験内容が大きく変わる可能性もありますが、多くの部分でセンター試験を踏襲した内容になる可能性もあります。
そういったことは考えても分からないので、臨機応変に対応してもらいたいと思います。
さて、現在の高校3年生は随分と色々なことに振り回されてきた学年だったように思います。
当初の予定では、共通テストは国語と数学に記述問題を導入する案があったり、英語は民間試験を利用する案があったりしましたが、全て流れました。
また、新型コロナウィルスの流行で受験期に長期間の休校を余儀なくされました。
そして現在、猛烈な寒波と緊急事態宣言の再発例の中、試験が行われます。
どうして自分の受験の年にこのようなことが起こるのかという気持ちになる人もいるかもしれませんが、同じ年に受験をする人の条件は皆同じです。
これからの人生で、どうしてこんなことが自分の身に起こるのか思うことは度々あるでしょう。
そういう時に不満の数を数えている人よりも、このような状況下でも大学受験が行えるのはありがたいという気持ちで本番を迎える人の方が力を発揮できるように思います。
受験の直前期に大切なのは実力を上げることよりも、実力を維持すること、体と心を本番で力が発揮できる状態にすることです。
あと1週間、ベストな状態で本番が迎えられるように過ごして下さい。
1月10日 結果よりも大切なもの
昨年の12月に途中入塾してきた生徒がいます。
「正直、数学は苦手です」と宣言して入ってきただけあって、現時点では知らないことや出来ないことが多いのですが、勉強に取り組む姿勢がとても前向きです。
こちらが身につけてきて欲しいということは必死でやって来てくれますし、分からない問題にも何とか食らいつこうという気持ちを感じます。
塾を始めた頃は難しい内容を取り扱うことが数学を指導するときの喜びだと思っていましたが、現在は内容の難易に関わらずこうした生徒の指導をすることが喜びだと感じるようになりました。
高校生が勉強をする一番の目的は大学受験で合格をすることだと思いますが、その過程を実際に見ていると、それ以上に大切なものがあると実感します。
1月11日 結果を出すために
昨日は結果よりも大切なものがあると書きましたが、どうすれば良い結果が出るのかを考えて行動することは大切です。
数学の試験で良い結果を出すために、まず身につけないといけないことは計算力です。
数学が苦手だという生徒や点数が伸びないと言っている生徒のほとんどが正確に計算が出来ないという特徴があります。
数学の計算が正確に出来ないのに問題を解こうとすることは、英単語を覚えずに英語の長文を読もうとしているようなものです。
どの教科においても絶対に身につけないといけないものがあるのですが、多くの生徒がその部分を軽視していたり、面倒臭くて練習が不十分になっています。
当塾では、そうした不足しがちなところを授業中に練習させます。
また、それに加えて間違いが少なく効率の良い、入試で使える実戦的な計算の仕方を伝えるようにしています。
ただ、実際にこのように計算した方が効率が良く間違えにくいと伝えても、直ぐにその通り実行出来る生徒はあまりおらず、ほとんどの生徒は自己流のやり方を続けます。
そういうことが分かっているので、基礎的な内容は何度も地道に教えるしかないと思っています。
大学入試本番では、派手なテクニックよりも完璧に仕上げた基礎が役に立ちます。
そうしたことを理解して普段から練習に取り組んでもらいたいと思います。
1月13日 共通テスト前、最後の授業
高校3年生は今日が共通テスト前の最後の授業でした。
本番前にどこまで仕上げられるかは個人によって差がありますが、今日の様子を見ていると各自出来る限りのことはやってきたと感じました。
共通テストを受ける受験生は多くいますが、受験者全員が共通テストを使って大学受験をするわけではありません。
もし点数が取れて使えたら使うという気持ちの人もいますし、学校で受けろと言われたから受けるという人もいます。
人それぞれで状況は違うので、そういう人達がダメだというわけではありません。
しかし、国公立大学に合格するために勝負に行くという気持ちで試験に向かう人は、結果に関わらず、その経験が何よりも得難いものになると思います。
そういう状況になるまで頑張ってこられたことは、とても幸せなことだと思います。
当塾では優秀な生徒を選抜して集めているわけでは無く、様々な状況の生徒と色々な関わり方をしています。
だからこそ、試験に向かう生徒を見送るのは一人一人感慨深いものがあります。
無事に試験を受けて、無事に帰って来てくれることを祈っています。
1月14日 出来ない約束はしない
先日、4才の息子と話をしていたときのことです。
子「買ってほしいおもちゃがあるんだけど」
私「何でもないときにおもちゃなんて買えないよ」
子「今度病院に行って注射をするから、それを頑張ったら買ってほしいんだけど」
私「じゃあ、注射をして泣かなかったら買ってあげよう」
子「今まで注射をしたときは全部泣いてるから、それは無理だと思う」
私「おもちゃを買うために頑張って泣くのを我慢すれば良いんじゃないの」
子「絶対に泣くと思うから、注射を頑張ったら買ってほしい」
頑なに自分の出来なさそうなことは約束しない息子を見て、なかなかやるなと思いました。
私自身も子供と接するときには守れない約束はしませんし、約束したことは絶対に実行するようにしています。
子供だからといって、その場をごまかすために適当なことを言って守れないと信用を失うと思っているからです。
これは塾の運営でも同じで、このHPでも出来ないことは書いていません。
当塾は「成績が上がる」「志望校に合格する」「勉強のやる気が出る」ということは約束出来ません。
「大学入試までを逆算して間に合うように指導する」「生徒の状況にあった教材を用意する」「個別指導を無料で行う」ということは約束出来ます。
これからも、出来ることを発信していきたいと思います。
1月16日 共通テスト1日目
今日、明日と共通テストが実施されます。
試験を受けるのは生徒なので、試験中に本人以外が出来ることはありません。
周りが出来ることは、試験に向けて本人が力を発揮しやすいようにしてあげることだけです。
共通テストが終われば、私立大学の一般入試、国公立大学の2次試験があるので、塾としては次の試験に向けてサポートをしていくことになります。
塾の指導者が生徒のために出来ることは勉強のサポートなど、ほんの少しのことしかありませんが、出来る限りのことをしていきたいと思っています。
まずは、明日の試験が無事に終わることを祈っています。
1月18日 まだ何も終わってません
共通テストが終わりました。
何だかやり切った感があるかもしれませんが、まだ受験は終わっていません。
毎年言うのですが
1. 共通テストが終わったとき
2. 前期試験が終わったとき
3. 卒業式が終わったとき
は要注意です。
この区切りで、気持ちが切れてしまう人が少なからずいます。
大学受験が終わるのは
1. 合格して進学する大学が確定したとき
2. 受験予定の試験を全て終えたとき
のいずれかです。
特に国公立大学の後期試験は、気持ちが切れて勉強をせずに受験しに行く人や、試験を受けに行かない人もいます。
大学入試は学力だけでは無く、精神的なタフさによって最終結果が変わります。
共通テストの結果が良かった人も悪かった人も、それは途中結果です。
ここからが大学入試の勝負所なので、最終結果が出るまで気持ちを切らずに頑張りましょう。
1月19日 進路指導
当塾では、共通テスト後に進路指導を行います。
細かい内容は進路指導のページを見ていただきたいのですが、非常に分量が多くなりますので過去の日記から、ざっくりとした話を載せておきます。
以下、抜粋と要約です。
ほとんどの国公立大学は共通テストと2次試験の得点を合わせて合否判定を行います。
共通テストの点数は既に確定しているので、その点数を基に過去の合格者の点数を調べて、2次試験で何点取れば合格出来るかを算出します。
合格に必要な点数の予測はギリギリの値ではなく、少し余裕を持って合格出来る点数です。
予測ですから100%の精度があるわけではありませんが、後で確認するとそれなりの精度があることが分かっています。(詳しくは予測の精度をご覧ください。)
各予備校が出している「ABCDE」というデータの中にはD判定でも合格する可能性が高い場合や、B判定でも合格はかなり難しいという場合もあります。
当塾では「ABCDE」という曖昧な記号ではなく、明確な数値を用いて進路指導を行います。
〜〜ここまで〜〜
というわけで、これから受験生のために資料作りをする日々が始まるので、日記の更新は不定期になると思います。
1月21日 中等教育学校生で入塾をお考えの方へ
中等教育学校に通っている生徒を対象としたお知らせです。
最近、中等教育学校に通われている方からお問い合わせが何件かありましたので
中等教育学校生で入塾をお考えの方へ
をTOPページに載せておきます。
中等教育学校の新中学3年生を対象とした高校数学の指導は3月後半からになります。
ただし、中学内容に不安があるという場合は、2月から3月後半にかけて総復習という形で指導をしますので、ご相談ください。
また、中等教育学校は公立高校とカリキュラムが大きく異なるので、途中入塾をするときの対応などを書いています。
中等教育学校に通われている方で入塾をお考えの方はご一読ください。
1月23日 現在、高校1・2年生で入塾をお考えの方へ
先日の中等教育学校の方とは別に、公立高校の生徒に向けて
現在、高校1・2年生で入塾をお考えの方へ
をTOPページに載せておきます。
毎年3月に途中入塾のお問い合わせをいただくことが多いのですが、出来るだけ早くご連絡をいただきたいと思っています。
例年、数学が苦手で今くらいの時期に入塾する高校2年生がいますが、授業時間外に個別指導を多く入れても受験に間に合うかどうかギリギリという感じです。
何より負担が大きくなるので、他教科への影響も少なからず出ます。
現在高校1年生の生徒は、現在は数学が苦手でも、今から頑張ればある程度余裕を持って高校3年生が迎えられるかもしれません。
数学を勉強するのに手助けが必要だという方は、上記ページをお読みいただき、ご検討ください。
1月26日 2月の予定表
2月の予定をTOPページにアップしました。
松山市の高校、中高一貫校の学年末考査は学校によって実施される時期が異なるので、2月中旬から3月初旬にかけて常にどこかの学校が考査を行っているという状態になります。
当塾は学校毎に生徒を分けていないので影響を受けますが、分かっていたことなので12月後半から授業を進めることを優先していました。
内容の定着が出来ていない生徒もいるでしょうから、2月は復習も行いながら授業内容を調整していこうと思います。
高校3年生の2月の指導は、2次試験で数学を使用する生徒に対して以下のように行います。
受験する大学が決まれば各大学に対応した教材を個別に作成して問題、解答をセットで配布します。
教材は各大学の過去の傾向を調べて過去問題を用いずに作成します。こうすることで、過去問題は赤本などを用いて解き、それ以外にも傾向に沿った演習を多く行うことが出来ます。
問題を解いたら解答を見て、論理的な答案が書けているかをまずは自分で確認します。
自分で出来ていると思っていても実際には出来ていない場合もあるので、授業がある日に答案を提出して、次の授業までに確認をして返却します。
自分の解き方が解答と異なる場合や、解答を読んでも理解ができない場合など質問があれば解説をします。
授業時間内に質問をしても良いですが、時間がかかりそうな場合は授業時間外に個別対応します。
質問は各大学の過去問題や塾で配布した教材以外でも構いません。
高校3年生は大学入試のために当塾を最大限利用してもらいたいと思います。
1月29日 新高校1年生の募集
少し時期は早いですが、TOPページに
新高校1年生で入塾をお考えの方へ
を掲載しました。
毎年、内容を改訂して文章を付け加えているので、かなりの長文になっています。
お時間のあるときに、何度かに分けて読んでいただければと思います。
また、近年1、2年分で構わないので日記を読んでいただけると、年間の流れやどのような考えで塾を運営しているのかが分かっていただけると思います。
1月31日 上達した結果
大学毎にルールは多少異なりますが、国公立大学の出願締め切りは2月5日になります。
当塾の高校3年生は1月中に出願する大学が決まり、後は勉強をするだけという状況になりました。
これからは指導をするのと並行して受験する大学毎の教材を作るので、大変な日々が始まります。
今年の高校3年生の人数は例年よりも少ないのですが、今までで一番忙しいと感じています。
それは塾を初めて7年が過ぎ、大学受験に関しての知識が増え、教材作成の技術も上がり、出来ることが増えたからだと思っています。
恥ずかしながら、初めから指導方法が全て確立出来ていたわけではないので、毎年一番良いと思うことを試していて、塾を始めた頃と現在では指導の仕方がかなり異なっています。
現在も、今出来ることは全力でやっていますが、それが完璧であるとは思っていないので、良い結果が出ている部分は残しながら工夫をしていきたいと思っています。
後は、一人で出来ることには限界があるので、効率を上げる方法も考えていきたいと思っています(そう言いながら1年間が過ぎる気がします)。